この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「道の駅 農匠の郷やくの」は、温泉とレストランが閉館し、ゴースト化している道の駅だが、隣接してオートキャンプ場ができている。
「道の駅 農匠の郷やくの」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回 /第18回
登録日/ 2002年8月13日
開駅日/ 1999年4月15日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.02.20
2021.10.09
道の駅 農匠の郷やくの【目次】
「道の駅 農匠の郷やくの」のロケーション
「道の駅 農匠の郷やくの」は、2002年に道の駅に登録された、京都府福知山市の国道9号沿いにある道の駅。
2020年に放送された大河ドラマ「麒麟がくる」でにわかに注目を浴びた、「福知山城」から約24キロ・30分のところにあるのだが、兵庫県との県境近くにあるため、「但馬」の道の駅と勘違いしがちだ。
「道の駅 農匠の郷やくの」の施設
「道の駅 農匠の郷やくの」は、「農匠の郷」と命名されているだけあって、農産物の産直販売に力を入れており、広い敷地を利用したテーマパークのような構造になっているため、「道路利用者のための休憩施設」という側面は弱い。
駐車場は広いが全体的に傾斜がある。
そんなこともあって、筆者は過去に温泉だけ利用し、近くにある「ドライブインやくの」の駐車場に移動して、車中泊をしたことがある。
「ドライブインやくの」にも24時間利用できる野外トイレがあり、車中泊にはそちらのほうが適している。
2021年10月 再取材
約10年ぶりに訪れた「道の駅 農匠の郷やくの」は、トイレだけはウォシュレットに改修されていたが、そのほかの施設はずいぶん廃れており、夜久野高原ほっこり館(日帰り温泉)・夜久野荘(宿泊施設)・やくの本陣(レストラン)・やくの一道庵・やくのベゴニア園・夜久野マルシェは、すべて休館または閉館していて、筆者の目にはもはや「再起不能」の状態に写った。
道の駅として見た場合、2007年に近くに開業した「道の駅 ようか但馬蔵」との競争に打ち破れ、集客を失ったのは明らかだろう。
ただ不幸中の幸いで、敷地の体験農場とのんびり広場のスペースが、「星のテラスオートキャンプ場」になっていた。
星のテラスオートキャンプ場 オフィシャルサイト
もともと滞在型の施設構成なので、道の駅よりもずっと愛称もよく、この方向性のほうがいいと思う。
「道の駅 農匠の郷やくの」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
ここは論外と云ってもいいと思う(笑)。
「道の駅 農匠の郷やくの」の最寄りの温泉&買物施設
併設する「夜久野高原ほっこり館」は休館中。
よふど温泉
クルマで約15分
☎079-670-7070
大人700円
11時~21時(受付最終20時30分)・第三木曜定休
駐車場80台
コンビニ
ファミリーマートまで約6キロ
スーパーマーケット
「ミニフレッシュ夜久野店」まで約7キロ
「道の駅 農匠の郷やくの」のアクセスマップ
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