日本海に面した岩内町の国道229号から、ニセコ連山を横断して洞爺湖町まで続く北海道道66号(岩内洞爺線)が、通称「ニセコパノラマライン」と呼ばれている観光道路だ。ただ、わざわざドライブに行かなくても、ニセコ界隈をクルマで周遊すれば、気づかないうちに走っていることが多い(笑)。
「ニセコパノラマライン」からは特に羊蹄山が大きく見える。時間があればゆっくりクルマを走らせ、美瑛にあるパッチワークの丘と同様、「インスタ映え」を狙うといい。狙い目はガスの演出が加わる朝夕だ。
まさに「蝦夷富士」。本物顔負けの笠雲にビックリ。羊蹄山撮影の難点は、いかにして電線を外すかにある。
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さて。標高756 メートルの高台に位置する神仙沼は、「ニセコパノラマライン」の最高地点、チセヌプリ峠(標高832メートル)から少し下ったところに設けられた神仙沼自然休養林駐車場から、散策路を片道25 分ほど歩いたところにある。
高山植物や赤エゾ松が生える湿地帯には木道が整備されており、数あるニセコ山系の沼の中でも最も美しいとされている。
とまあ、どのガイドブックにも書いてあるわけだが(笑)、正直云って、ここは多少なりとも野鳥や高山植物の知識がなければつまらない。
ただの散歩でいいなら引き止めはしないが、普段から「上げ膳据え膳」的観光に馴染んでいる人には、なかなかその良さを見出すことはできないだろう。
たとえば、双眼鏡で注意深く林をのぞけば、ドラミングするアカゲラの姿を見つけることができる。
華やかなフラワートレッキングが楽しめるのは6月中旬〜7月上旬。
彼女がマクロで撮影しているのはワタスゲ。本州の中部地方以北の高地に咲く花だが、今は数が減って岐阜県ではレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けている。
なお、ここは足場が良いのでスニーカーで十分歩けるが、スコールやガスに見舞われても身を隠すところはない。もちろん、売店や自動販売機もね!
現地電話なし カーナビ設定時の目印は、レストハウス神仙沼
☎ 0135-73-2011
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