車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年7月現在の「蒜山高原サービスエリア」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「蒜山高原サービスエリア」は、岡山・大阪方面から大山と蒜山高原に出かける際の前泊車中泊地にお勧め。
「蒜山高原サービスエリア」 DATA
蒜山高原サービスエリア(下り線・米子方面行き)
〒699-0202
島根県松江市玉湯町湯町
☎0852-62-3350/(株)玉造温泉ゆうゆ
駐車台数:50台
営業時間
売店:7時~22時
フードコート:7時~22時
インフォメーション:9時~17時
「蒜山高原サービスエリア」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.03.19
2016.03.20
2017.11.06
2018.03.17
2022.05.05
2023.05.04
2023.07.17
※「蒜山高原サービスエリア」での現地調査は、2023年7月が最新です。
蒜山高原サービスエリア【目次】
「蒜山高原サービスエリア」のロケーション
まずマップをよく見ていただきたいのだが、「蒜山サービスエリア」は下リ線側(米子方面行き)、上り線(岡山・大阪方面行き)ともに、「蒜山インター」より岡山・大阪方面寄りに位置している。
ということは、岡山・大阪方面から来る人は、「蒜山サービスエリア」で車中泊して、翌朝「蒜山インター」を出て観光すれば、ETCの深夜割引が受けられる。
逆に帰りは、観光と入浴を済ませてから「蒜山インター」に入って車中泊をすると、ETCの深夜割引が受けられる。
中国自動車道「吹田インター」~「米子自動車道蒜山インター」
●約213キロ・2時間30分
●通常料金:5,200円
●ETC休日割引:3,890円(差額1,310円)
●ETC深夜割引:3,640円(差額1,560円)
極端に云えば、それが「蒜山サービスエリア」で車中泊をする最大の魅力だ。
高速に乗ってしまえば、どこのサービスエリアで車中泊をしても同じにはなるが、6月後半から9月下旬までは、標高500メートル以上の高地にある「蒜山サービスエリア」の涼しさは大きな魅力的だ。
なお「蒜山インター」を降りてすぐのところには、「道の駅 風の家」があるので、国道で旅をする人はそちらが利用できる。
ちなみに蒜山高原には、もうひとつ「道の駅蒜山高原」があるが、ここはキャパがないうえに、併設するホテルの駐車場も兼ねており、混み合っている可能性がある。
「蒜山高原サービスエリア」の施設
「蒜山高原サービスエリア」で車中泊するもうひとつのメリットは、道の駅と違い、上下線ともにフードコート及び売店が、7時~22時まで営業していることだろう。
ちなみに、下リ線のレストラン「カレーハウスひるぜん」は10時から20時までだが、上り線の「蒜山高原のレストラン」は11時から21時(ラストオーダー20時30分)まで営業している。
「蒜山サービスエリア」では、名物であるジャージー牛の乳製品がたくさん売られているが、一番のオススメは「濃厚ソフトクリーム」だ。
濃厚なのに後味がすっきりした、この摩訶不思議なソフトクリームの謎は、栄養価が高くて濃厚さが特徴のジャージー牛乳に、”隠し味”として乳脂肪分8%の北海道産牛乳を、絶妙な配合でミックスしている点にあるという。
値段は筆者が食べた2021年7月当時で、たしか380円。今はもう少し値上がりしているかもしれない。
いっぽう、駐車場には上下線とも緩やかなうねりがあるものの、車中泊に支障をきたすほどではなく、許容範囲内だろう。
サービスエリアなので、もちろんトイレはウォシュレットで、可燃物のゴミ箱も完備している。
道の駅と違って、サービスエリアはこの両者が”標準化”されているのがありがたい。
最後にガソリンスタンドは、上り線は24時間営業しているが、下リ線は7時から20時までとなる。
しかしサービスエリアのガソリンスタンドが、一般道路より高いのは当たり前みたいな常識は、どうにかならないかな~。
反対に高速道路のほうを安くしたら、利用者が増えると思うのに(笑)。
「蒜山高原サービスエリア」のアクセスマップ
大山&蒜山高原 車中泊旅行ガイド



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