車中泊旅行歴25年の現役クルマ旅専門家が、夏の車中泊の冷房用品として有効な扇風機選びの留意点を解説します。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
～ここから本編が始まります。～
ついに扇風機にも、USB電源が使える時代が来た。
必要なものが勢揃い！ 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 本格的なポータブル電源なしでも、使える扇風機がある
つい最近までは車中泊で使う扇風機の代名詞といえば、この家庭用100Vで動く2000円ほどのクリップ式の扇風機だったが、正直なところ、もはやそれは「時代遅れ」と云っても過言ではない。
理由はそれを車内で動かすために、「ポータブル電源」が必要だったからだ。
「ポータブル電源」は、冬にも車中泊がしたい人にとっては、電気毛布を使うための不可欠なアイテムだが、近年の扇風機は、USBで接続するスマホ用の小さなモバイルバッテリーでも、稼働できるものがある。
お勧めはバッテリー内蔵で、高所にも固定できる製品
かつては、バッテリーを内蔵したコードレスの扇風機を探すのに苦労をしたが、それもまた昔話（笑）。
筆者はキャンピングカーに乗り換えて以降、長らく100Vで動くこのファンを愛用してきたが、充電コードが内部で断線したため使用できなくなり、現在はひとまわり小さなUSB電源の扇風機を使っている。
この扇風機にはご覧のようなベルトがついており、吊り下げて使えるのがいい。
見た目は小さいが、風量は十分で、今のところ特に不満な点はない。
LaHuKo 卓上扇風機 USBファン サーキュレーター 静音 パワフル送風 ミニ扇風機 USBデスクファン ミニファン...
ただし筆者のクルマには、これとは別に巨大な冷風機がついている（笑）。
そのため本当に暑い時はそちらを使うため、1台だけで賄う場合は、よりパワフルな以下の2点のほうがいいかもしれない。
そのうえ、いずれも自宅で充電していけば、週末旅なら余裕で電気が持つはずだ。
無難なのはクリップ式だが、これは車種によって使いやすさが変わるだろう。
【自動首振り＆10000mAh】 卓上扇風機 充電式 静音 クリップ 小型扇風機 USB 360度角度調整 風量無段階調節...
車中泊にはこちらの脚のほうが万能そうに見えるのだが、耐久性に一抹の不安がありそうだ。
【左右360°自動首振り＆10000mAh】 充電式扇風機 usb扇風機 携帯扇風機 小型 サーキュレーター リモコン付...
この2つはキャンプでも実績があるようで、外に持ち出して使えるのもいいね。
日中でも扇風機を「強風」でまわしておくと、蚊やブヨが寄り付きにくくなる。
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