鹿児島市内の車中泊事情

ご多分に漏れず、大都市・鹿児島の中心部には、道の駅や無料の車中泊スポットは見当たらない。

行ったことのない人のために付け加えると、古くから薩摩藩90万石の城下町として栄えてきた鹿児島市は、1889年に日本で最初に市制を施行した31市のひとつで、現在は福岡市、北九州市、熊本市に次ぐ九州第4位の人口を擁する都会である。

ただし、鹿児島の町が福岡や熊本と違うところは、市内にある見どころの多さだ。このサイトで紹介している「鹿児島市内の観光スポット」を、朝から夕方までの時間帯で全て周り切るのは、中高年にはちょっと厳しい。博物館や資料館が多いこともあり、できれば1泊して、じっくりとその歴史を読み解きたい。

加えて鹿児島市には、「博多の天神」「札幌のすすきの」と並ぶ大繁華街の「天文館」がある。そうなると、できれば夜はそこに繰り出して、美味い郷土料理をつまみに、自慢の芋焼酎で一杯やりたいと思うのが、「飲める親父」の偽らざる本音だろう(笑)。

そこで、これまでに博多、札幌、さらには大阪、東京でも「街中・車中泊スポット」を見出してきた筆者の嗅覚を駆使し、鹿児島市内の「一等地」を探ってきた。

それがココだ。

夜景の名所で知られる城山公園(城山展望台)には、トイレ付きの無料駐車場がある。おそらく天文館に一番近い車中泊スポットはここになると思うが、それでも繰り出すには、バスかタクシーで街まで降りる必要がある。

それから… 旅慣れた人は察しがつくと思うが、ここは夜遅くまで若者たちが夜景を見にやってくる。それが全ておとなしいカップルばかりとは限らない(笑)。

城山公園(城山展望台)・無料駐車場の車中泊詳細情報はこちら

 

さて。もうひとつは「常識では思いつかない場所」にあった。

鹿児島市街から約15分のところにあるこの駐車場は、トイレはもちろん、目の前に温泉とスーパーがあり、昼間は足湯に浸かりながら桜島を眺望できる、まさに「一等地」と呼ぶに相応しい車中泊スポットだ。

ただし、ここへ行くには普段は滅多に使わない乗り物が必要だ(笑)。

実は船で桜島に渡れば、すぐそこに道の駅がある。フェリーに乗り慣れていない人は、少なからず抵抗感があるかもしれないが、筆者の経験から云うと、桜島フェリーは「クルマのままバスに乗る」感覚に近い。

それに何より、このマップを見せられて、陸路で道の駅・桜島を目指そうとする人はいないだろう(笑)。

桜島フェリーは、鹿児島市内と桜島を15 分で結ぶ「暮らしのフェリー」で、大正3 年の大噴火をきっかけに運行された定期航路だ。当初は災害復旧が主な目的だったが、次第に便数を増やし、現在では昼間最短10 分間隔、深夜でも60分間隔の24 時間運航を行っている。2018 年1 月時点の運賃は、おとな片道160 円、4m 以上5m 未満の車両1,600 円( いずれも片道)。

紹介する車中泊スポットの「桜島溶岩なぎさ公園」は、鹿児島の歴史探訪にさほど興味がない人にお勧めだ。

ランチタイムに郷土料理を食べて夕方前に桜島へ渡り、上の展望足湯で日向ぼっこを楽しんでから、隣接する「マグマ温泉」に浸かって疲れを癒すといった、旅行中にストレス解消を図りたい現役世代の旅人にもマッチするに違いない(笑)。

桜島溶岩なぎさ公園・無料駐車場の車中泊詳細情報はこちら

また公園の無料駐車場より、泊まり慣れた道の駅の方が安心できるという人には、桜島溶岩なぎさ公園のすぐ近くに道の駅・桜島がある。

道の駅・桜島の車中泊詳細情報はこちら

ちなみにフェリーを使えば、桜島から夜の天文館に繰り出すこともできる。その場合はクルマを置いて、人だけでフェリーに乗るといい。

最後に… 

桜島で泊まると、こういうこともある(笑)。

写真を見るとたまげるかもしれないが、実は鹿児島では桜島の小規模な噴火は「日常茶飯事」らしい。

鹿児島地方気象台のデータによると、桜島の噴火回数は、2015 年が1252 回、2016 年が153 回、2017 年は406 回。実際、この時筆者は桜島溶岩なぎさ公園の駐車場にいたのだが、噴火の音も聞こえず火山灰にも気づかなかった。とはいえ、油断は禁物。現地ではラジオなどで火山情報にも気を配ろう。

なお、噴火が怖いと思う人には、こちらの道の駅がお勧めだ。ここには夜中の噴火で赤いマグマが暗闇に飛び散る瞬間を狙う写真愛好家たちも、よく車中泊で訪れるという。

道の駅・たるみずの車中泊詳細情報はこちら

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする