車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年5月現在の「道の駅 那須高原友愛の森」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 那須高原友愛の森」は、塩原温泉郷と那須湯元温泉を1泊2日でまわりたい人にお勧めの道の駅。
道の駅 那須高原友愛の森 DATA
道の駅 那須高原友愛の森
〒325-0303
栃木県那須郡那須町大字高久乙593-8
☎0287-78-0233
営業時間
観光案内所:4月~9月/8時~18時・ 10月~3月/9時~17時30分 無休
直売所: 9時~16時 12月~2月の木曜日 年始
「道の駅 那須高原友愛の森」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第12回
登録日/1997年4月11日
「道の駅 那須高原友愛の森」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.23
2013.11.17
2017.10.15
2023.05.26
※「道の駅 那須高原友愛の森」での現地調査は2023年5月が最新となります。
道の駅 那須高原友愛の森 【目次】
「道の駅 那須高原友愛の森」の
最寄りの温泉&&周辺買い物施設
「道の駅 那須高原友愛の森」のロケーション
東北自動車道「那須インター」から約5分で到着できる「道の駅 那須高原友愛の森」は、県道17号(那須街道)に面した規模の大きな道の駅だ。
那須湯本温泉の「鹿の湯」まで約7キロ・10分、塩原温泉郷の「塩原もの語り館」までは約26キロ・30分と、2つの温泉地を週末1泊2日でまわりたい旅行者に適した立地にある。
「道の駅 那須高原友愛の森」の施設
まず「道の駅 那須高原友愛の森」の駐車場は、上のマップに記したAとBの2ヶ所に分かれているのだが、Aから見える景色とBから見た景色は、同じ道の駅とは思えないほど違う。
こちらがAから見える「道の駅 那須高原友愛の森」の姿。
右側に見える独特の形状をした「観光交流センター」が印象的で、たぶん車中泊旅行者の大半はこの景観を写真に収めているはずだ。
理由は簡単で、車中泊には静かで広くて24時間トイレにも近い、このAの駐車場のほうが適している。
ただし駅舎の近くには若干傾斜があり、森に近い奥まった場所のほうが平坦でいい。
24時間トイレの建物は、「観光交流センター」の隣にある。
もちろん中には、ウォシュレットが完備している。
また通路の中央には「ギャラリーストリート」が通っており、裏側の広い芝生広場と通じている。
この写真は、その「ギャラリーストリート」を通り抜けた、A駐車場の反対側から撮ったものだが、これを見れば「道の駅 那須高原友愛の森」の当初の意図は、こちらが”正面”であったことが伺える。
こちらが正面から見た景観。
実は「道の駅 那須高原友愛の森」は、1984年に旧広谷地中学校の跡地に、町の文化・スポーツの拠点として整備された施設で、1997年に道の駅に登録されて以降、2005年4月にふれあいの郷直売所、2006年4月に観光交流センター・アグリ情報館がオープンするなどの整備が進められてきた経緯を持つ。
ただいずれも老朽化が目立ってきており、2023年度以降に、直売所・物産センター・レストラン等の建替えを含む、大掛かりなリニューアルが計画されているようだ。
ちなみにこちらはマップBの駐車場。路面的には悪くないが、幹線道路に近いため、静寂性には劣るだろう。
なお「道の駅 那須高原友愛の森」では、禁止事項が分かりやすくイラストで示されている。中身には一部おかしな文言もあるが(笑)、これは他の道の駅にも参考にしていただきたいアイデアだと思った。
さて。
ここからは2023年5月時点の「道の駅 那須高原友愛の森」の施設紹介になるが、近い将来にはに”過去の記録”になる予定なので、いつまで参考になるかは分からない。
現在の「道の駅 那須高原友愛の森」の施設で、大人にとってもっとも見応えがあるといえそうなのは、こちらの「工芸館」だ。
1986年にオープンした「工芸館」は、地場産業振興の一環として、ここが道の駅に登録される以前からある施設で、地元の工芸作家がハンドメイドした那須の伝統的工芸品を筆頭に、地場産品と観光みやげの雑貨類を展示、販売している。
一画には制作実演コーナーがあって、工芸作業の見学ができるほか、自分で作ってみたいという方には体験教室も用意されているとのこと。
ここは、この雰囲気のままで残してもらいたい施設だと思った。
「道の駅 那須高原友愛の森」の正面側で、一番目立っているのは食事施設の「なすとらん」だが、この立派な館を11時から14時30分(土日祝は15時まで)のランチタイムにしか使えていないのはもったいない。
メニューはさして悪くなさそうに思えたが、オシャレなレストランとカフェが居並ぶ那須高原で、この規模を維持していくのは並大抵のことではないのだろう。
ゆえにここは新しい道の駅を見習い、リニューアル後は「フードコート」スタイルにしてインショップを募り、リスクを分散したほうがいいと思う。
もっとも…筆者の声に耳を貸すことなどないと思うが(笑)、新進気鋭の飲食店なら、この立地を活かして成功を収めるところはありそうだ。
続いては、周辺情報が充実している「観光交流センター」について。
中にはインフォメーションカウンタがあり、4月から9月は朝8時から、その他の月は9時から営業しており、レジャー施設の前売券や、道の駅の切符もこちらで買える。
こちらは、”ふるさと納税の自動販売機”。これでホントに売れるのか!?(笑)。
最後は採れたての野菜と季節の花や苗木を販売している「ふれあいの郷直売所」だが、9時から16時までの営業なので、夕方行くとほとんど残っていなかった。
土産品や弁当・惣菜類の品揃えも少ないので、ここはリニューアルに期待をしたい。
「道の駅 那須高原友愛の森」の車中泊好適度
「道の駅 那須高原友愛の森」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外のトイレ前にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
24時間トイレの前に、小さいながらも可燃物用のゴミ箱を用意してくれている。
ただ老婆心ながら、これでは猫やカラスに散らかしてもいいよと云っているようなもの。他を見習って掃除のおばちゃんの手間を軽くしてあげたほうがいい(笑)。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 那須高原友愛の森」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
源泉 那須山
☎0287-62-4126
平日(10時~ 16時)890円(16時以降)690円
土日祝1,040円(840円)/
10時~ 22時(受付最終21時30分)・不定休
コンビニ
約2キロのところにセブン・イレブンがある。
スーパーマーケット
「ダイユー」まで約500メートル。
「道の駅 那須高原友愛の森」のアクセスマップ
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