【2022年10月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 うみんぴあ大飯」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
温浴施設と隣接している「道の駅 うみんぴあ大飯」は、「みなとオアシス」を兼ねた広大な敷地の中にある、こじんまりとした道の駅
道の駅 うみんぴあ大飯 DATA
道の駅 うみんぴあ大飯
〒919-2107
福井県大飯郡おおい町成海1-1-2
☎0770-77-4600
営業時間
9時~18時
第1・第3月曜定休
「道の駅 うみんぴあ大飯」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第38回
登録日/2012年9月14日
2007年4月にオープンした「うみんぴあ大飯マリーナ」を、2012年4月にみなとオアシスに、同年9月に道の駅に登録。
「道の駅 うみんぴあ大飯」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2016.03.22
2020.04.02
※「道の駅 うみんぴあ大飯」での現地調査は2020年3月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 うみんぴあ大飯【目次】
「道の駅 うみんぴあ大飯」のロケーション
「道の駅 うみんぴあ大飯」は、小浜湾に沿って走る国道27号から、少し海辺に造成されたレジャー施設の中にある。
海のきれいな福井県の日本海沿岸は、関西では昔から有名な「海水浴場銀座」だが、京阪神からのアクセスに恵まれた小浜は、とりわけ人気が高いエリアになる。
近くには2001年に開業した、人工温泉の温浴施設を併設する「道の駅 シーサイド高浜」があるが、2007年にそこからわずか3.6キロ・クルマで5分ほどのところに「うみんぴあ大飯」が作られ、2012年に道の駅に登録された。
もっとも… 若者やファミリーは別として
中高年で海水浴シーズンに、道の駅で車中泊をする人はほとんどいまい(笑)。
つまり、もう少し東にある「道の駅 若狭おばま」を含めたこの3つの道の駅は、「若狭路」を旅する際の「旅の駅」として、その適性を比較吟味されることになる。
そうなると、普通は入浴施設のない「道の駅 若狭おばま」が脱落するのは、致し方のない話だろう。
また新しさと規模の大きさを加味すると、消去法的に「道の駅 うみんぴあ大飯」が、そのトップに浮かび上がる。
ただ「うみんぴあ大飯」は、行けば誰もが「違和感」を感じるほどのスケールだ。
前述した通り、「道の駅 うみんぴあ大飯」は我々が慣れ親しんでいる単独の道の駅ではなく、2007年にオープンした「うみんぴあ大飯マリーナ」を皮切りに、複合レジャー空間として開発され続けた造成地に、2012年9月に付け足されている。
そして、普通じゃあり得ない広大な「箱物」を可能にしたのが、この「大飯発電所」で、冠を隠しているが、その正体は関西電力の「原子力発電所」だ。
福井県は全国でもっとも多くの原発を抱えており、「原子力のおかげで経済が成り立っている」とまことしやかに囁かれるが、こういうものを見る限り「なるほど~」と思わざるを得ない。
「原子力発電所」の功罪を、今さらここで語るつもりはないが、震災が起これば「不要論」が、逆に災害や戦争等で電力不足が深刻化すれば「必要論」に針が振れる、国会の審議には呆れるしかない(笑)。
しかしいっぽうで、原発の副産物としてこの世に誕生してしまったこういう施設を、地元住民とともに有効活用できるのが、車中泊クルマ旅のいいところであることは疑う余地のない真実だ。
そんなわけで難しく考えるよりは、遠慮なくどんどん使わせていただくほうが丸く収まる(笑)。
「道の駅 うみんぴあ大飯」の施設
さて、ここからは本論に進もう。
道の駅のなりそめは怪しいが、実態は驚くほど車中泊に好適だ(笑)。
こちらが航空写真にAと記した、道の駅の前の駐車場。
フラットで特に車中泊には支障を感じないが、ここで泊まるなら24時間トイレに近い道の駅の右サイドがいいだろう。
もちろんトイレにはウォシュレットが完備している。
ただ、車中泊はこのウナギの寝床のような駐車場にこだわる必要はない。
航空写真のBにあたる成海緑地にも、トイレ付きの広大な駐車場がある。
こちらがトイレ。
ただし24時間使えるのかと、ウォシュレットがあるかまでは確認できていない。
「道の駅 うみんぴあ大飯」は、ドアが開くと観光案内所のようなカウンターが出迎えてくれる。
奥は売店になっていて、なんとその場で食べられる「お刺身」も売っていた。
売店の反対サイドは、使いやすくて明るい雰囲気の休憩スペースとフードコートになっている。
「道の駅 うみんぴあ大飯」の車中泊好適度
「道の駅 うみんぴあ大飯」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外に設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 うみんぴあ大飯」の最寄りの温泉&周辺買物施設
シーサイドスパおおいの湯
「うみんぴあ大飯」のエリア内にある、ホテルうみんぴあに隣接
大人 800円
11時~21時(最終受付 20時30分)
月曜定休 ※その他に年2回のメンテナンス休館日あり
なお約3キロ・クルマで5分ほどのところには、リーズナブルな天然温泉「あみーシャン大飯」もある。
あみーシャン大飯
大人300円
☎0770-77-3410
11時~21時30分
火曜定休
コンビニ
約350メートルのところにファミリーマートがある。
スーパーマーケット
同じ造成地区の入口に「サニーマート」がある。
「道の駅 うみんぴあ大飯」のアクセスマップ
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若狭 車中泊旅行ガイド