車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「道の駅 みなべうめ振興館」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
南部梅林に行く前に立ち寄りたい、「道の駅 みなべうめ振興館」
「道の駅 みなべうめ振興館」 DATA
道の駅 みなべうめ振興館
〒645-0026
和歌山県日高郡みなべ町谷口538-1
☎0739-74-3444
営業時間
9時~17時
火曜定休
12月29日~12月31日 休館、2月中は無休
「道の駅 みなべうめ振興館」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第12回
登録日/1997年4月11日
「道の駅 みなべうめ振興館」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.06.03
2013.12.20
2016.01.31
2020.02.23
2022.01.28
2023.02.18
※「道の駅 みなべうめ振興館」での現地調査は2023年2月が最新になります。
道の駅 みなべうめ振興館【目次】
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「道の駅 みなべうめ振興館」のロケーション
由良と白浜のちょうど中間あたりに位置する「道の駅 みなべうめ振興館」は、国道42号で南下しながら、紀伊水道に沿って和歌山県を旅する際には、ちょうどいい区切りに位置する”旅の宿”だ。
同時に「道の駅 みなべうめ振興館」は、南高梅(なんこううめ)が咲く南部(みなべ)梅林から約2 キロのところにある「梅の資料館」を兼ねており、グリーンシーズンよりもむしろ早春の2月によく賑わう。
裏手には梅林が広がるほか、2Fの「梅資料ゾーン」では、満開時の南部梅林の様子が見られるパノラマコーナーを筆頭に、梅の歴史や特徴が楽しく学べる。
梅が咲く季節に来るなら、ここで前泊して朝から南部梅林に行くのがお勧めだ。
また「道の駅 みなべうめ振興館」は、初夏にアカウミガメが産卵にやってくる「千里の浜(千里浜)」にも近い。
ただ産卵は深夜に行われるため、ここは車中泊には適していない。
本気でウミガメが見たいなら、以下のポイントでの車中泊がお勧めだ。
「道の駅 みなべうめ振興館」の施設
合計47 台を収容する「道の駅 みなべうめ振興館」の駐車場は、1階と地下に分かれている。
地下の車高制限は2.3メートルで、普通車ならご覧の通り余裕がある。
屋根があると雨天時に助かるだけでなく、冬場は放射冷却を直接受けずに済むため、寒さは大きく違うはずだ。
国道424号に面した1Fの駐車場は、フラットでトイレにも近くてよいのだが、大型車の区画が幅を効かせており、普通車は10台ほどしか駐められない。
24 時間トイレは独立していて、駐車場の近くに建っている。
中はウォシュレットになっていた。
梅干しや紀州備長炭などを販売する売店は3階にある。
さすがご当地だけあって、梅干しの品揃えは立派。
ここでは塩分濃度別に試食ができる。
もちろん筆者が絶賛する「ダイヤモンド梅」も置いている。
なお、「道の駅 みなべうめ振興館」にはレストラン等の飲食施設はない。
筆者は道の駅のスタッフが教えてくれた、地元の人気ラーメン店に足を運んできたので、最後にその食レポを載せておこう。
「道の駅 みなべうめ振興館」の車中泊好適度
「道の駅 みなべうめ振興館」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:館内の自動販売機の横に設置。
みなべには、梅を求めて県外からの旅行者も多くやってくるだけに、可燃物のゴミ箱は用意をしてもらいたいものだ。
観光地には、そのくらいの努力はあって当然と旅人は思っている。
そもそも、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 みなべうめ振興館」 最寄りの温泉&買い物施設
鶴の湯温泉
☎0739-75-2180
大人600円
11 時~ 20 時、火曜定休(祝日・2 月を除く)
コンビニ
ファミリーマートまで約1.5キロ
スーパーマーケット
約3キロのところに「オークワみなべ店」がある
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