25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 草津運動茶屋公園」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 草津運動茶屋公園」では、休日前は「夜間も満車」が当たり前。ここは草津温泉のことをよく知らないビギナーにお譲りを。

道の駅 草津運動茶屋公園 DATA
ハイシーズンの週末と、連休の車中泊は勧めない。
「道の駅 草津運動茶屋公園」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 草津運動茶屋公園」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.26
2010.07.18
2012.08.16
2013.11.22
2018.10.25
2020.08.11
2022.06.26
2025.10.03
「道の駅 草津運動茶屋公園」での現地調査は2025年10月が最新です。
道の駅 草津運動茶屋公園【目次】

「道の駅 草津運動茶屋公園」のロケーション

「草津運動茶屋公園」なんてビミョーな名前をつけるものだから、『草津温泉からは離れたところにあるのかな?』と思うかもしれないが、

「道の駅 草津運動茶屋公園」は、紛れもなく全国各地から多くの温泉客が訪れる群馬県の「草津温泉」街の近くにあり、1998年のオープン以来20年を経た今でも、車中泊の旅人に愛され続けている。

ただし有名な湯畑までは約1.3キロ。歩いて往復するのは「ひと仕事」だ。

そのため「草津温泉」にはリピートしても、ここへ「車中泊」でリピートする人は少ないと思う。
「道の駅 草津運動茶屋公園」の施設

筆者は2009年以来この道の駅を度々見てきたが、相変わらず週末はもちろん、平日でも季節の良い時期は、夜間も満車になる。
その大きな理由のひとつは、駐車場の約半分が夜間閉鎖になるからだ。

国土交通省の紹介サイトには、「道の駅 草津運動茶屋公園」の小型車用駐車場は99台収容と記されているが、上のマップの赤の囲み部分は夜間閉鎖される。

そのため事実上車中泊ができるのは、マップ上部の駅舎側27台、下の「ベルツ記念館」側19台の合わせて46台しかない。
だが、そのことを知らない車中泊の旅人が、今も次から次へとやってくる。

ゆえにこういう光景が、ハイシーズンには繰り返され続けている(笑)。
この写真は2012年に撮影したものだが、近年行かれた車中泊の旅人のブログを見ても、状況はあまり変わらないらしい…
満車なら他に行く気がある人は、「ノープラン」とか「ぶらり旅」もけっこうだと思うが、夜遅く到着し、空きがなくて無理やり路肩に泊まるような羽目になるくらいなら、特に人気の観光地に近い道の駅については、予習していくことを覚えたほうがいい。
もっとも…
そう思っている人は、このサイトを見てくれていて、そう思わない人ほどネットの情報には目もくれない(笑)。
とどのつまり、こういう状況がなくなる日は、たぶん来ないのだろう。
いっぽうこれも、車中泊の旅人に人気のある道の駅には共通していることだが、「道の駅 草津運動茶屋公園」も「車中泊客のマナーの悪さ」に苦しめられてきた経緯を持つ。

夜間閉鎖の引き金となったのは、この「ベルツ記念館」側にある奥の駐車場だ。
聞くところによると、ここで夜間遅くまで騒いだ人がいたことで、周囲の旅館から苦情が出たらしい。
当初は右の掲示板に、「この駐車場は騒音等の問題から夜間駐車は禁止となっております」と追記されていたのだが、予想通りそれでは効果がなかったのだろう。

その後すぐに第2・第3駐車場には、17時を過ぎると入場そのものができなくなった。
それ以降は、状況に変化は見られない。
道の駅が満車の場合は…

かつて草津温泉では、「西の河原露天風呂」および「草津国際スキー場」の利用者向けに、収容可能台数300台と草津温泉屈指のキャパを誇る「天狗山第一駐車場」を24時間無料開放(冬季有料)していた。
しかも以前はトイレが遠かったが、現在は駐車場内に新設され、格段に便利になっている。
草津温泉は当時からここでの車中泊がOKとは明言していなかったが、夜半にやってくるスキーヤーや、「道の駅 草津運動茶屋公園」からあぶれた旅人の「受け皿」を兼ねていたのは明らかだった。
2022年6月更新
その頼りにしてきた「天狗山第一駐車場」が、「西の河原公園駐車場」に改称され、とうとう入口にこんな看板が設置された。

こうなるとあとは、約7キロ離れた無料の「仙之入ポケットパーク(さわやか街道駐車場)」、または約9キロ離れたRV併設の「道の駅 六合」に行くか、有料の「湯畑観光駐車場」しか選択肢はない。
最寄りの「湯畑観光駐車場」には「宿泊料金」が設定されているが、受付は20時で終了するので、車中泊に行くならそれまでに行く必要がある。
さて、本論に進もう。

一部を夜間閉鎖しているとはいえ、24時間トイレがある駐車場は、他の道の駅と同じように終日開放している。
注目すべきは、そこにある注意書きだ。

内容は以下の通り。
●一時的な休憩、案内所の利用、買物、お手洗いの使用以外、長期停泊、長期駐車はご遠慮ください。
●長時間のアイドリング、空吹かし、花火、直火、火気器具の使用、夜間の大声や騒音、建物からの電気の引き込み、白線外駐車、テント、タープ、テーブル等クルマの駐車以外の使用は禁止させていただきます。
大事なことは『このルールさえ守れば、車中泊をしてもかまわない』ということ。
常識人には当たり前の内容ばかりなので、特に不自由を強いられることはないし、国交省の言いなりで意味の分からない「宿泊目的の利用はご遠慮ください」よりもずっと明快でいい(笑)。

なお車中泊ができる2つの駐車場についてだが、写真は駅舎側の第一駐車場で、厳密に云うと手前から奥にかけて緩やかに傾斜している。
ただ車中泊に支障があるほどではなく、筆者も気にはならなかった。

24時間トイレは、「情報コーナー」と「ロマンチックショップ」の間にある。

中はちゃんとウォシュレットに改修されていた。

かつて「道の駅 草津運動茶屋公園」には観光案内所があったのだが、新しい観光案内所がバスターミナルにできたため、現在はその表示が外され「情報コーナー」になっている。

しかしここでは、道の駅のスタッフが業務を引き続き代行しており、建物の中はほとんど以前と変わらない。また奥の一画には休憩用のスペースもある。

また本格的な休憩スペースは、「特産品ショップ」の隣に用意されている。

ここから続く「草津運動茶屋公園・高山植物園」では、6月下旬に高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」の花が見られる。
コマクサは低地ではほとんど見られないが、「道の駅 草津運動茶屋公園」の標高は1231メートルで、道の駅の中では「道の駅美ヶ原高原」に次いで2番目だ。
ということは夏でも涼しい(笑)。

こちらはお土産品を扱う「ロマンチックショップ」の店内。

お菓子だけでなく、お酒の品揃えも立派。

超辛口で知られる、群馬の地酒「谷川岳」もしっかり揃えてあった。

こちらが「特産品ショップ」。

花豆を使用したオリジナルロールケーキ、純度100%国産天然はちみつなどのほかに、少しだが野菜も置いてあった。

また群馬名物のひもかわうどんや、当店オリジナルのくま笹うどんといった軽食も、ここで食べられる。
なお「道の駅 草津運動茶屋公園」には、本格的な食堂・レストランはない。
2025.10月更新

「特産品ショップ」は2025年3月に、森のお食事処「しゃくなげ」にリニューアルされている。正直なところ、物販は中身が重なっていたので、現在のほうがずっといい。
「しゃくなげ」では、お馴染みのひもかわうどんの他に、ソースカツ丼や地元産の舞茸を使った天ぷら、さらに「草津温泉餃子」などが食べられるとのこと。
営業時間は9時~16時(ラストオーダー:15時30分)
~更新ここまで~

さて。
「道の駅 草津運動茶屋公園」は、24時間トイレがある「駅舎側」と「ベルツ記念館」側が、国道292号をまたぐ陸橋で結ばれており、車道を横断せずに行き来ができる。

「ベルツ記念館」の右側に見えているのが第二駐車場で、ここでも車中泊が可能だ。

こちらも路面はフラットで、トイレが遠いことを除けば車中泊に支障はない。

ちなみにベルツ博士<Dr.Erwin von Baelz(1849-1913)>は、明治9年に政府の招きで来日し、29年間東京大学で教鞭をとるかたわらで、皇室の侍医を務めた人物。
長きにわたり日本の医学発展に尽力した博士の功績は大きく、「日本近代医学の父」称えられている。
明治11年に草津を訪れた同氏は、草津温泉を世界第一級の温泉保養地と世界に紹介しており、入場無料の「ベルツ記念館」では、博士の軌跡や草津温泉との関係を物語る資料を展示している。

なお館内の売店は、草津温泉でしか買えないオリジナル化粧品「華ゆら」や、草津温泉観光大使の「ゆもみちゃん」グッズなど、雑貨がメインの「ミュージアムショップ」になっている。

筆者には、昔のほうが良かったな(笑)。
「道の駅 草津運動茶屋公園」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内にあり営業時間中に時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上。

可燃物用のゴミ箱は店の前にあるが、夜間は店内に収納されるため使えない。
なお「道の駅 草津運動茶屋公園」では、夜間はペットボトルと缶も捨てられない。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 草津運動茶屋公園」 最寄りの温泉&周辺買い物施設

距離で云えば「御座之湯」のほうが近いが、駐車場がない。
クルマで行くことを想定すると、無料駐車場があるココがお勧めになるだろう。
大滝乃湯
☎0279-88-2600
入浴時間: 9時~21時(受付最終20時)
定休日: 不定休(12月に休館日あり)
料金: 大人1200円
無料駐車場あり(100台)

スーパーマーケットの「もくべえ」までは約800メートル。ただし坂道なので歩くのは厳しい。また「もくべえ」の近くにはセブンイレブンもある。
「道の駅 草津運動茶屋公園」のアクセスマップ
草津温泉 車中泊旅行ガイド



























