車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年11月現在の丹後半島のお勧め車中泊スポット7件を詳しく紹介しています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
丹後半島の車中泊旅でお勧めできる、4つの道の駅と3つの無料駐車場を一挙公開。
「丹後半島」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.08.08
2010.02.20
2010.08.16
2010.11.13
2010.11.20
2010.12.27
2011.02.25
2011.03.12
2011.07.28
2013.05.06
2015.09.12
2018.09.17
2020.04.03
2022.05.07
2023.11.05
※「丹後半島」での現地調査は、2023年11月が最新になります。
丹後半島のお勧め車中泊スポット7選
ここがお勧め!
浜詰園地・道の駅くみはまSUNSUIIKAN・八丁浜シーサイドパーク
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集
丹後は思っているより人気の旅先。
まず丹後半島での車中泊の話をする前に、確認しておきたいことが2つある。
ひとつは、丹後半島には見どころ・食べどころを含めて、どんなコンテンツがあるのかを、多少は調べてからでかけること。
本来、旅には「目的」があって、車中泊はそのための「宿泊手段」にすぎない。
つまり「目的」が決まらなければ、「手段」も決めようがないのは道理だ。
その確認のためにも、一度以下の記事にも目を通してみていただきたい。
もうひとつは、今は計画をしっかり立てて、丹後半島にやってくる車中泊旅行者がたくさんいる。というより、それが主流であることを認識すること。
道の駅でも、せいぜい50台程度しか駐められないのに、ハイシーズンの週末に、ノープランで夜遅く着いても、まだ空きがあると思っていたら大間違い(苦笑)。
車中泊だから”行き当たりバッ旅”でOK!
そんな時代はすでに北海道でも終わりつつあり、今はインバウンドの外人さんでも、キャンピングカーで旅をしている。
ゆえに宿泊施設ほどの競争率ではないにしても、人気の旅先を周ろうと思うなら、それなりの準備と対策が必要だ。
ちなみにざっくりした試算では、宮津市と京丹後市の年間観光客数は、500万人を超えている。
世界遺産の白川郷でさえ200万人に届かないことを考えると、丹後半島はもう立派な人気観光地といっても過言ではない。
丹後半島周遊に必要な車中泊日数は?
先ほど紹介した記事にも同じ話を載せているのだが、「天橋立」を擁する宮津市、「舟屋」で人気の伊根町、そして丹後半島沿岸部の大半を占める京丹後市で構成される「丹後半島」は、ざっくり観て周るだけなら、現地1泊2日でも無理というわけではないと思う。
ただ「満喫感」を求めたいなら、上記の3つのエリアでそれぞれ1泊、すなわち現地で3泊できる時間を確保してのぞみたい。
丹後半島は、そうするだけの価値を持つ、自然と歴史に満ちた旅先だ。
前置きはこの程度にして、本論に進もう。
道の駅 海の京都 宮津
「京都縦貫道」の「宮津天橋立インター」から約2キロ・クルマで5分ほどで到着できる「道の駅 海の京都 宮津」は、まさに”丹後半島のゲートウェイ”と呼ぶにふさわしい車中泊スポットだが、それゆえに休日は昼夜を問わず混雑している。
夜間も混雑する理由には、天橋立周辺に、ここ以外に分かりやすい無料の車中泊スポットがないことと、金曜日の夜に自宅を出た京阪神の旅人が、ここで「前泊」することも挙げられるだろう。
そんな「道の駅 海の京都 宮津」の留意点は、駅舎の裏側に臨時用の駐車スペース(島崎公園)があることだ。
ここは普段はクローズされており、連休のような混雑が予想される日にだけ、終日駐車場として開放されるのだが、事前にそのことと入口を知らないと、満車と勘違いし、入庫を断念してしまいやすい。
それ以外にも「道の駅 海の京都 宮津」には、事前に知っておくほうがいいことが多いだけに、以下の記事でそれらを把握してからお出かけいただくのが賢明だ。
道の駅 舟屋の里伊根
道の駅から見える景観においては、間違いなく丹後半島ナンバーワンといえる「道の駅 舟屋の里伊根」だが、近頃は宮津と同様で、週末になると車中泊の激戦地になる。
気をつけるべき点は2つあり、まず公的な紹介サイトには駐車場の収容台数が137台となっているが、現在は広い第2駐車場のトイレが撤廃されており、ポータブルトイレを持参してないと、実質は40台ほどしか車中泊はできない。
もうひとつは昔からそうだが、日帰り入浴施設が近くにはない。
そのため、汗を流したい季節に「道の駅 舟屋の里伊根」で泊まるなら、到着前に宮津か京丹後で入浴を済ませてから行かれることをお勧めする。
この2点をあらかじめ知っていれば、ここはけして悪くはないと思う。
道の駅 てんきてんき丹後
丹後半島の道の駅の中では、もっともオーソドックスなスタイルで、日帰り温泉からも近く利用しやすい。
敷地の裏は「てんきてんき村オートキャンプ場」になっており、12月から2月は1区画2000円、電源サイトで2500円と、RVパークよりも安いくらいの料金で利用できるというのもありがたい。
ただ旅のスケジュールからすると、普通はここで車中泊をするタイミングにはなりづらいと思う。
浜詰園地・道の駅くみはまSUNSUIIKAN・八丁浜シーサイドパーク
「道の駅 てんきてんき丹後」で少し触れたが、旅のスケジュールの兼ね合いからすると、丹後半島の日本海沿岸では、この「夕日ヶ浦」界隈がいちばん車中泊をするのにタイミングが合いやすい場所だと思う。
そのため筆者は、昔からこの「浜詰園地」を”定宿”にしてきた。
ただ近年は、ここで車中泊をする若いサーファーの数が増えて、環境は荒れつつあるようで、以前はトイレの前に置かれていたゴミ箱が撤廃されるなど、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。
もし行かれた日に不安を感じるようであれば、近くには「道の駅 くみはまSANKAIKAN」がある。
ここは駐車場に傾斜があるのと、車中泊にはちょっと使いづらいレイアウトになっているのだが、近くで騒がれるよりはいいだろう。
また「浜詰園地」のような開放的な雰囲気を望むなら、少し琴引浜方面に戻ったところに、「八丁浜シーサイドパーク」という大きな公園がある。
久美浜公園
「丹後半島」の西端にあたる「久美浜湾」は、反時計回りに「丹後半島」を旅する場合はゴール地点にあたる。
そのためここは、翌日からも城崎温泉方面に旅を続けるという人にお勧めの車中泊スポットといえるのだが、釣りもできて終日遊べるところでもある。
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舞鶴&丹後半島 車中泊旅行ガイド
※以下の記事はすべて広告・外部リンクではなく、オリジナルの書き下ろしです。