この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」は、愛知・岐阜方面から下呂温泉に向かう旅人の「前泊地」に最適。
道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉【目次】
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」のロケーション
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」は、下呂温泉の中心街から国道41号を美濃加茂方面に約26キロ・30分ほど南下し、県道86号に分岐したすぐのところに昔からある静かな道の駅で、車中泊の穴場的な存在だ。
道中には、他にも「道の駅 みのかも」「道の駅 ロック・ガーデンひちそう」さらに「道の駅 美濃白川」の3つの道の駅があるが、「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」には温泉が併設しており、売店も20時まで営業しているので、岐阜・名古屋方面から下呂温泉を目指す旅人の「前泊地」としてお勧めしたい。
「道の駅 みのかも」にも入浴施設はあるが、下呂温泉まではまだ約68キロあり、朝から1時間15分ほど走る必要がある。
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」の施設
1997年に道の駅に登録された「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」は、「道の駅かれん」という名の宿泊施設が中心で、その中に食堂・売店・温泉がある。
利用者には実にややこしい話だが、この当時の道の駅には、ここように「もともとあった宿泊施設」に一部手を加え、「道の駅」として公認したところも少なくない。
重複するネーミングは変えて欲しいところだが、ホテルが運営している道の駅は、総じてマナーやサービスがしっかりしており、「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」も例外ではない。
駐車場はフラットで、車中泊に支障はない。また24時間トイレは、ちゃんとウォシュレットに改修されている。
これで可燃物のゴミ箱があれば云うことなしというところだろう。
土産品中心の売店は、ホテルそのもの（笑）。通路まで商品がはみ出したり、過剰ともいえる内容のPOPはなく、スッキリしていて買い回りやすい。
飛騨自慢と書かれた「鬼ころし」もしっかり置いてある。
ちなみに「鬼ころし」の名前の由来は、「鬼のように頑強な男でも酔い潰れてしまう」ほど純度の高い酒という意味。
全国の酒蔵で使われており、飛騨高山の専売特許というわけではない。
さて。物販で着目すべきは、こちらの「朝取横丁」だ。
「朝採れ」じゃないところが、いかにも古めかしいのだが、ここの木工売り場には驚くほど安い商品が多い。
これは筆者が買ってきたローテーブル。
脚が着脱式になっているので、キャンプなどにも持参しやすい。これでお値段1200円は、かなり割安な気がした。
さらに驚くのは薪。ひと束なんと250円！ 近畿圏内の半額、関東圏なら1/3くらいでは？
藁にいたっては200円。カツオのタタキを作る時にはこれが欲しいのだが、都会ではまず手に入らない。
この道の駅が近かったら、絶対通うだろうな（笑）。
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」の車中泊好適度
道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉 オフィシャルサイト（道の駅かれん）
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」の温泉&周辺買い物施設
飛騨金山ぬくもりの里温泉
※道の駅の駅舎の中
おとな450円
☎0576-32-4855
7時から9時（朝風呂）
11時から20時
毎週木曜定休（祝日の場合、前々日の火曜日）
なお、道の駅の向かいにあった市営の日帰り温泉施設「湯ったり館」は、2021年4月以降「休館」中。
コンビニ
ヤマザキYショップまで約260メートル（徒歩圏内）。
スーパーマーケット
約2キロのところに「マツオカ」がある。
「道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉」のアクセスマップ
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック！
下呂温泉 車中泊旅行ガイド
