車中泊に使うウインドウシェード(窓の内張り)の作り方【簡単・軽量・かさばらない】

ウインドウシェード今から始める車中泊

車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家が、簡単・軽量・かさばらないの三拍子揃った、ウインドウシェード(窓の内張り)の作り方をご紹介。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド

この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。

スポンサード・リンク

 

~ここから本編が始まります。~

ウインドウシェードは、車中泊の必需品。

マルチシェード

ウインドウシェードは、車中泊グッズの5本柱のひとつ

ウインドウシェードをDIY

災害などの緊急避難時に使える代用品

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 
スポンサード・リンク

ウインドウシェードは、車中泊グッズの5本柱のひとつ

マルチシェード

ウインドウシェードは、防寒に加えて車内のプライバシーを保護するものとして、筆者が”車中泊グッズの5本柱”に挙げている重要なアイテムだ。

ゆえに、もし貴方がキャンピングカーや車中泊カーを買って、末永く車中泊をしようと思っているのなら、DIYよりも専用に作られた㈱アイズのマルチシェードを使用されることをお勧めする。

ただそれまでの間、現在のクルマで車中泊をしてみようという人には、それはちょっともったいない話だと思う。

そこで、寒さを凌ぐ簡易ウインドウシェードを作る方法を紹介しよう。

ウインドウシェードをDIY

ウインドウシェード 車中泊

フロントとリアは、市販のサンシェードを加工する

面積の大きいフロントガラスとリアガラスには、市販されているサンシェードをそのまま使うのが、いちばん簡単でリーズナブルな方法だ。

車種によって多少の隙間はできると思うが、サンシェードには装着しやすいよう芯を入れて吸盤がつけてある。

そのため、波打つことなくガラス面に沿って密着でき、ジャバラ状にたたんで保管できるなどの利点が多い。

ウインドウシェードDIY

ただしリア専用のサンシェードはないので、軽自動車のフロント用をハサミでカットしてリサイズした。

周囲はビニールテープで巻いて補強すればいい。

サイドはアルミ保温シートで作るのが筆者流

ウインドウシェードDIY

その他の窓の内張りをDIYする際に考慮しなければならないのが、加工と保管のしやすさ、そしてコストパフォーマンスの3点だ。

折りたたみ式になっているキャンプ用の「銀マット」は、ひとつの面が窓より小さく、肉厚で加工しづらい難点がある。

アルミ保温シート

そこでお勧めなのが、浴槽用の薄いウレタンの保温シートだ。継ぎ目のない内張りを、比較的容易に作ることができる。

アルミ保温シート

写真のアルミ保温シートは、ホームセンター(購入したのはコーナン)、もしくはネット通販でも手に入る。

これは素材が柔らかいので型紙は不要。窓にウレタンを押し付けてマークを記し、ハサミで整形していく。

吸盤どめ

窓への取り付けは、着脱可能な吸盤を使うのが基本。

ただし吸盤を取り付ける際は、リングを引っ張った時にウレタンが破れないよう補強しておく必要がある。また裁断後は、どの窓用かを裏側に書いておかないと取り付けに苦労する(笑)。

ウインドウシェード

なお、冬季以外で防寒の必要がない場合は、サイドガラスもサンシェードで構わない。その際には遮光素材のタイプを選ぼう。乗用車はカーテンをつけるよりも簡単で安上がりだし、何よりこれはかさばらなくていい。

災害などの緊急避難時に使える代用品

ピクニックシートでウインドウシェード

避緊急時には、100円ショップで手に入るピクニックシートを使って目隠しをする裏技もある。

スポンサード・リンク

最新版!車中泊の旅入門

車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話
「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
最新版!車中泊の旅入門
最新版!車中泊の旅入門
車中泊の旅を始める際に大切なポイントを、旅人の目線から分かりやすく解説しています。
車中泊デビューに必要な5つのグッズとその理由
車中泊デビューに必要な5つのグッズとその理由
車中泊デビューのために買い揃えるべきグッズを、その理由とともに納得のいくよう解説しています。
ポータブル電源(バッテリー)での、電気毛布・扇風機など車中泊で使いたい家電の稼働時間は?
ポータブル電源(バッテリー)での、電気毛布・扇風機など車中泊で使いたい家電の稼働時間は?
ポータブル電源における車中泊で使いたい主な家電の稼働時間の概算と計算式をご紹介。
車中泊で愛用している、100均やホームセンターで買える日用品
車中泊で愛用している、100均やホームセンターで買える日用品
「車中泊あるある」に出てくるような、持参しておくと助かる日用品をラインナップ。
車中泊の旅を快適化する、お勧めグッズ特集
車中泊の旅を快適化する、お勧めグッズ特集
ベテランが愛用している車中泊クルマ旅を快適にしてくれるアイテムを一挙公開。
ベテランが愛用している車中泊キャンピングギアの共通点
ベテランが愛用している車中泊キャンピングギアの共通点
コンパクトでユーティリティーな車中泊に適したキャンピングギアをピックアップ。
乗用車を車中泊仕様に改造する際の留意点
乗用車を車中泊仕様に改造する際の留意点
ミニバンやワンボックカーを、車中泊仕様に改造したい方に向けての情報です。
乗用車の特性が活かせる車中泊の旅先
乗用車の特性が活かせる車中泊の旅先
キャンピングカーとは違う、普通車での車中泊に適した旅先をご紹介。
サービスエリアで車中泊をする時の注意点
サービスエリアで車中泊をする時の注意点
車中泊旅行者が一番安心して泊まれる「サービスエリア」に関する説明です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能
道の駅での車中泊が許されるルールと理由を詳しく解説しています。
公園の無料駐車場やコインパーキングにおける、車中泊のチェックポイント 
公園の無料駐車場やコインパーキングにおける、車中泊のチェックポイント 
道路休憩施設と野外宿泊施設以外での車中泊について詳しく解説しています。
賢者の車中泊旅で使えるキャンプ場の選び方
賢者の車中泊旅で使えるキャンプ場の選び方
車中泊旅にマッチするキャンプ場の条件と選び方を、詳しく解説しています。
「RVパーク」は、本当に道の駅より車中泊向きで安全・安心なの?
「RVパーク」は、本当に道の駅より車中泊向きで安全・安心なの?
普通車での車中泊におけるRVパークの使い勝手を詳しく解説しています。
車中泊の旅にフィットする「ご飯」はこれだ!
車中泊の旅にフィットする「ご飯」はこれだ!
キッチンやダイネットのない、未改造車での車中泊に適した食事に関する記述です。
車中泊の旅入門 関連記事一覧
車中泊の旅入門 関連記事一覧
このサイトに収録している、車中泊の旅入門に関連するすべての記事の一覧です。
普通車で扇風機・電気毛布はもちろん、電子レンジも冷蔵庫も使える、現代の車中泊に最適なポータブル電源は、EcoFlow RIVER 2 Pro!

「車中泊旅行者」のための”るるぶ”

車中泊でクルマ旅北海道から九州まで、日本全国の車中泊による旅行情報を収録。
車中泊でクルマ旅 【クルマ旅専門家・稲垣朝則オフィシャルサイト Since1999】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家・稲垣朝則がまとめた、「車中泊クルマ旅」に特化した、2023年9月現在の旅行情報サイトです。
目指しているのは、景勝・グルメ・温泉などの情報に車中泊スポットをリンクした、実践的で役立つ「車中泊旅行者」のための”るるぶ”。子育てから開放され、定年後の人生を意識し始める世代の車中泊旅行者に向けたコンテンツです。

この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、日本の新しい「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
車中泊のお勧めグッズ&アイデア 一覧
これまで取材してきた、車中泊のお勧めグッズとアイデアの一覧です。
【車中泊のゴミ対策】道の駅で車中泊旅行中に出るゴミを捨てるのはOK!<クルマ旅のプロが解説 2022年12月更新> 
【2022年12月更新】車中泊旅行歴25年のクルマ旅のプロがまとめた、道の駅での旅行ゴミの処分に関する記述です。
RENOGY(レノジー)リチウムイオン・サブバッテリーの取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先
この道25年の現役クルマ旅専門家がまとめた、RENOGY(レノジー)のリチウムイオン・サブバッテリーの、取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先の情報です。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
スポンサード・リンク
タイトルとURLをコピーしました