【2023年4月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 青雲橋」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 青雲橋」は、高千穂観光の前泊・後泊に利用できる居心地の良い道の駅。
道の駅 青雲橋(せいうんばし) DATA
道の駅 青雲橋
〒882-0401
宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折8705-12
☎0982-87-2491
営業時間
8時~18時
観光案内所:8時30分~17時
(観光協会職員常駐)
レストラン・喫茶:10時~16時
年中無休
「道の駅 青雲橋」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第5回
登録日/1994年4月26日
2019年11月1日にリニューアルオープン
「道の駅 青雲橋」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2018.01.03
2022.12.31
※「道の駅 青雲橋」での現地調査は2022年12月が最新になります。
道の駅 青雲橋【目次】
「道の駅 青雲橋」のロケーション
「道の駅 青雲橋」のことを記したホームページは、どれを見ても冒頭から、国道に架かる道路橋としては東洋一の規模を誇るアーチ橋のたもとに位置しているという話から始まるわけだが…
車中泊の旅人にとっては、「道の駅 青雲橋」が天孫降臨神話が残る「高千穂」のすぐ近くにあるということのほうが、どう考えても重要だ。
それに、2度目の東京オリンピックが終わった現代において、1964年の女子バレーボール金メダル獲得以降に使われ続けた「東洋」という言葉は、さすがに「死語」に近いんじゃないかなとも思う(笑)。
さて。
その「道の駅 青雲橋」は、”いかにも高千穂!”らしさを感じる、この「国見ヶ丘」からおよそ16キロ・クルマで20分ほどのところにある。
ご承知の人も多いと思うが、高千穂の中心部には「道の駅 高千穂」がある。
しかし車中泊に適したトイレから近い駐車スペースには30台ほどのキャパしかなく、ゴールデンウィークや年末年始は、夜間も”満員御礼”が当たり前…
ゆえにワンデイで高千穂を観光するなら、「道の駅 青雲橋」はその前泊・後泊地の有力な候補地になる。
「道の駅 青雲橋」の施設
駅舎の前に広がる「道の駅 青雲橋」の駐車場は、全体的に平坦で、特に車中泊に支障は感じられない。
また駐車場の奥からは、ふれ逢い橋を通って「青雲橋公園」に至る遊歩道が伸びており、ここには開放感に満ちた穏やかな時間が流れている。
24時間トイレは駅舎の正面玄関の横にあり、営業時間中は前に可燃物のゴミ箱を置いてくれる。
全館リニューアルしたばかりなので、もちろんトイレにはウォシュレットが完備されている。
木材をふんだんに使い、伝統工芸の竹細工を各所に配した「道の駅 青雲橋」の館内は2層になっており、2階には青雲橋を上から見下ろすデッキテラスが用意されている。
こちらは、地元で採れた新鮮な野菜等を扱う1階の「おかげさま市場」。
筆者が気になったのは、この「みちばちの巣蜜」。
巣蜜はデザートとして少量をナイフ等で適当な大きさに切り分け、一口ずつ食べるといいらしい。
また通常の蜂蜜と同じように、パンやクラッカーに乗せて食べる人もいるようだ。
そしてもうひとつがこちら。
なお高千穂については以下に詳しくまとめているが、ここは行く前に予習をしていかないと、たぶん高千穂峡を見て「わ~きれい!」だけで終わると思う(笑)。
なお、「レストランひのおかげ」は「チキン南蛮定食」「特製シシ丼」などの特色あるメニューが人気のようだ。
「道の駅 青雲橋」の車中泊好適度
「道の駅 青雲橋」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:営業時間中のみ、玄関外に配置
缶・ビン・ペットボトル:同上で24時間利用可能
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 青雲橋」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
日之影温泉駅
道の駅から約2キロ
☎0982-87-2690
大人500円
12時~20時30分(21時閉館)
月曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約3キロ。
スーパーマーケット
「Aコープ 日之影店」が約5キロのところにある。