夏の車中泊の8つの暑さ対策を、クルマ旅のプロが詳しく解説!

クマゼミ車中泊時の暑さ対策
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夏の車中泊のセオリーは、自然の力を借りること。

霧ヶ峰

こう書いたところで…

「そんなことはあるまい」と別サイトに移動して、根気よく名案を見つけ出そうとする人がいることは、百も承知だ(笑)。

信じる信じないは自由だが、結論は「時間の無駄」。たぶんそれに要した費用と労力は、満足できる答えを導いては来まい。

車内にこもった熱い空気を、小型のファンを回して多少混ぜたくらいで、あの寝苦しさからは開放されるなら苦労はない(笑)。

夏の車中泊は、抜本的に考え方を変える必要がある。

答えは、どうすれば涼しくできるのかではなく、どこで寝れば涼しいのかだ。

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標高の高い場所で車中泊をする。

美ヶ原

涼しくなるまで北海道で避暑ができる人と、超大容量のリチウムイオン・サブバッテリーシステムを搭載している人は別として(笑)、万人にできるベストな車中泊の暑さ対策はこれだろう。

夏の車中泊

標高と気温の関係

標高が100メートル高くなると、気温は0.6℃下がると云われている。

仮に海水浴場脇の道の駅が、寝る時間でも30℃あったとしたら、快適に寝られる27℃の環境を得るには、標高500メートルの地点まであがればいいという計算になる。

涼しさは地形の影響も受けるが、基本的に「高原」と呼ばれる場所に行けば、真夏でもエンジンを切って寝られる。

クルマでは寝ない。

ビジネスホテル

今はどこの地方都市でも、スーパーホテルに代表されるリーズナブルなビジネスホテルがある。

しかも大浴場と朝食のバイキング付きで、ひとりなら5000円もかからない。

付近に道の駅がなく、車中泊でコインパーキングに泊まり、日帰り温泉に入って、翌朝マクドナルドや吉野家で食事をすれば、すぐに2500円くらいにはなるわけで、その差額を「快眠料」に計上できるのなら、筆者は悪い選択肢だとは思わない。

長崎の夜景

さすがに東京と京都では、平日でも予約は取れないが、仙台・横浜・名古屋・神戸・広島・福岡・長崎といった繁華街のある街では、あえてこの作戦をお勧めしたいと思うくらいだ。

だがアウトドアが苦にならない人には、別の方法もある(笑)。

サマーキャンプ

アスファルトよりは土の上、日向よりは木陰が涼しいことは、子供だって知っている。家族がいるなら、ネオン街より高原キャンプのほうがやはりいい。

もちろん、キャンプ場なら網戸も使える。

カー網戸

筆者は、ミニバン時代に使っていた「バックドア用の網戸」を、マグネットと洗濯バサミでハイエースのスライドドアに取り付けて使っているが、ここを開けて寝ると、さすがに涼しい。

ただしフィールドでは「虫刺され」にご用心。

中でもブヨは最強と云える敵だけに、備えは万全にしておこう。

車中泊のマナーを考えるなら、道の駅で網戸を使うのは慎むべき

道の駅車中泊

今は道の駅で網戸のまま車中泊をする人をよく見かけるが、それは安全上お勧めできるものではない。

本人が被害に遭うのは覚悟の上かもしれないが、それがニュース沙汰になり、まったく無関係の車中泊の旅人が、その巻き添えを食らうのは耐え難い。

こういうことこそ、真の「車中泊のマナー」として啓蒙されるべきなのでは?

サービスエリアで車中泊

さて。とはいえ夏でも遠方への帰省などで、サービスエリアや道の駅で、どうしても車中泊をする必要に迫られる時がある。

そこで「気休め程度のアイデア」を幾つか列記しておこう(笑)。

寝る直前まで、冷房の効いている場所で過ごす。

温泉の休憩室

もっともポピュラーなのは、日帰り温泉施設の休憩室だ。真夏は食事と合わせて利用する人が多いのも頷ける。

なお屋内の休憩スペースを使うなら、夜間閉鎖される道の駅よりサービスエリアのほうがお勧め。

新東名高速のサービスエリアは、全てコインシャワーが設備されている。

涼感素材の敷きパッドを使う。

冷感敷きパッド

一般に「クール敷パッド」と呼ばれる夏用の敷物で、通販だけでなくホームセンターやニトリのようなインテリアショップでも品揃えされている。

製品はピンからキリまであるが、筆者の経験から云うと、5千円近く出して初めて効果がはっきり感じられた(笑)。

なお買う場合は、マイカーに合うサイズを間違えないようにしよう。

AC電源・バッテリー内蔵・乾電池併用の「扇風機」を利用する。

ポータブル扇風機

実はこのタイプなら、サブバッテリーがない未改造の乗用車でも利用できる。

たださほど風力がないので、網戸と併用して車内の空気を流動させるのが涼しさを得る秘訣だろう。

マックスファン

なおキャンピングカーは、さらにルーフベントを使う秘策がある。

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最後は、誰もが気になるカーエアコンについての所見を語ろう。

熱中症にかかるくらいなら、使うほうがいい。

車中泊

車中泊をしている人の大半は、その行為が良いことではないことを認識していると思うが、正直なところ、真夏の道の駅でエンジンをかけずに車中泊をしている人間は「ほんの一握り」しかなく、「アイドリングはマナー違反」と声高に叫んでいるのは、施設とマスコミくらいのものだ。

ゆえに説得力はなく、「誰も本気でそうしよう」だなんて思っちゃいない。

「総論賛成・各論反対」とはまさにこのこと。しっかりした代替案を出せないのなら、「この世界にしゃしゃり出てくるな!」ともいいたい(笑)。

加えて近年は、ニュースでも高齢者の熱中症予防に、自宅でのエアコン使用を強く呼びかけている。

それは車内でも同じことだろう。

トラックのアイドリング

そもそも冷蔵・冷凍車以外のトラックが、サービスエリアや道の駅で堂々とアイドリングしているという現実がある限り、旅行者が納得いかないのは当然だ。

暑さによる寝不足が原因というなら、誰が事故を起こしても「大惨事」になる。

ただ、両者には明らかな違いがある。

貴方には人に迷惑をかけてまで、真夏に車中泊をする理由があるのか?

近隣の住民やトラックの運転手が、車中泊旅行者に問いたいのはそれだ。

もし災害避難時のように妥当な理由があるのなら、誰も責めはしない。

また、幼児連れやご年配が脱水症状を起こすような事態の際はどうだろう。

マナーはあくまでも平常時を想定したもので、その場合はエアコンをかけて体調を回復させるのが本筋になる。

しかし、それで旅を続けることに賛同する人はあるまい。

その反省を踏まえ、翌日にはそういう状況に陥らないようにするのが「良識ある大人のすること」だと筆者は思う。

ハイブリッドカーや電気自動車には、エンジンを切ってもエアコンが使えるモデルがある。

電気自動車

2019年3月時点でも、ハイブリッド車やEVには、エンジンを停止してもエアコンが使えるモデルがある。

具体的な車種で現在わかっているのは、プラグイン・ハイブリッドの三菱アウトランダーで約11時間、完全な電気自動車の日産リーフの最新モデルは、満充電なら20時間以上でも稼働できるようだが、こちらは電気がなくなれば走れなくなる。

ただ、この分野のエンジンと技術は日進月歩で進化するため、興味のある人はトヨタやホンダでもディーラーに直接確認してみてほしい。

いずれにしても電気自動車が当たり前になる頃には、車中泊の暑さ・寒さ対策は「過去の話」になると思う。

車中泊の暑さ対策

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