25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、立山黒部アルペンルートの富山県側の始発駅となる、富山地方鉄道「立山駅」での車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「富山地方鉄道・立山駅」で駐車場の好位置を確保する秘訣は、前日の夕方に到着すること。

富山地方鉄道・立山駅 DATA
富山地方鉄道・立山駅
〒930-1406
富山県中新川郡立山町芦峅寺
☎076-482-1705
駐車無料
駐車台数900台
別途臨時用に600台
「富山地方鉄道・立山駅 」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2002年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2002.10.11
2003.04.29
2003.07.27
2009.08.06
2013.04.25
2013.09.27
2024.10.10
※「富山地方鉄道・立山駅」での現地調査は2024年10月が最新です。
富山地方鉄道・立山駅の駐車場&車中泊事情

立山黒部アルペンルートを簡単に

富山県側の「立山駅」と長野県の「扇沢駅」を結ぶ「立山黒部アルペンルート」は、日本屈指の山岳観光ルートだ。
道中は険しく、ケーブルカー・バス・ロープウェイを乗り継いで行かねばならず、当然ながらマイカーでは通れない。

「立山駅」から「黒部湖」までは、観光客や登山客の便宜を図る為に作られたのだが、そこから「扇沢駅」にいたる「関電トンネル」は、「黒部ダム」の建設資材運搬の為に掘削され、ダムの完成後に一般開放された。
全線開通は1971年。もう半世紀近く前だ。

見えているのは秘境に築かれた黒部ダム。
それがドローン目線で見られるところは、機上の席かアルペンルートの最高地点、大観峰くらいしかない。
その秘境の見どころは、以下の記事に詳しくまとめているので、後ほど合わせてご覧いただければ幸いだ。

さて。
「立山黒部アルペンルート」の長野県側の玄関にあたる「扇沢駅」の駐車場は有料だが、富山県側の玄関にあたる「富山地方鉄道・立山駅」の駐車場は、すべて無料で24時間出入りができる。

ただし「雪の大谷」や、「夏山登山」の時期の混み具合は半端じゃない。
9時や10時にやってきたのでは、途中から渋滞で「立山駅」に辿り着くことさえままならないこともある。
道の両側に路上駐車が見えてきたら、引き返して大半の人が引き上げる夕方に出直してくる勇気も必要だろう。
ただこの程度の話はどこにでも書かれているわけで、大事なのはここからだ。
立山駅の無料駐車場ごとの長所と短所

ご覧の通り、立山駅の無料駐車場は数ヶ所に分かれている。
その中で、駅にもトイレにも近くて、車中泊旅行者に人気があるのはマップの❶。
「千寿ヶ原駐車場」と呼ばれるここが、207台を収容するメインの駐車場で、云うまでもなく車中泊の一等地だ(笑)。
路面もフラットで、ここに駐車できれば大成功ということになる。

ただし「千寿ヶ原駐車場」には、アルペンルート途中の「美女平」や「室堂」の宿泊客のクルマも停まっているので、全車両が毎日入れ替わるとは限らない。
かつてはゲートがなかったが、2023年に導入され、自動で駐車台数の管理が行えるようになっている。

そしてこちらが道路の向かいに建つ、24時間使える公衆トイレ。

中は洋式だが、ウォシュレットはない。

❶が満車の場合は、河川敷に設けられた❷がまだ24時間トイレには近い。
さらに「千寿ケ原緑地公園」の奥にも駐車場はあるが、さすがにトイレまでは遠すぎて車中泊には適さないだろう。

ただ「カルデラ砂防博物館」の前を抜けて、立山駅に通じる人道トンネルがあるので、日帰りで利用する際には穴場になる。

❸は一番トイレに遠く、車中泊するなら避けたい場所だ。
マップでは立山駅に近く見えるが、駅には線路を超えた側からしか入れない。
立山駅周辺の温泉&食事・買物事情

立山駅で車中泊をするなら、食材は事前に買い出しを済ませてからにしよう。
駅前には食事処と土産屋しかなく、閉店時間も早い。

そしてこちらが立山駅。

中には食堂と売店があるが、休憩室に併設された食堂のメニューは麺類中心の軽食で、営業時間は6時~17時 (4月上旬~中旬、11月上旬は7時30分~)で無休となっている。

売店にはパンも多少は置いてあるが、場所柄からアウトドア用品が充実していた。
なお一番近いコンビニは「セブンイレブン立山あるぺん村店」で、立山駅から約13キロ・約20分、大きなスーパーは約20キロ・30分ほど離れた、「大阪屋ショップ 立山店」が最寄りになる。
温泉については、3キロ・クルマで5分ほどのところにある「ホテル森の風 立山」が日帰り入浴を受け付けている。
ただし宿泊施設なので、GWや夏休みなど繁忙期等には満室や貸切で、入浴を断られることがある。
利用する際は事前に確認の電話を入れてからにしよう。
ホテル森の風 立山
☎0120-111-680
おとな900円
平日15時~18時(土日祝日12時~)
受付最終17時
不定休

確実なのは、15キロほど離れた写真の「立山グリーンパーク吉峰」の中にある「立山吉峰温泉 ゆ~ランド」で、ここへ寄ってから立山駅を目指すのが一番確実な方法だと思う。
ゆ~ランド 立山吉峰温泉
☎076-483-2828
おとな700円
10時~午後21時(受付最終20時30分)
火曜 定休
立山駅 アクセスマップ
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