この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
お風呂とドッグランのある、東名高速道路のサービスエリア
足柄サービスエリア(上り・東京行き)【目次】
「足柄サービスエリア」のぷらっとパーク
最寄りの入浴&買い物施設
「足柄サービスエリア」のロケーション
東名高速道路の「足柄サービスエリア」は、富士山が見える静岡県の御殿場エリアにあり、富士五湖・箱根・湘南・伊豆半島などへのアクセスに恵まれている。
しかもスマートインターがあって、ここから出入りができるのがいい。
とりわけ行きやすいのは山中湖と箱根だ。
両者へは御殿場から国道138号でアクセスできるが、途中からの景色も素晴らしい。
そのため翌日のことを考えるなら、前日に頑張って「足柄サービスエリア」まで辿り着き、ここで車中泊するのが理想的だ。
「足柄サービスエリア」の施設概要
「足柄サービスエリア」のイチオシは「足柄金時湯」の存在だ。
今は関西から富士山方面にアクセスする場合、新東名高速を走れば、途中のどのサービスエリアにもシャワールームが用意されている。
だが「お風呂」は、伊勢湾岸道の刈谷ハイウェイオアシスを過ぎると、この足柄サービスエリアまで来ないとありつけない。
「足柄金時湯」に露天風呂はないが、高濃度炭酸泉の広い浴槽とサウナ、さらにコインランドリーとマッサージチェアがある。
料金はタオルのレンタル料金込み(2022年4月現在は【平日】大人680円,【土日祝】大人710円)。たぶん手ぶらで訪れる人が多いのだろう。
またアメニティーも、リンスインシャンプーではなく、ポーラ化粧品の製品を使用しており、一般的なスーパー銭湯よりもサービスはいい。
そして注目すべきは、正午から翌日朝の10時までという営業時間。
これなら夜遅く到着しても安心だ。
車中泊旅行者とって、もうひとつのありがたい点は、富士山の伏流水が無料で汲めることだ。
「足柄サービスエリア」にはドッグランもあるので、高速道路外からアクセスできる「ぷらっとパーク」にクルマを駐め、この2つを利用しに訪れる地元の人も多いように見えた。
もちろん「ぷらっとパーク」でも車中泊はできるが、近くには同じく天然水が無料で汲める道の駅もある。
さて。
「足柄サービスエリア」で車中泊をする時は、駐車場所選びに注意が必要だ。
お風呂があるためトラックが多いのはやむを得ないとしても、店舗正面の駐車場は、夜はほとんど無法地帯になることも(笑)。
しかも大半がエンジンをかけたまま寝るのだから、その騒音は想像を絶する。
さすがに堪らず、夜間にトラックのいないエリアに移動した。
こちらが「足柄サービスエリア上り(東京方面行き)」のベスト車中泊スペース。
ポールは邪魔だが、これがあるおかげで、大型トラックは侵入できない。
レストランやお風呂がある本館とは少し離れているが、トイレとゴミステーションが近くにあるので問題はない。
今度は物販飲食の施設について。
「足柄サービスエリア」にはローソンとATMがあるので、帰宅後即出かけても何とかなる。
また新東名高速道路でシャワー設備のあるドライバーズスポットを展開している「天神屋」がレストランとして入店しており、人気の「しぞ~かおでん」も食べられる。
フードコートには珍しいマクドナルドも。
売店には地元の土産品もよく揃っている。
時間があれば下り線の記事もぜひ。下りの設備はもっとすごい(笑)。
「足柄サービスエリア」の車中泊好適度チェック!
問合せ:0550-70-0020
なお、平日はこのサイトのクーポンを使うと500円で利用できるようだ。
コンビニ
ローソンが「足柄サービスエリア上り(東京方面行き)」に併設
スーパーマーケット
「マックスバリュ御殿場東田中店」まで約4キロ
「足柄サービスエリア」のぷらっとパーク アクセスマップ
東名&新東名高速道路のSA・PAで車中泊
※以下はすべてオリジナルの記事です。
世界文化遺産「富士山」 車中泊旅行ガイド
車中泊でめぐる「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」をテーマにした、オリジナルのマイカー旅行ガイドです。