25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、稲取「雛のつるし飾りまつり」の概要と駐車場及び車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
「雛のつるし飾りまつり」は、「河津桜まつり」とセットで行きたい東伊豆の風物詩

文化公園 雛の館 DATA
雛のつるし飾りまつり
2026年
1月20日(火)〜3月31日(火)
会場
文化公園 雛の館
〒413-0411
静岡県東伊豆町稲取1729
☎0557-95-2901
稲取温泉旅館協同組合
入館料500円
徒歩圏内に臨時駐車場あり(1台500円)
「雛のつるし飾りまつり」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.02.13
2018.02.26
2022.02.27
「雛のつるし飾りまつり」での現地調査は2022年2月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2026年3月に更新しています。
「雛のつるし飾りまつり」

稲取のロケーション

「稲取(いなとり)」は、「河津桜まつり」が開催される「河津町」の市街から、わずか7キロほどしか離れていない、東伊豆町にある小さな温泉町だ。

伊豆半島から突き出た岬に30数軒のホテル・旅館・民宿が存在し、2軒の共同浴場と足湯を持つ。
ただ開湯は1956年(昭和31年)と新しく、古い歴史を誇る「河津」や「下田」に比べると、温泉地としての知名度は格段に劣る。
しかし「稲取」には、伊豆半島はおろか、日本を見渡しても「オンリーワン」と胸を張れるコンテンツがある。
「雛のつるし飾りまつり」とは

「稲取温泉」の「文化公園 雛の館」をメイン会場にして、毎年1月下旬~3月末に開催される「雛のつるし飾りまつり」は、「河津桜まつり」と肩を並べる伊豆半島の早春」を飾る風物詩だ。
期間中は、「いち早く春を感じたい人たち」が全国各地からやってくる。
「文化公園 雛の館」には、ご覧のような圧倒される数の「つるし雛」がさまざまなかたちで展示されており、来場者のため息を誘う。
その数は約100対(約11,000個)。
無粋な男の筆者ですら感激するのだから、女性は”言わずもがな”だろう。
「雛のつるし飾りまつり」の歴史

「雛のつるし飾り」のルーツを辿ると、娘の健やかな成長や良縁を願い、「桃の節句」に母親や祖母が、「つるし飾り」を手作りして飾るという江戸時代からの風習に行き着く。
「花」「桃」「うさぎ」「きんちゃく」「とうがらし」など、個々の人形には意味があり、その数は30種類以上あるという。
例えば「桃」は厄払いや多産・長寿延命。「とうがらし」は娘に悪い虫(悪い男性)が付かないための願いらしい(笑)。
一度は廃れかけたそうだが、「雛の会」の努力と地元の人々の協力によって復活。1998年以降、毎年「雛のつるし飾りまつり」を開催してきたというから、まもなく30年を迎えることになる。
この祭りについては、公式サイトに加えて既に多くのウェブサイトで、女性や母親の目線から紹介されているので、あえて筆者がこれ以上語る必要はあるまい。
「雛のつるし飾りまつり」の駐車場

むしろ我々のような車中泊の旅人にとって、大事な話はここからだが、稲取の公式サイトには、普通車の駐車場情報が見当たらずイライラする(笑)。
まずメインの会場となる「文化公園」には、30台が停められる無料駐車場がある。
ただし、祭りの期間中はイベントスペースとして使用されたりするため、必ず使えるとは限らない。
そのあたりは、年度によっても様々で、利用する我々からすれば「優柔不断」でアテにはならない。この祭りの責任者は、マイカー旅行者への配慮が欠落しており、これは担当が外れるまで続くのだろう。
ちなみに2026年のパンフレットには、駐車場としての記載すらない(笑)。

バカバカしくて確認する気にもならないので、とりあえずは現地まで行ってみて、駄目なら上のマップにあるすぐ近くの海辺の「有料P」に移動しよう。
こちらが、おそらく今でも変わらないであろう「有料P」になる。

かつては無料だったが、2026年には1台500円の有料になっているようだ。
別途「文化公園 雛の館」の入館料も500円必要なので、実質は見学料1000円のまつりということだが、筆者はどちらかといえば高いと感じる。
なお無料の当時はトイレがなかったので車中泊はできなかったが、2026年の現在はどうか分からない。ただどちらにしても、ここで車中泊までする必要性はないと思う。

ちなみに「稲取」では、同時に「素盞嗚神社の雛段飾り」も行われる。
現地では「雛のつるし飾りまつり」の一部としての取り扱いだが、本来は趣旨も歴史も異なる「雛飾り」なので、当サイトでは個別に紹介している。
稲取の車中泊事情

この話は「素戔嗚神社の雛段飾り」の記事でも書いているのだが、マップを見れば明らかなように、「稲取」界隈には道の駅もサービスエリアもない。
またネットを見渡しても、車中泊に使えそうな無料駐車場・有料駐車場も簡単には見つからないようだ。

そのため、どうしても「稲取」で車中泊がしたい人には、「RVパーク 伊豆黒根岬」一択ということになる。
筆者は「スズキ自動車」のスペーシアを使った公式車中泊ロケを監修した際に、この「RVパーク 伊豆黒根岬」の利用経験があるのだが、施設としては悪くないものの、なにぶんキャパが小さいのが難点だ。

無難なのは、午前と午後に分け「河津桜祭り」と抱き合わせて観光した後、道の駅のほかにも車中泊スポットが比較的揃う、「下田」まで移動することだろう。
稲取 車中泊旅行ガイド

東伊豆 車中泊旅行ガイド

伊豆半島 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
この記事がよく読まれています。






















