【2022年10月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 若狭おばま」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 若狭おばま」は、京都へ続く鯖街道の起点に近い、若狭の伝統食が味わえる道の駅
道の駅 若狭おばま DATA
道の駅 若狭おばま
〒917-0024
福井県小浜市和久里24-45-2
☎0770-56-3000
営業時間
9時~18時 ※季節により変動
年中無休(年末年始を除く)
「道の駅 若狭おばま」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第40回
登録日/2013年10月11日
開駅日/2014年11月15日
「道の駅 若狭おばま」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.10.06
2016.03.22
2019.07.06
2019.09.01
2020.04.02
※「道の駅 若狭おばま」での現地調査は2020年4月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 若狭おばま【目次】
「道の駅 若狭おばま」のロケーション
まずは「道の駅 若狭おばま」のロケーションを確認しよう。
なぜなら、クルマ旅では「道の駅の良し悪し」以上に、その町に泊まる理由が優先される。
つまり小浜で車中泊をする意味が見つからなければ、立ち寄りもせずにスルーしていく旅人は、筆者だけではないと思う。
そこがスタンプラリーや食べ歩きが目的で、「道の駅めぐり」をしている人との一番の違いだ。
「その町に泊まる理由」というのは、クルマ旅の根幹に根ざす話だが、それに車中泊を絡めた、リアルな情報を伝えてくれるサイトに出会うことは滅多にない。
そもそもそんな話ができるようになるには、10年やそこらは本気でクルマ旅をやらないと難しいし、そういうキャリアを持つ旅人は、きちんとしたホームページを作るノウハウも、気持ちも必要性も持ち合わせていない。
だって、遊びなんだもん!(笑)
ちなみにフェイスブックに残したとしても、当日が過ぎれば本人ですら、その記事を2度と見つけることは難しい。
SNSへの投稿を「つぶやき」と呼ぶが、本当にうまく例えたものだ(爆)。
さて。
小浜の町は、丹後半島から越前海岸に向けて、日本海沿いに旅をする際の宿泊地にしようとすると、観光とのタイミングが合わせにくい。
ゆえにおそらく多くの旅人は、温浴施設が隣接する「道の駅 うみんぴあ大飯」か、「道の駅 越前」で日程の区切りをつけると思うし、経験上筆者もそれを勧める。
「旅の宿」の対象にならないとすると、「道の駅 若狭おばま」はあえて小浜で泊まる人が利用する道の駅ということになるわけだが、そのキーワードは「三方五湖」と「鯖街道」になるのだろう。
その「三方五湖」と「鯖街道」については、以下の記事で詳しく触れている。
なお、小浜漁港の近くにある「若狭小浜お魚センター」に行けば、小浜名物の鯖を一本焼きにした「浜焼きさば」や、近海で水揚げされた鮮魚と干物が手に入る。
しかもそれを小浜漁港で焼いて食べることも可能だし、道具があれば釣りもできる。
この記事を見たら、人によっては車中泊する場所が変わるかもしれない(笑)。
「道の駅 若狭おばま」の施設
「道の駅 若狭おばま」の駐車場はフラットだが、舞鶴若狭自動車道の「小浜インター」に直結している県道24号に面しているため、夜間も通行量が多く、トラックの車中泊も少なくない。
もしここで車中泊をするなら、写真のスペースが比較的静かでお勧めだ。
24時間トイレは写真の休憩所の入口右手にあり、ウォシュレットが完備している。
休憩室には普段はスタッフが常駐しているが、取材した2020年4月は「新型コロナ」の影響で観光案内を中止していた。
筆者はここの取材中に「半沢直樹」の放送延期を知って、ガックリ(笑)。今思えば懐かしくもある話だが、もうコロナ禍は二度とゴメンだ。
「道の駅 若狭おばま」の売店と食堂がある駅舎。
さすがはご当地だけあって、店内には「鯖」の加工品がズラリと並ぶ。
2018年に放送された「名医とつながる! たけしの家庭の医学」によってブームに火がつき、都会のスーパーで品切れが続出したことから話題になった「サバ缶」も、ここには山盛りてんこ盛り。
ただしバカ売れしたサバ缶は、1個100円で買えた代物だ(笑)。
こちらはソウルフードの「鯖のへしこ」。
鯖のへしこ
鯖を塩漬けにし、さらに糠に漬けこんだ、若狭地方および丹後半島の郷土料理で、冬の保存食として昔から重宝されてきた。
お茶漬けにして食べるのがポピュラーだが、都会人は糠をよく落とし、少し水で洗って「塩抜き」をしないと、たぶんあまりにも塩辛すぎて食べられない(笑)。
食堂には、トランプになってもやっぱりオバマがいた!。バイデンに変わった今でも健在なのかな(笑)。
「道の駅 若狭おばま」の車中泊好適度
「道の駅 若狭おばま」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外に設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 若狭おばま」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
濱の湯
道の駅から約3キロ・クルマで10分
☎ 0770-53-4126
大人620円
10時〜12時・第3水曜定休
コンビニ
ローソンがすぐ近くにある。
スーパーマーケット
約1キロのところに「フレッシュバザール小浜店」がある。
「道の駅 若狭おばま」のアクセスマップ
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...
若狭 車中泊旅行ガイド