「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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アクアブルーの秘密は、美肌成分のメタケイ酸
このアクアブルーのお湯を見たことがある人は多いと思う。
現在の「ゆふいん束の間」は、2013年に筆者が初めて訪ねた時は「庄屋の館」が屋号だったが、2016年4月に発生した熊本地震の余波を受けて被災し、温泉に不都合が発生したため、一時期休業を余儀なくされていた。
だが2017年に「ゆふいん束ノ間」に名を改めて再オープンを果たし、今日に至っていることを知り、2020年12月に再訪してきた。
さて。興味があるのは、このアクアブルーの温泉だろう。
よくコバルトブルーと紹介されているが、筆者が2013年に訪ねた日は素晴らしい晴天で、光線が良かったせいか、より明るくて陰りのないアクアブルーに近かった。
色の秘密は、保湿性が高い「美肌成分」で知られるメタケイ酸にある。
「束ノ間の湯」のメタケイ酸含有量は590.4mg/kg。通常100mg/kgあれば「美肌の湯」と呼ばれることを考えれば、それがいかに優れた数値であるかが分かると思う。
ただ現在の露天風呂は、以前の岩風呂からきれいなコンクリートにリニューアルされ、風情は明らかになくなった。湯殿の大きさからすると、かつては混浴だったのかもしれない。
束ノ間の湯
利用時間:9:30~18:00(ご利用は18:30まで) 水曜定休
入浴料金:大人800円