25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 伊東マリンタウン」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
日帰り温泉が併設する「道の駅 伊東マリンタウン」は、国内屈指の規模と車中泊環境を誇る、全国でもトップクラスの道の駅。

道の駅 伊東マリンタウン DATA
道の駅 伊東マリンタウン
〒414-0002
静岡県伊東市湯川571-19
☎0557-38-3811
●売店
9時~18時
●レストラン
11時 〜20時(LO/19時30分)
日帰り温泉
朝日の湯 シーサイドスパ
5時〜21時(受付最終20時30分)
年中無休
「道の駅 伊東マリンタウン」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第18回
登録日/2002年8月13日
2001年7月に「 伊東マリンタウン」として先行オープンし、約1年後に道の駅に登録されている。
「道の駅 伊東マリンタウン」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.02.13
2016.04.05
2018.02.25
2019.09.03
2021.11.26
2026.02.20
「道の駅 伊東マリンタウン」での現地調査は2026年2月が最新です。
道の駅 伊東マリンタウン

「道の駅 伊東マリンタウン」のロケーション

伊豆半島東岸を走る国道135号沿いに建つ「道の駅 伊東マリンタウン」は、「熱海ビーチ」から南に約19キロ・30分ほどのところにある。

「伊東温泉」といえば、
♪伊東に行くならハ・ト・ヤ。
電話はヨイフロ♪
で、中高年にはお馴染みだが、昭和感満載のそのCMがこちら(笑)。
大阪に住んでいるにもかかわらず、半世紀以上前の少年時代に刷り込まれたこのCMソングが、当時のハトヤの繁盛ぶりを何より雄弁に物語っていると思う。

さて。
平安時代には既に開湯していたと伝わる「伊東温泉」は、江戸時代に「徳川家光」への献上湯を行い、湯治場として栄えた輝かしい歴史を持っている。
ただ温泉地としての開発と、ネームバリューは「熱海」の敵ではない。

行けば分かるが、現在の「熱海」は垢抜けた高級リゾート地で、もはや表通りに「湯治場」のイメージはない。
その「熱海」にも、車中泊のできる場所がないわけではないが、多くの旅人が慣れ親しんでいる道の駅が近くにはなく、普段は日中に「熱海」を楽しんだ旅人が、翌日「下田」へ向かう途中の”旅の宿”として、「道の駅 伊東マリンタウン」を選んでいると思う。

ただ…
「道の駅 伊東マリンタウン」が、1年のうちでもっとも混み合うのは、おそらく2月下旬から3月上旬だろう。

その時期は南に約40キロ・1時間10分ほどの「河津町」で、早咲きの桜が満開を迎え、伊豆最大のイベントとも云える「河津桜まつり」が華やかに開催される。
しかし、さすがに首都圏からでも、金曜日の夜に「河津町」まで走り切るのは厳しく、車中泊の旅人の多くは「道の駅 伊東マリンタウン」で”前泊”をしている。
「道の駅 伊東マリンタウン」の施設

出典:道の駅 伊東マリンタウン
これまでに、1000件近い道の駅を取材してきた筆者が知る限り、
「道の駅 伊東マリンタウン」は、観光地にある道の駅では、富山県の「氷見」、熊本県の「阿蘇」と肩を並べ、温泉地にある道の駅では、断トツのナンバーワンといっても過言ではない車中泊環境を有している。
ということで、まずは297台という破格の収容台数を誇る駐車場から紹介しよう。
「道の駅 伊東マリンタウン」には、上のイラスト図に記したように、4つの駐車スペースがあるが、どこも路面はフラットで車中泊に支障はない。

写真の右側が❶の駐車場で、真ん中に通路を挟んで、左側が❷の駐車場になる。

❶はヨットハーバーに隣接しているため気持ちはいいが、24時間トイレまで遠いのが難点。車中泊する際は、他が空いていない場合の”最後の砦”でいいと思う。
いっぽう❷の駐車場は、広さは❶と変わらないが、24時間トイレまでは近い。

隣接する喫煙所に可燃物のゴミ箱も置かれているので、その近くに停められるなら、車中泊場所としては悪くない。

ただ24時間トイレとの距離から云えば、この❸の駐車場が車中泊のベストスポットになるだろう。ただし競争率は高いと思う。

最後の❹駐車場は、位置的に落ち着かないし、満車でなければトイレ休憩に立ち寄る人用に夜間も空けておくほうがいい。
よほどの時を除けば、ここを使わなくても車中泊に困ることはないはずだ。

続いてトイレの紹介だが、「道の駅 伊東マリンタウン」には、「青」と「黄色」の野外トイレがあり、24時間利用できるのはこの「青」のトイレになる。

かつてこのトイレは、ウォームレットだけでウォシュレットはついていなかった。

だが2026年2月の再取材時には、タイプが変わっていた。
利用していないので確実ではないが、たぶんウォシュレットなのでは?

確実に使い慣れたウォシュレットがあるのは、❸駐車場を挟んだ隣に建っている「幸せの黄色いトイレ」だ。

しかしこちらの利用時間は9時~21時30分までとなっているため、どのみち深夜には使えない。
続いて館内の紹介に進もう。

まずこちらが、お土産と食事処が揃った「バザール館」の建物だ。

駐車場側の1階には「観光案内所」があり、伊豆半島と合わせて、地元「伊東温泉」の詳しいマップが手に入る。

「バザール館」の中は吹き抜けになっており、1階が広大な物販スペースで、2階に飲食店が並んでいる。

圧巻だったのは、杉玉まで用意された地酒のコーナーで、まるで東北地方の道の駅のようだった。

そして筆者がランチで入店したのが、こちらの「ばんばん食堂」。

注文したのは、「アジの干物」と「金目鯛の煮付け」にマグロの刺し身が加わった、「ばんばん膳(2026.2月時点で2199円)」だが、これは本当に良かった。

アジは沼津のものだろう。脂のノリが他とは違うのですぐに分かる。

また金目鯛は、「河津」や「下田」に行くと、もっと値が張る。
ちなみに「ばんばん食堂」のラストオーダーは19時30分なので、車中泊なら夕食にも利用できる。
なお「道の駅 伊東マリンタウン」のレストラン・テイクアウト店舗の一覧と、メニュー等の詳細はこちらで確認できる。

最後に、「バザール館」の裏側はマリーナになっていて、無料の足湯がある。
「道の駅 伊東マリンタウン」の温泉

「道の駅 伊東マリンタウン」には、日帰り温泉「シーサイドスパ」が併設している。
それが人気の一因であることは確かだと思うが、入浴料は平日でもおとな1000円と公共温泉にしては割高だ。
平日
5時~21時(受付最終)20時30分
おとな1000円
※20時以降は100円割引
土日祝
5時~21時(受付最終)20時30分
おとな1500円
レンタルバスタオル・フェイスタオル付き
※タオルなしは1400円
※特定日で22時閉館時は受付最終21時
シーサイドスパの詳細はこちら。
そうなると温泉は、道の駅からクルマで5分ほど走れば400円で収まる、伊東温泉本来の共同浴場のほうが良くなる。
また土日祝なら、かつて温泉旅館だった「東海館」でも500円で入湯が可能だ。
「道の駅 伊東マリンタウン」の車中泊好適度
「道の駅 伊東マリンタウン」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外のあちこちに設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

筆者はここより、ゴミ箱が多く置いてある道の駅を見たことがない。
これだけの規模でもちゃんと対処できるのだから、ますます道の駅にゴミ箱を置かない理由がわからない(笑)。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 伊東マリンタウン」周辺の買物施設
コンビニ
セブンイレブンまで約1キロ
スーパーマーケット
「フードストアあおき伊東店」まで約2キロ。

なお徒歩圏内に「ドンキホーテ」があるので、生鮮食品を含むほとんどの必要品はここでも手に入る。
「道の駅 伊東マリンタウン」のアクセスマップ
ドラマ「絶メシロード」 エピソード

「絶メシロード」は2020年1月からテレビ東京系列で放送された、「車中泊」と「グルメ」を題材にした深夜ドラマで、筆者は車中泊の監修者として携わった経緯から、全12話に使われた車中泊スポットを実際に訪れている。

「絶メシロード」の車中泊監修の仕事を引き受ける際に、筆者は「道の駅」でのロケを盛り込むことを条件に挙げていた。
なぜなら、ご承知の通り「道の駅での車中泊」ほど、実態と報道のギャップがあるものはない。
圧倒的多数の車中泊旅行者が、道の駅で車中泊をしているにも関わらず、テレビも雜誌も『マナー違反を容認している』と世間から揶揄されることを恐れ、それを真正面から受け止めようとしないことに憤りを感じ、呆れても来た。

では逆に、「こういう車中泊ならやっていい」というプレゼンならどうだ。
『道の駅で許される車中泊』がどういうものかをマスコミから示せば、もう誰も文句は云えなくなるし、マナー違反が何かも鮮明になる。
日本でも屈指の人気を誇る「道の駅 伊東マリンタウン」は、その熱意を真摯に受け止め、撮影に協力してくれた。
車中泊業界にとって、これほどありがたい助っ人はいないだろう。
「絶メシロード」の他のロケ地と、撮影秘話をまとめたオリジナルの記事はこちら。
伊東温泉 車中泊旅行ガイド

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