【2023年2月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 なかつ」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 なかつ」は、高速道路を走れば別府温泉まで1時間以内に行ける、見どころとグルメに恵まれた道の駅
道の駅 なかつ DATA
道の駅 なかつ
〒871ー0152
大分県中津市加来814
☎0979ー64ー8830
営業時間
情報休憩室:9時30分~18時15分
直売所:9時~19時
※11月~2月は 18時まで
レストラン:10時〜17時
※土日祝は18時まで
年中無休
「道の駅 なかつ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第41回
登録日/2014年4月4日
「道の駅 なかつ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2017.05.05
2022.12.30
※「道の駅 なかつ」での現地調査は2022年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年12月に更新しています。
道の駅 なかつ【目次】
「道の駅 なかつ」のロケーション
「道の駅 なかつ」は、北九州の小倉と大分の別府温泉のほぼ中間に位置しており、車中泊で九州の東海岸を旅する人にとっては、”ちょっと気になる”存在だ。
まず別府温泉については、以下の記事を筆頭に、26ページに渡って超がつくほど詳しくまとめている(笑)。
さらに国東半島から宇佐・中津にも見どころが点在しており、中津でもう1泊することには大賛成だ。
とりわけ歴史に興味がある人には、「宇佐神宮」をお勧めしたい。
筆者の記事には、若い子が書くパワースポットや受売りの神様の話は出てこないが、インパクトでは遥かにその上を行くと思う(笑)。
もちろん中津城も、大河ドラマ「軍師官兵衛」を見ていた人が嬉しくなるような話が満載だ。
そして最後に。
「からあげ」好きには、ぜひ宇佐と中津の食べ比べにも挑戦してみていただきたい。
「道の駅 なかつ」の施設
「道の駅 なかつ」のレイアウトは、ご覧のように駐車場が分散していて、写真で見てもなかなか全容が掴みにくいと思う。
ただ分散している駐車場の中で、車中泊に適しているのはマップに★をつけたこちらで、24時間トイレに近く、静かで平坦だ。
とはいえ、わずか10台ほどしか駐められないため、週末や連休は早い時間から埋まってしまうと思われる。
リピーターや、キャンピングカー倶楽部などのSNSを通じて、こういう情報を得られる人の間では、既によく知られた話なのだろう(笑)。
2014年のオープンだけあって、24時間トイレは新しく、ウォシュレットもちゃんと完備している。
また情報休憩室も広々としており、使いやすそうに感じた。
それにも増して、「道の駅 なかつ」の魅力はグルメにあると云える。
JAおおいたの直売所「オアシス春夏秋冬」は、大分県の道の駅の中でも規模が大きく、地元の野菜・果物・花から畜産品・海産品まで幅広い品揃えを誇っている。
中にはブランド和牛として100年の歴史を持つ、豊後牛の精肉店もある。
そして中津のご当地グルメでお馴染みの「唐揚げ」は、まさにてんこ盛り。
これが全部本当に売れるのか…
もはや大したものを通り越して、呆れてしまった(笑)。
食堂の方も負けてはいない。
そりゃ~、人が集まるわ!
「道の駅 なかつ」の車中泊好適度
「道の駅 なかつ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置
2020年にここで車中泊をされた旅行者のブログには、可燃物のゴミ箱が館内にあると書かれていたが、2022年に訪ねた時は見当たらなかった。
撤去されているように思うが、大混雑していたので見落としている可能性もある。
なお、同じ国道10号沿いで北九州方面に8キロほど走ったところにある「道の駅 しんよしとみ」には、館外に24時間利用できる可燃物のゴミ箱があった。
県が違うとはいえ、同じ環境にある同じ道の駅で、あったりなかったりするのは納得がいかない。
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 なかつ」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
湯の迫温泉 大平楽
道の駅から約4キロ・10分
☎0979-84-7655
大人600円
9時30分~22時(受付最終21時30分)
不定休
コンビニ
ローソンまで約2キロ。
スーパーマーケット
「イオン三光店」まで約2キロ。