道の駅 ぽかぽかランド美麻 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2022.12月更新

道の駅ぽかぽかランド美麻長野県の24時間ゴミ箱が使える道の駅

【2022年12月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の車中泊に関する記述です。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
スポンサード・リンク

「道の駅 ぽかぽかランド美麻(みあさ)」は、日帰り温泉が利用できるホテルを兼ねた施設

道の駅 ぽかぽかランド美麻

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」 DATA

道の駅ぽかぽかランド美麻
〒399-9101
長野県大町市美麻16784
☎0261-29-2030
営業時間(温泉)
10時~21時・不定休

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第16
登録日/2000年8月18日

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2010.07.18
2013.04.26
2015.04.28
2021.03.09
2021.05.15

※「道の駅 ぽかぽかランド美麻」での現地調査は2021年5月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年11月に更新しています。

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」【目次】

道の駅 ぽかぽかランド美麻

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の
ロケーション

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の施設

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の
車中泊好適度

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の
温泉&周辺買い物施設

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の
アクセスマップ

スポンサード・リンク

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」のロケーション

オリンピック道路

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」での車中泊を検討しているのは、長野市内から長野有料道路を利用して、白馬村あるいは黒部ダムのある大町市を目指している人が大半だと思う。

関東地方在住の車中泊旅行者なら周知の通り、長野県の道の駅は隣接している群馬・山梨県の道の駅に比べると、数は多いが規模が小さく、駐車場は傾斜していて可燃物のゴミ箱も置いておらず、車中泊に適していないところが少なくはない(笑)。

道の駅小川

道の駅おがわ

ゆえに出かける前の下調べが大事なのだが、上のマップに赤で示したオリンピック道路沿いにある、「道の駅 中条」と「道の駅 おがわ」も例外ではなく、「旅の宿」としての好適性はあまり感じられない。

道の駅白馬

道の駅白馬

いっぽう観光地にある「道の駅 白馬」は、車中泊には適しているが、人気が高いためハイシーズンの週末は夜間も満車になることが多い。

白馬オリンピックジャンプ台

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」は、八方尾根と白馬のオリンピックジャンプ台まではクルマで約15分、また逆に善光寺まで約40分と、ロケーションは悪くない。

そこまで分かると、温泉併設のこの道の駅が気になるのは当然だ(笑)。

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の施設

道の駅小川

「ぽかぽかランド美麻」は、1993年(平成5年)のオープン以来、多くの利用者に親しまれてきた温泉宿泊施設で、当初から道の駅としてより、むしろ日帰り温泉でスキー客に広く名を知られた存在だった。

一番の魅力は朝風呂で、当時は早朝5時から300円で温泉が利用できたこともあり、夜遅く到着する時にはありがたかった。

だが2014年11月に、県北部で最大震度6弱を記録した地震で被災し、温泉の配管設備が壊れて使用不能となり、休業に追い込まれてしまった。

しかしその後、市によって改修・増床工事が行われ、2016年8月にリニューアルオープンを果たしている。

さらに2019年には秋田県の玉川温泉で採取した「北投石の湯」を追加でオープンし、温泉の充実も図ってきた。

道の駅ぽかぽかランド美麻

もっとも被災前から、温泉以外は「道の駅」と呼ぶにはあまりに貧素な設備だったが、それは現在もほとんど変わらない。

売店とレストラン、さらに日帰り温泉客向けの休憩室はあるが、「ぽかぽかランド美麻」の館内は、やはりホテルのイメージが強い。

道の駅ぽかぽかランド美麻

さて。

問題は車中泊の好適度だが、この看板に書いてあるように、車中泊には「第2駐車場」を利用する必要がある。

道の駅ぽかぽかランド美麻

「第2駐車場」は広いのだが、車中泊をするにはちょっと気になる傾斜がある。

道の駅ぽかぽかランド美麻

長野では珍しく、24時間利用できる可燃物のゴミ箱が置いてあるのは嬉しいが、問題はトイレだ。

道の駅ぽかぽかランド美麻

中は、外観から予想できる通り(笑)。

駐車場の傾斜は、探せば緩い場所もありそうだが、トイレが気になる中高年は多い。

もっともホテルなので、館内のトイレはおそらくウィシュレットだと思うが、トイレが近い人にとって、深夜に使えないのはネックになる。

ちなみに「道の駅 白馬」の24時間トイレは、ウィシュレット付きだ。

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=△
駐車場のキャパシティー=普通車:90台
ゴミ箱の有無=○
ウォシュレットの有無=なし

旅行情報の充実度=△
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=△

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:自動販売機コーナーにあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上

ところで、車中泊の旅行中に発生するゴミは、「家庭ゴミ」にならないことをご存知だろうか?

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

バイクキャリア

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」の温泉&周辺買い物施設

ぽかぽかランド美麻
☎0261-29-2030
営業時間 :6:00〜8:00、10:00~21:00・第4木曜定休
料金:おとな600円(朝風呂は400円)

コンビニ
「セブンイレブン白馬神城店」まではクルマでおよそ10分

大きなスーパー
20分ほど離れたところに「西友大町店」がある。

「道の駅 ぽかぽかランド美麻」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
スポンサード・リンク

日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!

道の駅 車中泊好適度チェック

白馬 車中泊旅行ガイド

黒部ダム 車中泊旅行ガイド

車中泊で行く黒部ダム

昭和の歴史的建造物、「黒部ダム」の本質に迫る!【クルマ旅のプロが解説!】
クルマ旅のプロが、日本が世界に誇る黒部ダムの、誕生秘話から現在までを詳しくレポートしています。
「黒部の太陽」を見れば、アルペンルートがよくわかる。
黒部ダムに出かける前に見ておきたい、映画「黒部の太陽」に関する記述です。
黒部ダム行きの扇沢駅 マイカーアクセス&車中泊ガイド
黒部第4ダムへの乗換である「扇沢駅」へのマイカーアクセスと、その車中泊事情についての記載です。
タイトルとURLをコピーしました