車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 うずしお」の車中泊に関する記述です。
※「道の駅 うずしお」は2023年1月から2025年3月まで、リニューアル工事のため休業中となっています。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
大鳴門橋が間近に迫る「道の駅 うずしお」は、絶景の立地にある充実した施設で「行く価値あり」だが、車中泊には適していない。
道の駅 うずしお DATA
道の駅 うずしお
〒656-0503
兵庫県南あわじ市福良丙947-22
☎0799-52-1157
「道の駅 うずしお」は、2023年1月から2025年3月まで、リニューアル工事のため休業中で、現在はすぐ近くに2023年3月5日にオープンした「鳴門岬駐車場うずまちテラス」にて仮営業中。
リニューアルされる「道の駅うずしお」は、屋上に鳴門海峡の絶景が楽しめる展望デッキをはじめ、レンタサイクル、フィールドアスレチック、キッズスペースの施設が設置される予定で、収容台数が少ない駐車場も拡大されるようだ。
そのため、以下はリニューアル前の情報になります。
「道の駅 うずしお」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 うずしお」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.17
2010.03.27
2012.04.07
2015.02.08
2022.04.17
※「道の駅 うずしお」での現地調査は、2022年4月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年3月に更新しています。
道の駅 うずしお【目次】
「道の駅 うずしお」のロケーション
「道の駅 うずしお」は、淡路島の南端に位置し、鳴門海峡に架かる大鳴門橋を間近に眺望できる風光明媚な場所に建つ。
「道の駅 うずしお」の奥には、大鳴門橋の上に作られた無料の「アンカレイジ展望台」に通じる遊歩道があり、大鳴門橋の中ほどにある展望スペースからは、眼下に鳴門海峡が見下ろせる。
川のように潮が流れる鳴門海峡。
潮の満ち引きのタイミングが合えば、「鳴門のうずしお」を見ることができるかもしれない。
ちなみに、徳島側からも大鳴門橋を歩行できるが有料だ。
そのかわり室内空間になっているので、雨風が凌げる。
なお、「鳴門のうずしお」が見頃を迎えるゴールデンウィークには、夜間も満車の可能性は高い。
ただ車中泊には、うずしお観覧船が出る福良港に併設された「道の駅 福良」のほうが適している。
「道の駅 うずしお」は、駅舎が岬の突き当たりに設けられているため、駐車場は少し離れた手前の道路の歩道前にレイアウトされている。 ただし車中泊には傾斜が強く、さらに車高の高いキャンピングカーは強風に注意が必要だ。 加えて人が頻繁にクルマのすぐ脇を通るので、なかなか落ち着けない。 駐車場の近くにある24時間トイレ。 清掃は行き届いているが、ウォシュレットには改修されていなかった。 駐車場から駅舎までは藤棚の下を歩く。 春は遅咲きの桜と藤のコラボが美しい。 うず潮とあわせて、やはりこの道の駅のベストシーズンは4月中旬になるのだろう。 さて。 館内の説明に入る前に、「道の駅うずしお」の名物「あわじ島バーガー」を紹介しておこう。 「道の駅うずしお」のオリジナルである「あわじ島バーガー」は、淡路島産のタマネギや淡路ビーフなどの地元食材を用いたハンバーガーを住民が提案し、行政や観光協会、商工会議所などが連携してイベントなどでアピールしている「淡路島バーガー」の中のひとつ。 筆者が食べたのは、2011年10月に開催された「とっとりバーガーフェスタ」に「あわじ島バーガー」として初出品され、全国3位となった「あわじ島オニオンビーフバーガー」で、人気ナンバーワンの評判通り、なかなかウマい。 揚げた玉ねぎと柔らかく煮込んだ牛肉の相性は抜群で、770円でも納得が行くものだった。 しかもそれが、こんな気の利いたテラス席で食べられるのだから、気分も盛り上がるというもの。 実は筆者がコレを食べるのは2回目になる。最初はNHKの「あさイチ」の取材時に食べたのだが、モデルだったので写真を撮ることができなかった(笑)。 それから8年ぶりの再撮になったが、当時と変わらぬ「定番」として、今なお生き続けているのは素晴らしいことだ。 館内に目を向けると、「道の駅 うずしお」の売店は、淡路島の特産品販売に力を傾注しており、とりわけ「玉ねぎ」に関連する商品の取り扱い点数が多い。 また「ここだけの商品」と書かれたポップが効果的で、買い物客の意欲をうまくそそっている。 いっぽう、こちらの「くぎ煮」も播磨のソウルフードだ。 生のいかなごの稚魚をしょうゆ、ザラメ、しょうがなどを加えた煮汁で炊き上げた、甘辛い味わいの佃煮は、見た目が茶色く錆びて曲がった古釘に似ているところから、そう呼ばれるようになったという。 「錆びた釘を入れて煮る」からではないので、あしからず(笑)。 最後に。 場所は少し分かりづらいが、観光パンフレットもよく揃えられていた。 物販に熱心な道の駅は、往々にしてこういうところがお粗末なのだが、「道の駅 うずしお」に手抜かりは見当たらない。 なお500人が収容できるレストランでは、大鳴門橋を見ながら会席、宝楽焼など新鮮な海の幸が味わえるようだが、取材した時間にはオープンしておらず、詳しいメニューまでは調べていない。 可燃ゴミ:屋外にあり。 南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる コンビニ スーパーマーケット「道の駅 うずしお」の施設
「淡路島バーガー」と「あわじ島バーガー」の違い
「道の駅 うずしお」の車中泊好適度
「道の駅 うずしお」のゴミに対する対応
缶・ビン・ペットボトル:屋外の自動販売機横に設置。「道の駅 うずしお」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
道の駅からクルマで約20分。
☎0799-50-5126
大人630円
10時~22時30分(受付終了22時)・第3木曜定休
ローソンまで約7キロ。
近くに大きなスーパーマーケットは見当たらない。「道の駅 うずしお」のアクセスマップ
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