車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 白馬」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 白馬」は、国道148号線沿いにある利便性の高い道の駅だが、特に夏は平日でも夜間は混雑必至。

「道の駅 白馬」 DATA
道の駅 白馬
〒399-9211
長野県北安曇郡白馬村大字神城21462
☎0261-75-3880
営業時間
売店:9時~18時(土日祝は19時まで)
食堂:11時~18時(土日祝は19時まで)
火曜定休
「道の駅 白馬」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第10回
登録日/1996年4月16日
「道の駅 白馬」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2002年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2002.02.11
2010.07.18
2013.04.16
2013.09.26
2015.03.09
2021.03.09
2021.05.15
2024.07.24
※「道の駅 白馬」での現地調査は2024年7月が直近になります。
「道の駅 白馬」【目次】

「道の駅 白馬」のロケーション

白馬村には、長野オリンピックの会場となった八方尾根をはじめ、五竜・岩岳の人気スキー場が集中しており、ゴージャスなリゾートホテルから学生の合宿に使われる安い宿まで、様々なスタイルの宿泊施設が集まっている。
おかげで国道沿いには、スーパーマーケットにコンビニ・食事処、そしてコインランドリーなどの店が揃い、車中泊でも滞在しやすい環境が整っている。
とりわけ「道の駅 白馬」は、松本から安曇野、信濃大町、さらには栂池を越えて糸魚川へと続く国道148号線沿いの、クルマ旅に組み込みやすい立地に建つ。

ちなみに、我々中高年にとって…
白馬の感慨深い場所といえば、やはりここが一番になると思う。
1998年に「平成・日の丸飛行隊」が、日本人に語り継がれるべきレガシーを刻んだオリンピック・ジャンプ台には、実は知られざる秘話がある。
それも含めて、”白馬の大人の見どころ”はこちらにまとめているので、参考にしていただければ幸いだ。
さて。

「道の駅 白馬」の収容台数は32台と少なく、もともと連休や夏休みになれば、明るい時間帯はもとより、夜でも満車になることが珍しくはなかった。

そこへもってきて、これまで白馬で最大の無料車中泊スポットだった、「八方尾根スキー場」のすべての駐車場が、現在は車中泊禁止になっている。
おかげで、ますます「道の駅 白馬」の混雑ぶりに拍車がかかっているのが現状だ。

そこで近くにある2つの車中泊ができる無料の駐車場を紹介しておこう。
「道の駅 白馬」が満車の際には、こちらを利用していただければ幸いだ。
「道の駅 白馬」の施設

1996年にオープンした「道の駅 白馬」は、主要幹線道路の国道148号に面して横長に配置された駐車場と、駅舎があるだけのシンプルな施設だ。
長野オリンピックが開催される2年前にできているが、その頃にはもう開催は決定していたであろうことを思うと、いささか規模が小さすぎるようにも感じるが、時代を考えればそれが妥当なのかもしれない。

ただ、”道の駅の駐車場に傾斜があるのは当たり前”のような長野県にあって(笑)、「道の駅 白馬」の駐車場は珍しいほどフラットに整備されている。

24時間トイレは駅舎と反対側の端にある。

もちろん現在は、中にウォシュレットが完備している。

加えて大型車用の駐車区画が駅舎前にあるので、車中泊にはトイレに近い写真奥のほうが適している。

余談になるが
トイレの右の大きな建物は「飯田十三仏堂」と呼ばれ、中には十三仏を含めて17基の精巧な仏像が安置されている。

18世紀はじめの江戸時代中期に作られたとされるこれらの仏像群は、寄木造りで漆塗金箔、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)が施された精巧な造りで、相当に熟達した仏師の手になるものと云われている。

このような凝ったものを依頼するには、当時でもかなりの費用を要したはずだが、「飯田十三仏堂」の裏に広がるこの光景を見れば、「道の駅 白馬」がある飯田の地は、そのころから豊かな農村だったのかもしれない。

ただ残念なことに、現在の「道の駅 白馬」の駐車場は地デジの電波が弱い。

ゆえに、ここではストリーミング・アダプターが有効だ。
そのおかげで、筆者はここでもアンテナなしで「地デジ」と「BS放送」をライブで見ることができる。

駐車場で注意すべき点は、もうひとつ。
「道の駅 白馬」は雪が積もるとなかなか除雪に来てくれないので、簡単には動けない。これには参った!(笑)

さて。
かつては可燃物のゴミ箱が、屋外のわかりやすい場所に設置されており、24時間利用することができた。
それも人気の理由のひとつだったと思っていたのだが、2021年3月に訪ねた時は見当たらず…
休館日だったので、館内に収納されていたのならいいが、撤廃されてしまった可能性も否定できない。
2021年5月 再訪
「ゴミ箱のことがどうしても気になって」というわけではないが(笑)、前回の取材から2ヶ月後に、再び「道の駅 白馬」にやってきた。

幸いにも、可燃物のゴミ箱は駅舎の中に移設されていた。
ただこうなると、ゴミで困った時は9時まで道の駅にいなければならなくなり、くだらないことで貴重な旅の時間が奪われる。
とはいえ、
松本から白馬の間にある「道の駅」で、可燃物のゴミ箱があるのはここだけなので、置いてくれているだけでもありがたいと思うほかない。

今度は館内に目を向けよう。
「道の駅 白馬」の売店は、しっかり通路が確保されていて、商品を見て回りやすい。
以前に比べると、ずいぶんスッキリしている感じがした。

しかも品揃えは、どこにでもある産直野菜ではなく、土産品と雑貨の割合が高いのが特徴だ。
アウトドアフィールドに近いこともあり、チャムスやノースフェイスのTシャツまで置いてある。

レジカウンターには「インフォメーション」のサイン。これがあるだけで、ちょっしたことが聞きやすくなる。

休憩室はないが、食堂の前にソファを置いて休める場所を確保している。

以前はこの周りに観光パンフレットが置いてあったが、現在は入口近くのゴミ箱の横に整理して置かれている。

また屋外にも、テイクアウトのハンバーガー・カフェが設けられた。

さらに2024年7月には、ユニークな自動販売機も置かれていた。
総括すると、ここでは道の駅のスタッフが”今できること”を、確実に誠実に考えてよくやっていると思う。
白馬村では道の駅を含む都市計画のマスタープランが進行中のようで、いずれ移転かリニューアルのニュースが舞い込んできそうだ。
「道の駅 白馬」の車中泊好適度
「道の駅 白馬」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:駅舎の入口にあるが閉館後は収納されるため、営業時間中のみ利用可。
缶・ビン・ペットボトル:同上(屋外にはなし)
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 白馬」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

「道の駅 白馬」の周辺には、10ヶ所以上の日帰り温泉施設が点在する。

そして「道の駅 白馬」のインフォメーションでは、施設が書かれたマップと、お徳用になった共通利用券が手に入る。

筆者のイチオシは、道の駅から約9キロ・15分ほど離れたところにあるワイルドな露天の岩風呂で、日本トップクラスのpH11を超える強アルカリ性のお湯を誇る「おびなたの湯」だが、冬季は閉鎖される。

通年でのお勧めなのは「白馬八方温泉 みみずくの湯」で、こちらもpH値は11.39と、入浴すると同時にヌルヌル感に包まれる。
白馬八方温泉 みみずくの湯
約6キロ・クルマで10分。奥に見えているのは「スノーピークランドステーション白馬店」だ。
☎0261-72-6542
おとな700円
10時~21時(受付最終20時30分)
無休
なお、最寄りの温泉はこちら。

白馬姫川温泉 竜神の湯
約2キロ・クルマで5分。温泉はエスカルプラザの1Fにある
☎0261-75-2101
大人700円
13時~21時30分(受付最終21時)
無休

コンビニ
セブンイレブンまでは約300メートル。
スーパーマーケット
約3.5キロのところに「ザ・ビッグ白馬店」がある。
「道の駅 白馬」のアクセスマップ
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