【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 むなかた」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅むなかた」の魅力は、玄界灘の豊かさを感じさせる圧巻の鮮魚売場
道の駅 むなかた DATA
道の駅 むなかた
〒811-3502
福岡県宗像市江口1172番地
☎0940-62-2715
営業時間
売店:9時~17時
(6/1~9/30は 8時30分~)
定休日:第4月曜日
8月15日~17日、年末年始は休館
「道の駅 むなかた」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第25回
登録日/2008年4月12日
「道の駅 むなかた」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.04.30
2014.01.22
2017.12.29
2021.12.25
※「道の駅 むなかた」での現地調査は2021年1月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年1月に更新しています。
道の駅 むなかた【目次】
「道の駅 むなかた」のロケーション
「道の駅むなかた」は、福岡市と北九州市を海岸沿いに結ぶ国道495号沿線にある。
上のマップを見れば一目瞭然だが、北九州市と福岡市は「道の駅のエアポケット」になっており、「道の駅むなかた」はこのエリアを旅する車中泊の旅人にとっては、まさにオアシスのような存在といえる。
ただ、関門橋からは国道で約53キロ・1時間以上、また博多の西鉄天神駅までは約37キロ・1時間と、絶妙な距離感だ(笑)。
そのため歴史に興味のない人が、「道の駅むなかた」を車中泊地にするのはタイムスケジュール的に難しいと思う。
既にご承知の人は多いと思うが、「道の駅むなかた」は、2017年(平成29年)に、『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録された「宗像大社・辺津宮(へつぐう)」から約2.3キロ、クルマで5分の好立地にある。
だが、この世界遺産の値打ちを1分で理解するのは、さすがに難しい(笑)。
「道の駅 むなかた」の施設
「道の駅むなかた」のレイアウトは高速道路のサービスエリア的で、全部で500台を収容できる広大な駐車場は、大きく2ヶ所に分かれている。
いずれも路面はフラットで、車中泊に支障はない。
駅舎に近い❶の駐車場。こちらのトイレが24時間利用できる。
もちろん中はウォシュレット付き。
いっぽうこちらは❷の駐車場。
現在は新しくトイレが設けられており、車中泊にはこちらのほうがよさそうに見えたが、残念ながらトイレは夕方4時に閉鎖されるようだ。
ただ、こちらからはこんな写真が撮れる。
「道の駅むなかた」は釣川の河口に近く、❷には周囲に朝日を遮るものはない。
また広々とした休憩スペースの他に、ドッグランもある。
さて。
「道の駅むなかた」の見どころは、何といっても鮮魚の品揃えだろう。
道の駅の中核ともいえる「宗像市観光物産館」では、県内でも屈指の漁獲高を誇る鐘崎漁港をはじめ、神湊、大島、地島の各漁港から持ち込まれる、新鮮な魚介類を直売している。
筆者が訪ねたのが年末だったこともあるが、どど~んと並んだクエには唖然!
本場和歌山の「とれとれ市場」でも、こういう陳列は見たことがない(笑)。
もちろん、野菜や果物もこの通り。
九州の道の駅としては最大の売上を誇っていると聞いたが、十分納得ができる話だ。
道の駅の一画には、観光案内所と変わらないサービスができる、有人の観光情報センターがあり、世界遺産のこともきちんと教えてくれる。
「道の駅 むなかた」の車中泊好適度
「道の駅 むなかた」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館外にあり。24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
九州では可燃物のゴミ箱がある道の駅が少ないので、ここは本当にありがたい。
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 むなかた」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
いこいの里(岡垣町社会福祉協議会)
道の駅から約13キロ・20分
☎093-283-2940
おとな500円
11時~20時
毎週月曜及び毎月第1日曜定休
近くてゴージャスなのはこちら(笑)。
宗像王丸・天然温泉 やまつばさ
道の駅から約10キロ・クルマで約20分。
☎0940-37-4126
おとな平日1220円・土日祝1420円
日~木・祝:10時~23時(受付終了22時)
金土・祝前:10時~24時(受付終了23時)
第3水曜日定休(※3月・8月はなし)
コンビニ
ローソンまで約1キロ。
スーパーマーケット
「マルキョウ 宗像店」まで約7キロ。
「道の駅 むなかた」のアクセスマップ
福岡県 道の駅・車中泊好適度チェック!
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
福岡 車中泊旅行ガイド





「アラ還」からの車中泊


この記事がよく読まれています。




