車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、白馬の「八方尾根スキー場」での車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
現在の八方尾根スキー場は、すべての駐車場での車中泊が通年禁止されています。
八方尾根スキー場の公式サイトを見ると、2024年現在は温泉が併設する白馬八方第2・第3駐車場だけでなく、すべての駐車場での車中泊が禁止になっています。
ただ「日本の車中泊の歴史」を記録に残し、後世に伝える目的を持つ当サイトでは、過去の記事を削除することなく、そのまま残しています。
よって勘違いのなきよう、よろしくお願い申し上げます。
~ここから過去の情報~
2021年3月更新

残念ながら、白馬八方第2・第3駐車場には上の看板が立てられ、現在は「車中泊禁止」になってしまった。
ただ、「ほんの一握りの利用者」の悪行のために、これまで町を潤してくれていた「圧倒的多数の善良な車中泊旅行者」まで”十把一絡げ”に締め出すことが、本当にいいのかどうか…
「原因」は過去で「禁止」はこれからの話。
悪いのは過去に悪事をしでかした人たちであって、これから八方尾根に来て、車中泊でスキーを楽しもうと思っている人たちに、何の罪があるのだろう。
筆者は犯人ではないが(笑)、還暦を過ぎた今は、学生時代から通い尽くした白馬にさほどの未練はなく、「あっそう、それならもういいや」で済む。
実はそれは禁止の要因となった当事者たちもたぶん同じで、当の本人たちには痛くも痒くもない愚策だと思う。
肝要なのは、「何が禁止なのか」を誰もが分かるようにはっきりさせることでは。
そうすれば、車中泊をしない人もする人も、輩を見たら通報してくれるし、その「お願い」を連記しておけば、強力な抑止力にもなる。
ただ、これは一時的な措置かもしれない。
たとえば、駐車場にテーブルやイスを広げて調理や食事をしてはいけないというような具体的な禁止事項を定め、その違反者を法的に罰することができるようになれば、善良な車中泊市民を巻き込む「車中泊全面禁止」にしなくてもよくなる。
ということで
”その日”が来るまで、旅行者が代替えにできる無料の車中泊スポットをとりあえず紹介しておこう。

さて。
長野オリンピックのアルペン競技会場となった「八方尾根スキー場」といえば、筆者の世代でスキーをする人間なら、一度は耳にしたことがある国内屈指のゲレンデだ。

だが日本人のスキー人口が当時の1/3まで減ったと云われる現在、白馬村はすっかり外人天国と化しており、店の看板も多くが英語になっている。

国道を走っていると、そんなふうには感じないかもしれないが、ホテルが立ち並ぶ通りを歩けば、そこにはまったく違う「国」が在る。

そもそもオリンピックができるほどのスケールを誇る「八方尾根スキー場」だけに、駐車場は昔から充実している。
現在利用できるのは6ヶ所、うち3ヶ所にトイレがあり、その中のP2・P3駐車場は日帰り温泉施設と隣接している。

こちらの写真がP2こと、八方第2駐車場。
駐車場の収容台数は約70台。路面は舗装されているものの、春先は除雪した雪が溶けてぬかるんでいる場所がある。
旅館街と隣接しているので、飲食店も充実しており、車中泊の環境的には道の駅よりもはるかに便利だ。

八方の湯
大人800円
9時~22時(水曜日は12時~)
無休
※水曜日が祝日の場合は9時~、翌木曜日 12時~

24時間使えるトイレは、温泉に向かって左手の建物の中にある。

いっぽう、こちらがP3の八方第2駐車場。
スキー・スノーボードをする人と、ゴンドラの始発便に乗って八方尾根の自然研究路を訪ねたい人には、こちらのほうが近くてお勧めだ。
駐車場の収容台数も約200台とジャンボで、温泉も安い。

白馬八方温泉 郷の湯
☎0261-72-6541
料金:大人600円
12時~21時(受付終了20時30分)
定休日:火曜日
7月下旬~8月中旬、12月下旬~3月末は無休


























