車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年10月現在の「獅子巌(獅子岩)」の駐車場と撮影ポイントに関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
獅子巌(獅子岩)には観光用の駐車場はないが、徒歩圏内に無料でクルマが停められる場所はある。
獅子巌(獅子岩)の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2016.11.04
2022.10.24
※「獅子巌(獅子岩)」での現地調査は2022年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年10月に更新しています。
熊野の獅子巌 駐車場&お勧めフォトスポット

プロローグ
~プロは怒ってます!~
検索エンジンからこのサイトに辿り着いた方は、これが獅子岩であることを既にご存知だと思うので、次の概要は飛ばすかナナメ読みでかまわないのだが、
とりあえず、三重県の不親切極まりない説明に対する怒りだけは、共有しよう。
まかりなりにも、このゴジラ君が「世界遺産」であるのなら、
●鬼ヶ城から常識的に歩いて行けるのか
●近くに展望所と駐車場はあるのか
●駐車場がないなら、クルマはどこに駐められるのか
くらいはのことには気を利かせて、ホームページに掲載しとけって!
あなた達は世界遺産を、下々の者に「見せてやってる」んじゃなく、お客様に「見に来ていただいているんです。
獅子巌(獅子岩)の概要
高さ約25メートル、周囲約210メートルの巨漢を誇る獅子岩は、自然が創ったにしては、リアルすぎるくらいゴジラによく似た三重県熊野市にある名勝で、その向こうに見える「鬼ヶ城」とともに、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に登録されている。
まず問題はそのタイトルだ。
正式な世界遺産への登録名は「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」だが、この「附」は「つけたし」と読む。
救いようのないほどセンスを持ち合わせていない学者先生か、役所のお偉いさんの命名だと思うが、「そう呼ぶからには、鬼ヶ城から歩いて行けるくらいのところにあるんだろうなぁ」と、旅行者が思うってことに気づけないのは虚しい。
そしてそれを悔い改めない体質は、もっと情けない(笑)。
調べてみると、「鬼ヶ城センター」から「獅子岩」までは、国道42号で約2.5キロ・歩いて約30分ほどかかり、海岸沿いを歩いて行けるのか確認したところ、途中で国道に出ないと難しいし、現地の人は歩かないという回答が返ってきた。
筆者は現地を知っているので「たぶんそうだろう」とは思ったが(笑)、初めてだと、こういうことからして分からない。
すなわち、結論は「歩かないほうがいい」ということだ。
そうなると、当然「獅子岩」の近くに駐車場はあるのか? ということになるのだが、公共系のホームページには、「駐車場なし」と冷たいヒトコトが書かれているだけだ。
じゃ~、どうすんねん!
と、イライラしだした人が、このページを見てくれている大半だと思うが、もう次の記事にジャンプしなくても、ここでスカッとジャパンにしてあげる(笑)。
それでも貴方は偉い。このような対応では、「ほな、行くのやーめた!獅子岩が見れなくても別にいいわ」となるのが普通。
これが民間の観光地だったら、「左遷もの」だと思うけどな。
ここから獅子岩までは約300メートル。
ただ同じ歩くなら、ビーチを通るのがお勧めだ。
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獅子巌(獅子岩)のフォトスポット
前述した駐車帯からビーチに出るとすぐに「獅子岩」が見えるので、ここでパシャッと1枚撮るのはいいが、よく見るとゴジラ君の顎が見えない。
そこで、顎が見えるところまでガンガン前進しよう。
このあたりまで近づくと、リアル度倍増。まさしくゴジラに見えてくる。
ただし、ここから鬼ヶ城までアングルに入れようとすると、また顎が隠れてしまう。
そこで少し戻ってこんなふうに撮ると、すべてをアングルに収められる。
ゴジラ君の大きさを際立たせたいなら、人を入れるといい。
一味違う写真を撮りたいインスタグラマーの、ヒントにでもなれば幸いだ(笑)。
獅子巌(獅子岩)前の展望所と駐車場について
最後は獅子岩の前にある展望所と駐車場についてだが、ここは私営の食事処「山茶郷」のお客様駐車場の一画にあるため、展望は自由だが、クルマを駐めるのは喫茶か食事が前提になる。
なので、ゆっくり見たければ店に入れればいいだけだが、収容台数は10台もないため、休日はほとんど満車のようだ。
というわけで、前述した無料の無料駐車場にクルマを駐めて、浜から展望台に上がり、写真を撮ったら今度は国道42号を歩いて、クルマまで引き返すのが賢明だろう。
なおクルマで行く時の留意点は、南から来ると最初に「出口」が現れ、そのあと「入口」が見えるが、駐車場の空き具合を確認する間もなく、通り過ぎてしまうこと。
そのため、店が見えたらダメ元で一度敷地に入ってしまうといい。右折なので後続車に迷惑がかかるが、やむを得ない。
敷地の中は一方通行なので、満車でも余裕を持って北方面に出られる。


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