この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 清川」は、中央自動車道の八王子から都心を避けて、湘南に抜ける際の車中泊スポットに最適。
道の駅 清川【目次】
1.「道の駅 清川」のロケーション
東丹沢にある宮ヶ瀬湖の近くに位置する「道の駅 清川」は、首都圏在住者にとっては、1泊2日でサイクリングやハイキングを楽しむ際の、ほどよい車中泊スポットになっているようだが、地方からやってくる旅人には、あまり馴染みがないかもしれない。
しかし2021年2月現在、茅ヶ崎海岸まで約26キロ・50分のところにある「道の駅 清川」は、湘南に一番近い道の駅になる。
特に中央自動車道で八王子まで来たあと、そこから都内を避けて湘南まで南下し、そのまま横須賀と横浜を観光して、東京湾アクアラインで房総半島を目指す人には、ベストルート上にある車中泊スポットといえる。
もちろん圏央道を利用すれば圧倒的に近道だが、途中のPAに泊まれば入浴もできず、情緒もない。また湘南まで行ってしまうと、江ノ島の有料駐車場まで行かなければ、いい車中泊スポットは見当たらないはずだ。
ちなみに、2022年3月にオープン予定だった待望の「道の駅 サザン茅ヶ崎(仮称)」は、新型コロナウイルス対応の影響により、オープンを2025年7月に延期することが公表されている。
2.「道の駅 清川」の施設概要・レイアウト
「道の駅 清川」の前身は、1996年にオープンした交流促進センター「清流の館」で、2015年に「道の駅」に登録された経緯を持つ。
そのため建物には、さすがに古めかしさを感じざるを得ない。
2-1.道の駅 清川の駐車場
「道の駅 清川」の駐車場は2ヶ所あるが、トイレに近いのは写真の「第2駐車場」で、向かいは派出所だ。ただし県道に面しているため、クルマやバイクの走行音が喧しいうえに、6台しか停められない。
こちらは第1駐車場。道の駅より一段低い場所にあり、階段でアクセスする。路面はほぼフラットで、川側に停めれば騒音もかなりマシになる。
2-2.道の駅 清川の売店・レストラン
「清流の館」の店内。到着したのが閉館直前だったため、野菜はほとんど売切れ状態だった。
酒の肴になりそうなものは多少置いてあるが、土産物はないに等しい。
なお食堂は二階にあるようだが、時間切れでチェックできず。ただ営業時間は平日が15時、土日でも16時がラストオーダーなので、どのみち夕食時には利用できない。
ただし、ありがたいことに第1駐車場の道の駅と反対側に、ドラッグストアの「クリエイト」が隣接しており、ここでは20時までビールと食品が買える。
2-3.道の駅 清川の休憩室ほか
2階にある休憩室は充実していて、普段は24時間利用できるようだ。
というのは、取材時は緊急事態宣言発令中だったため、建物はすべて17時で閉館されてしまい、中には入れなかった。
他のブロガーの画像を見ると、観光パンフレットもよく揃っており、ウォシュレット付きのトイレもある。また可燃物のゴミ箱もこちらに置かれている。
ここが使えるか、使えないかは大違いだ(笑)。
3.「道の駅 清川」の車中泊好適度チェック!
清川村ふれあいセンター「別所の湯」
道の駅から約2キロ・5分
☎046-288-3900
大人700円
10時~21時(受付最終20時)・月曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約6キロ。
スーパーマーケット
約7キロのところに「マルエツ 鳶尾店」がある。