「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
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「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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泊まって実感。人気の理由
たいそう稀なことなのだが（笑）、実は湯坪温泉では民宿に泊まった。
「御宿泉水」は予約が取れないことで有名な人気の温泉民宿だが、滅多にないことで神様も驚いたのか、なんとそのプラチナチケットが、欲のない我が手にふらりと舞い降りてきてくれた。
「御宿泉水」には、二つの内風呂と、別棟になった露天風呂を含む3つの浴場があり、すべて貸し切りで利用することができる。
別棟にある「石の湯 里しのぶ」。湯殿が広くてゆったりできるのはここかな。
温泉の贅沢さに加えて、素晴らしいのが食事だ。「御宿泉水」は夕食の品数が多いことで有名だが、朝食にも民宿らしさが感じられる。
湯坪温泉は古くから自然の温泉が湧出する地だったが、人気が出たのは昭和50年代に地元の農家が民宿を始めたのがきっかけと云われている。
現在では20軒近くの民宿が営む「湯坪民宿村」とも呼ばれており、手頃な宿泊料金と、新鮮な野菜や山菜料理で人気を集めている。
ちなみにこの部屋に泊まった筆者は、夫婦で諭吉くん2枚以下で収まった。そりゃ、予約も殺到するわけだ（笑）。
さて。そんな湯坪温泉にも、1軒の共同浴場があるにはある（笑）。
「河原湯温泉」の料金は200円。よくいえば、素朴で飾りのない鄙びたお風呂だが、バカほど熱くて入湯は物理的にできなかった。ここは「九重”夢”温泉郷」の、共同温泉全湯制覇に燃える人にしか勧めない（笑）。
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