25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、夏でも涼しい岐阜県の標高が高いお勧め車中泊スポットに関する情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
岐阜県の標高700メートル以上の高地にある車中泊スポットの中から、5件を厳選

夏でも涼しい!岐阜県の標高が高いお勧め車中泊スポット
岐阜県は日本で4番目に平均標高が高い県

北アルプスや白山国立公園など、日本屈指の山岳地帯を擁する岐阜県の平均標高は約721メートル。
トップは想像通り、1,132メートルを誇る長野県で、その後に995メートルの山梨県、764メートルの群馬県が続き、岐阜県は国内で4番目に位置づけされている。
とはいえ、これはあくまでも平均値で、『きっと涼しい車中泊スポットがあるんだろうなぁ』という目安にしかならない。
考えてみれば、そもそも山には山頂に近づくほど”坂”があるのは当然だ。

ということは、この「道の駅 大日岳」のように、標高が高くても車中泊の”天敵”とも云える”傾斜”がある可能性は高く、必ずしも”お勧め”できるとはかぎらない。
この記事のポイントはそこだ。
標高が高くて、駐車場は平坦。かつトイレはウォシュレットで、燃えるゴミは捨てられ、温泉や買い物施設にも近い…
そんな云いたい放題、望みたい放題みたいな車中泊スポットが、本当に実在するのかどうかを、実際に確かめてきた。
それを経験と良識に基づき精査したのが(笑)、これから紹介する場所になる。
ひるがの高原サービスエリア
標高約876メートル

「ひるがの高原エリア」は、「飛騨エリア」と双璧を成す、岐阜県でも標高の高い車中泊スポットが集まる地域だが、その中の”筆頭格”に筆者が位置づけているのが、「東海北陸自動車道」上にあるこのサービスエリアだ。
理由は単純明快。
標高が高くて、駐車場は平坦。かつトイレはウォシュレットで、燃えるゴミは捨てられ、温泉や買い物施設にも近い…

サービスエリアなので、温泉とスーパーマーケットには行けないが、コンビニが敷地内にあり、フードコートも20時(ラストオーダーは19時30分)まで営業しているので、道の駅より利便性は高いくらいだ。
そのうえ、近畿・東海方面から週末に出かける旅人には、「ETC深夜割引」が受けられる特典もある。
そのあたりも含めた、”旅人目線”に基づく詳しい紹介を、以下の個別記事にまとめている。その中には「ただ車中泊がしたいだけの人」からは出てこない情報も数多く含まれていると思う。
ちなみに岐阜県の涼しいサービスエリアといえば、「中央自動車道」上の「恵那峡サービスエリア」を連想する人がいるかもしれないが、こちらの標高は343メートルで、実は「ひるがの高原サービスエリア」の半分にも届かない。
それでもけっこう涼しいけどね。

道の駅 桜の郷荘川
標高約830メートル

上記と同じ「ひるがの高原エリア」にある道の駅で、下り線(白川郷・富山方面行き)の「東海北陸自動車道・ひるがのサービスエリア」の次の「荘川インター」のほぼ真下にある。

『旅に高速道路は使わない』主義の人には、800メートルを超える高標高で、日帰り温泉まで併設しているこの道の駅が、いちばんお勧めと云えそうだ。
ただしここは、営業時間が短く、可燃物のゴミ箱もないうえに、公式サイトすらも用意していない”時代遅れの道の駅”で、あまり他県から訪れる観光客には興味がないのかもしれない(笑)。
道の駅 パスカル清見
標高808メートル

「道の駅 パスカル清見」は、1991年に開業した「ふるさと公園パスカル清見」が前身で、1993年に道の駅第1号のひとつとして登録された、いわば『老舗の中の老舗』と呼べる道の駅。

岐阜県の「郡上市」と「高山市」を結ぶ全長約65キロの、通称「飛騨・美濃せせらぎ街道」のほぼ中間に位置しており、車中泊の旅人よりも、キャンパーやツーリング好きのライダーの間でよく知られている存在だと思う。

「道の駅 パスカル清見」は、すぐ裏を馬瀬川が流れる、自然豊かで静かな環境の中にあり、駅舎の裏側は芝生の公園になっていて、川遊びも楽しめる。
また敷地の奥にはオートキャンプ場もあるが、その手前には無料で使える広い芝生の広場と、トイレ付きの駐車場がある。

このトイレは夜間閉鎖されるので、ここでの車中泊はできないと思うが、通常の道の駅のように、『次の人が、駐車場の空くのを首を長くして待っている』ようなことにはならないと思うので(笑)、『家で寝るよりクルマで寝たい人』は、ここなら気兼ねなく時間が過ごせそうだ。
もちろん道の駅なので、車外での調理・食事等はご法度だけど、バックドアの下にイスを出して、涼むくらいはできると思う。
道の駅 モンデウス飛騨位山
標高898メートル

続いては、「飛騨エリア」の穴場的車中泊スポットの紹介になる。
「道の駅 モンデウス飛騨位山」は、「高山」市街から約14キロ・30分ほどの「位山」中腹に建つ、ゲレンデのセンターハウスを兼ねている道の駅で、旅人が普段から慣れ親しんでいる道の駅とは、かなり形態が違っている。
標高が900メートル近くあるため、町からも離れており、”旅の宿”にするには難があると思うが、逆に夏場の避暑目的で利用するには適していそうだ。

24時間トイレはウォシュレット付きで、駐車場も平坦なので、車中泊そのものに支障はない。

もちろん冬はゲレンデとして賑わうので、センターハウス内にはカフェもある。
ただしレストランは、ウインターシーズンのみの営業だ。

いっぽう2階には、遊具と小さな図書スペースが設けられており、広々とした館内でゆっくり時間を過ごすことが可能だ。
さすがに、『軽バンでさすらう、お一人様のおじいちゃん』には馴染めそうにないが(笑)、小さな子どもを連れたファミリーで、『半分観光、半分家族でゆっくり』みたいな車中泊の旅がしたい人には、フィットすると思う。
ただし近くには店がないので、入浴と買い物は「高山」市内で済ませよう。
なお、この道の駅については個別記事まで用意していないので、公式サイトにて詳細はご確認いただきたい。
「飛騨エリア」には他にも標高の高い道の駅が揃っているので、そちらは以下の記事にて紹介をしている。
そこに記したポピュラーな道の駅の中では、標高617メートル地点にある「道の駅 飛騨街道なぎさ」が無難でお勧めだ。
道の駅 奥飛騨温泉郷上宝
標高750メートル

この特集の「大トリをつとめる」のは、車中泊の旅人の大多数がご存知で、『一度は足を運ばれたことがあるのでは?』とも思う「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」だ。
多種多様な露天風呂で知られる「奥飛騨温泉郷」の膝下にあるだけに、盛夏よりもどちらかと云えば”寒い季節”に、足を運ばれている人が多いかもしれないが、なんとここは標高約750メートルの高地にある。
そのため、むしろ夏のほうがその恩恵に授かれるかもしれない。
ただし、「海の日」「山の日」の3連休と「お盆休み期間」は、まず夜間も”満員御礼”になると思うので、できればそこを外しておでかけいただくほうがいい。
「奥飛騨温泉郷」には道の駅はここしかないが、「飛騨エリア」と同じく、周辺には標高の高い車中泊スポットが他にもある。
そちらについても、以下の記事でご覧いただけるので、「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」が満車の際に備えて、一度目を通しておくと役に立つと思う。
ということで…
5件と云いながら、実際はその倍に近い数の『標高が高い車中泊スポット』を紹介させていただいた。これだけあれば、ひとつくらいは『貴殿にとっての当たりくじ』も出るのでは(笑)。
岐阜県 車中泊旅行ガイド

岐阜県の車中泊スポット

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