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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
~ここから本編が始まります。~
南信州最大の見どころは、諏訪湖からビーナスラインにかけての一帯
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南信州の概要
南信州(南信)は、中央アルプスと南アルプスに挟まれた山間地域で、主な旅先としては、例年4月下旬~5月初旬に赤・白・ピンクの花桃が満開を迎える昼神温泉周辺の「はなもも街道」、「木曽駒ヶ岳」の麓に位置する「駒ヶ根」と桜の森で有名な「高遠」、そして「諏訪湖」と「ビーナスライン」から始まる高原一帯が挙げられる。
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出典:国土交通省中部地方整備局
その南信州を旅するルートは、大きく分けると上のカラーで示した南北に走る3つの道になるのだが、全部辿ろうと思うと、ご覧のように”一筋縄”ではいかない。
しかも、この3本の道の間には山脈が通っているため、近年に掘られたトンネル以外の横道はほとんどなく、ひたすら縦に進むしかないのが実情だ。
ちなみに3本のルートで一番お勧めなのは、「木曽路」と呼ばれるマップに緑で示した国道19号だが、隣接する「御岳」「開田高原」地域も含めて、中信エリアに含まれるため、ここでは詳しく触れていない。
「木曽路」や「御岳」「開田高原」を含まないとなると、南信の「諏訪湖」より南には、「はなもも街道」や「高遠」のような季節限定の名所を除けば、もはやマニアックな部類に入る場所しか残らない。
それゆえ「道の駅」のスタンプラリーに燃える人は別として(笑)、特にアクセスしづらい関東在住の旅人の場合、優先順次は最後でかまわないと思う。
いっぽう関西・東海在住の旅人には、中央道を「恵那インター」あたりで下りて、人気の「道の駅」に立ち寄りながら、下道でのんびり北上して行く手もあり、「諏訪湖」方面にリピートする際にそのルートを選べば、関東の旅人ほど思い悩むことはないだろう。
ただし過剰気味とも思える南信エリアの「道の駅」は、”ハズレくじ”を引かないよう、事前にしっかり吟味してから行くほうがいい(笑)。
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南信州の旅先 詳細ガイド
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