「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊の入門ガイド
この記事は、車中泊とクルマ旅関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、これから車中泊を始めたい人に向けてのアドバイスを記したものです。
この記事は、車中泊とクルマ旅関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、これから車中泊を始めたい人に向けてのアドバイスを記したものです。

クルマ旅専門家・稲垣朝則のプロフィール
クルマ旅専門家・稲垣朝則のプロフィールと沿革です。
一番ラクで選択肢が多いのは外食、自由度の高さでお勧めなのは弁当。
ゴミが出ない、空調が効いた場所で食べられる、あるいは「吉野家」や「CoCo壱番屋」などのチェーン店では、ハズレくじを引く心配がない等々、合理性から見た車中泊クルマ旅における外食のメリットは大きい。
だが、今や国民総グルメとなった日本では、どんな小さな町でも、ひとつやふたつは人気の食事処があるもので、最近は「絶メシ」と呼ばれるレトロな店めぐりを楽しむ人たちもいる。
同じ外食でも人によって求めたい価値観は違う。
車中泊クルマ旅はどちらを選ぶことも可能だが、クルマという自由の効く交通手段が活かせるのは後者のほうだ。
ちなみに筆者は、ランチタイムに外食を充てることが多い。行き先は様々だが、店を探す際に「食べログ」はあまりアテにしない。
なぜなら投稿者の大半は若者で、「安さとボリューム」が評価に大きく関係しているからだ。
誰でも”アラウンド60”になれば「大盛り」は卒業する。量は少なくても「その地の本当にいいもの・うまいもの」にめぐり逢いたい。
もうひとつのお勧めは「弁当」だ。
スーパーでもコンビニでも簡単に入手でき、いつでもどこでも食べられる。そのうえ冷蔵庫がなくても半日くらいは保存できるので、マイカー車中泊にはうってつけの食事といえる。
ちなみにパートナーがいる場合は、同じ容器の弁当を買うといい。食後に重ねて持ち運べるため、ゴミがかさばらずに済む。
また弁当でも、外食と同じような「こだわり」を付加することはできる。その最たる例が「駅弁」だ。
ここで思い出していただきたいのが、こちらに記した「車中泊の定義」。

道の駅で車中泊はできるの?できないの?
クルマ旅のプロが解説する、一般的な車中泊旅行者の道の駅での車中泊の可否に関する記述です。
道の駅でも、長距離輸送トラックの運転手が、愛妻弁当を車内で食べることに文句は云わない。
ということは、もしあなたの乗用車にこれだけのスペースが確保できるなら、ささやかな晩酌も楽しめる(笑)。

