車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅・湖北みずどりステーション」の車中泊に関する記述です。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅・湖北みずどりステーション」は、夕日とコハクチョウ&オオワシのバードウォチングに最適。
「道の駅・湖北みずどりステーション」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第18回
登録日/2002年8月13日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2005年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2005.01.03
2005.01.23
2006.12.17
2007.01.23
2009.12.24
2010.08.01
2011.02.19
2013.01.03
2015.01.18
2016.01.09
2019.01.20
2022.06.12
2022.09.12
道の駅・湖北みずどりステーション【目次】
「道の駅・湖北みずどりステーション」の最寄りの温泉&買物施設
「道の駅・湖北みずどりステーション」のロケーション
「道の駅 湖北みずどりステーション」は、湖周道路沿いの水鳥公園内にある。
付近はコハクチョウの飛来地として有名で、琵琶湖の湖面が濃い藍色から琥珀色に変り行く光景は、日本の夕陽百選にも選ばれている。
そして冬は、道の駅の裏山ともいえる「山本山」に彼女が戻ってくる。
湖北町は絶滅危惧種に指定されたオオワシが越冬する、日本最南端の地として、その筋の人々には有名だ。
「道の駅・湖北みずどりステーション」の施設
湖北町に飛来するコハクチョウとオオワシを撮影し続けている筆者は、2002年にできたこの道の駅を、オープン当時からつぶさに見てきた中のひとりだ。
「道の駅 湖北みずどりステーション」の駐車場は、航空写真に記したAとBに大きく分かれており、Cは水鳥野鳥センターの駐車場になる。
こちらがAのブロック。
平坦さはAもBもほとんど変わらないが、Aは大型車のスペースに近く、そこが満車になると、トラックがこのエリアの普通車区画に駐めにくる。
それに加えて、トイレからも遠くお勧めはしない。
こちらがBブロック。
トイレに近い駅舎前が特等席に見えるが、左の端にバイクが集まるので、早朝からバリバリ煩い日もある。
筆者はそれを避けたいので、写真の右端の植え込みのゾーンが空いていれば、そちらで車中泊をしている。
「道の駅 湖北みずどりステーション」では、コハクチョウが飛来する11月から、道路が凍結する前の12月初旬までは、特に苦労をすることなく車中泊ができるだろう。
ただし年が明けると スタッドレスタイヤがなければ危険だ。カレンダーが変わるとともに、湖北は近畿から北陸へと変わる。
さて。
正直なところ「道の駅 湖北みずどりステーション」は、できた当初からロケーションの割にぱっとせず(笑)、「このままでは先行き怪しいのでは?」と思うほど、売店も食堂もテキトーな道の駅だった。
その様子は2010年の春に放送された「ガイアの夜明け」で克明に描かれ、悪化する局面の打開に向けて、空き地にレストランを増床する計画だったが、結局長浜市からの許可が降りずに頓挫した。
しかし2015年に観光案内所ができ、売店もレストランも様変わりした。
たぶん指定管理業者が変わったのだろう。
改装と呼ぶほどのコストがかかったようには見えないが、見違えるほど「利用者ファースト」になっていた。
二階は見晴らしの良い休憩室として開放され、Wifiも利用できる。
もちろんいずれも無料。
見た目は悪いが(笑)、ゴミ・ステーションもちゃんと用意されている。
24時間トイレには、多目的トイレだけではあるが、ウォシュレットが新たに取り付けられた。
2022年6月
観光案内所はなくなり、そこにパン屋ができて飲食スペースが拡張されていた。
ただ売店だけは、相変わらず「なんでもありま~す」的な雑多感が拭えない。
それは品揃えや演出よりもむしろ、どっかの潰れた店からもらってきたような什器による影響が大きいとも思う。
さすがにこのラックに並べられた、高級品の鮒寿しを買う気にはなれない(笑)。
「道の駅・湖北みずどりステーション」の車中泊好適度
「道の駅・湖北みずどりステーション」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
2022年9月の取材では、ゴミ箱の設置場所は数ヶ所に増やされていた。もちろん24時間利用できる。
一度どん底を見ている道の駅だけに、「こんなものを置くだけでお客さんが来てくれるなら喜んで!」なのかもしれない(笑)。
そこには同じようにして這い上がってきた、熊本県の「黒川温泉」と共通する匂いが感じられた。
あとは行政の支援次第だと思うが、今なお長浜市にロクな道の駅がないことを思えば、その期待は薄い(笑)。
【プロの寸評】
「北近江の湯」が入浴のみのリーズナブルコースを始めたので、それまで懸案だった温泉の問題が解消し、現時点では湖北エリアではこの道の駅が一番のお勧めだ。
そもそも滋賀県の道の駅は、関東・東海、いや北海道に比べても10年は遅れている。一度くらいは視察に行って、自らのレベルの低さを確かめてきた方がいい。
「道の駅・湖北みずどりステーション」の最寄りの温泉&買物施設
北近江の湯(北近江リゾート)
道の駅から約7キロ・クルマで10分ほど
おとな平日800円、土日祝980円(入浴のみ90分まで)
24時間営業
22時~23時、5時~6時はメンテナンス作業のため利用不可。
年中無休(メンテナンスのため不定休あり)
なおすぐ近くの「尾上温泉 旅館紅鮎」は現在、日帰りでの利用は受け付けていない。
コンビニ
セブンイレブンが約6キロのところにある。
スーパーマーケット
「フレンドマート湖北店」が約7キロのところにある。
「道の駅・湖北みずどりステーション」のアクセスマップ
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...