この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
「千里浜なぎさドライブウェイ」は、紛れもなく能登半島ナンバーワンのドライブスポット。
千里浜なぎさドライブウェイ ドライブ&車中泊ガイド【目次】
<速報>「千里浜なぎさドライブウェイ」は、今通行できるの?
冬の高波で砂浜の浸食が進み、2021 年2 月に「千里浜ドライブウェイ一部消滅」という衝撃的なニュースが報道されが、その後に緊急養浜が実施され、4 月には復旧作業が完了している。
ただ2021 年8 月時点では、新型コロナウイルス蔓延防止対策により月末までの通行規制が行われている。今後の感染拡大状況によって規制期間は流動的だが、その規制が解除されれば、以前のように全線通行することが可能だ。
「千里浜なぎさドライブウェイ」は、”奇跡のビーチ”
筆者が「千里浜なぎさドライブウェイ」は、紛れもなく能登半島ナンバーワンのドライブスポットと呼ぶ理由は明快だ。
波打ち際をモーターカーで走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」は、日本で唯一、世界でも3ヶ所しかない「奇跡のビーチ」だからだ。
千里浜は走れるだけでなく、豊かな自然も残っている。ゴールデンウィークに訪れた時は地引網漁に遭遇。
この日はいい型のチヌが大量に水揚げされていた。
また夏は海水浴場としても利用される。
「千里浜なぎさドライブウェイ」をクルマが走れる理由
海岸の砂を顕微鏡で拡大すると、普通は大きさがバラバラでムラがある。
それに対して、千里浜には角ばった粒子の細かい砂が揃っている。それに適度な海水が混ざると、砂同士が噛み合って固く締まり、舗装道路のような安定感が生まれるという。
とはいえ油断は禁物。
これは行く度にお目にかかる「お約束の光景」だが(笑)、4WD車以外が走れるのは色の濃い引き締まった砂の上だけで、少しでも渇いた砂のうえに乗り込むと、こういう結末が待っている。
「千里浜なぎさドライブウェイ」の区間とアクセス
石川県羽咋地区にある、今浜から千里浜に至る約8キロの海岸が「千里浜なぎさドライブウェイ」の区間だ。
金沢方面からだと「のと里山海道」の「今浜インター」が、輪島方面からだと「千里浜インター」が最寄りで、ともにインターを出て案内看板に従って走れば、迷うことなくすぐに到着できる。
さらに能登半島を横断すれば、氷見からも近い。
「千里浜なぎさドライブウェイ」に行く際の留意点
冒頭で書いたように、千里浜は年々砂浜が減少しており、最近は天候と潮の満ち方次第で立入禁止になることも少なくない。
「のと里山海道」の電光掲示板には通行可能かどうかが随時表示されるので、見落とさないようにしよう。
「千里浜なぎさドライブウェイ」 オフィシャルサイト
なお、レストランとトイレがある千里浜レストハウスは、千里浜インターよりも輪島方面に少し進んだ「千里浜なぎさドライブウェイ 千里浜北口」の出入口のすぐそばにある。
千里浜なぎさドライブウェイ周辺の車中泊スポット
「千里浜なぎさドライブウェイ」周辺には2つの道の駅がある。
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