車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 木曽福島」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 木曽福島」は、ロケーションは旅の宿に適しているものの、駐車場に大きな傾斜があるのが難点。

道の駅 木曽福島 DATA
道の駅 木曽福島
〒397-0001
長野県木曽郡木曽町福島4061-1
☎0264-21-1818
営業時間
売店:8時30分~17時
レストラン
朝食7時~L.O10時(土日祝日のみ営業)
昼食11時~L.O15時
冬季のみ水曜定休
標高 740メートル
「道の駅 木曽福島」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第34回
登録日/2010年8月9日
「道の駅 木曽福島」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.09.21
2015.04.12
2020.11.01
2022.11.22
2024.09.15
※「道の駅 木曽福島」での現地調査は2024年9月が最新です。
道の駅 木曽福島【目次】

「道の駅 木曽福島」のロケーション

「木曽路」の呼称で親しまれている「木曽街道」は、江戸時代の初期に整備された「五街道」のひとつで、内陸ルートで江戸と京都を結んだ「中山道」のうちの、岐阜県の「馬籠宿」から長野県の「贄川(にえかわ)宿」にいたる区間を指している。

「道の駅 木曽福島」はその「木曽路」の中ほどに位置し、江戸時代に「関所」が置かれた「福島宿」の近くにある。
「木曽路」を車中泊クルマ旅でめぐる場合、筆者は3泊4日を推奨しているが、週末や3連休で訪ねる場合は1泊2日が妥当となり、車中泊地をその中間地点となる「福島宿」周辺に求めたくなるのは当然だ。
ただ、なぜ筆者が木曽を3泊4日でまわることをお勧めするかは、以下の記事をご覧いただければ、ご理解いただけると思う。

「福島宿」周辺には3つの道の駅がある。
先に結論から云ってしまうと、「道の駅 三岳」は「御嶽山」の情報が揃っているうえに、静かで寝るにはいいが、物販飲食施設が脆弱で周囲に店がなく、飲食物の入手には不便だ。
いっぽうこれから説明する「道の駅 木曽福島」は、買い物と温泉の利便性はいいが、国道JとRの線路がすぐ横を通り、駐車場には厄介な傾斜がある。
対して「道の駅 日義木曽駒高原」は、ほどほどに便利で駐車場もフラットだ。
そのため筆者は、「道の駅日義木曽駒高原」で車中泊をしているが、「道の駅 木曽福島」は物販飲食が充実しているので、必ず立ち寄る。
「道の駅 木曽福島」の施設

これが「道の駅 木曽福島」の航空写真だが、もっとも広くていい場所にある❶の駐車場は、全体的に❷方向に傾斜しており、車中泊には厳しい。

画像で見ても傾斜しているのが分かると思うが、もし「道の駅 木曽福島」で車中泊をするのなら、この写真のいちばん奥にクルマが横に並んでいる、❷の駐車場がベターだろう。

とはいえ、❷も国道側から駅舎に向かって下っており、❶よりはマシとは云えどもフラットというわけではない。

ただ24時間トイレには近い。

そのトイレの個室には、ウォシュレットが完備している。

大型車用の❸駐車場も、❷と同じで❶よりはマシだが傾斜はある。
もっとも…
「道の駅 木曽福島」は国道19号に面しているので、夜間のトラックの利用が多く、普通車がここでの車中泊を避けるべきなのは、云うまでもないだろう。

冒頭でも書いたように、「道の駅 木曽福島」は物販飲食が充実している。

特に食堂は朝7時30分から営業しており、以前は定食が食べられたが、2024年9月現在は土日祝日のみで、メニューもバイキングになっているようだ。
なお全日とも営業時間は15時まで。

その食堂横のテラスからは、「御嶽山」を望むことができる。

それもあって、テイクアウトの五平餅が人気を呼んでいる。

こちらが「木曽市場」と名付けられた「道の駅 木曽福島」の売店で、「農産物」と「特産品」売り場で構成されている。

農産物のお勧めは、夏の開田高原産トウモロコシ。
標高1000~1500メートルの開田高原は、夜と日中の温度差が大きく糖度の高いトウモロコシが育つことで有名だが、生産量が少なく、ほとんど地産地消されてしまう。
今は高出力のポータブル電源の普及で、キャンピングカー以外でも電子レンジを搭載している人が増えているので、売っているのを見つけたら、買ってすぐに蒸して食べてみるといい。
2024年は猛暑で不作だったせいか1本280円したが、それでも『もっと買えばよかった』と思うほどウマかった!

いっぽう特産品で気になるのは、木曽の冬の風物詩と云われる「すんき」。
「すんき」は信州の伝統野菜である「赤かぶ」の葉を、植物性乳酸菌で発酵させた無塩の保存食で、酸味の効いた独特の風味を持ち、地元では温かい蕎麦にトッピングした「すんきそば」が有名だ。

もうひとつは木曽の地酒。

「中乗さん」は1865年(慶応元年)創業の長野県木曽町の酒蔵「中善酒造店」の銘柄で、長野県産の酒米と御嶽山系の伏流水使った、正真正銘の「地」の「お酒」。
ちなみに「仲乗り(中乗り)」とは、切り倒した木材を筏にして天竜川を下る仕事で、木曽節にも登場する。

いっぽうの「七笑(ななわらい)」は、木曽町福島にある「七笑酒造」の銘柄で、その名は平安末期の武将・木曽義仲が少年時代に過ごし愛した集落「七笑」の地名に由来している。
木曽駒山系からの伏流水を使い、日本酒本来の「旨口」を追求した口当たりのいいお酒で、女性にも飲みやすい。
いずれも純米吟醸が、4合瓶で2000円までで買える値頃な地酒で、旅の晩酌にもお土産にもお勧めだ。
筆者はこれらの土産品を目当てに、「道の駅 木曽福島」に寄り道をする。
「道の駅 木曽福島」の車中泊好適度
「道の駅 木曽福島」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:自動販売機コーナーにあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上

そもそも、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 木曽福島」 最寄りの温泉&周辺買物施設

せせらぎの四季
道の駅から約7キロ・クルマで10分
☎0264-24-2626
おとな700円
10時〜21時(受付最終20時30分)
2023年に無料でキャンプができる「木曽駒冷水公園」ができたことから、休日の夕方は激混みで駐車場待ちの行列ができることも。それもあり、筆者のお勧めは約12キロ・15分ほど離れた「二本木の湯」だ。

おとな620円
☎0264-27-6150
10時~19時(受付最終18時30分)
木曜定休
コンビニ
セブンイレブンまで約3.4キロ。
スーパーマーケット
「エーコープ きそ店」まで約2.5キロ、その近くに「イオン木曽福島店」もある。
「道の駅 木曽福島」のアクセスマップ
長野県の道の駅
車中泊好適度チェック!

日本全国の道の駅
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