この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
公衆トイレがある真狩川河川公園の駐車場は、無料で快適だが住宅地に隣接している。
羊蹄山の南麓に広がる真狩村は、じゃがいも・人参・大根・アスパラなどの野菜と花の生産が盛んなところだ。とりわけユリの栽培は、道の駅にフラワーパークと名がつくほど盛んで、ユリ根の生産量は日本一を誇っている。
と同時に、真狩村は細川たかしの美声を育てた美しい環境の町として、道内ではよく知られている。畔にその記念碑が建ち、アイヌ語のマク・カリ・ベツ(山のほうを回っている川)に由来する真狩川の自然形態を生かして造られた真狩川河川公園は、村民の朝のウォーキングコースにもなっているようだ。
わたしバカよね~♪ 北~の酒場通りには♪ 飲めと云われて素直に飲んだ~♪ 連れて~行ってよ~♪
さて、あなたならどの曲を選びます? ちなみにカラオケではありません(笑)。
さて、公園の中央を流れる真狩川には、ご覧のような釣り人をそそる、でっかいオショロコマが生息するらしい。
かなり人の手の入った、こんな小川にほんとにいるのか?
ということで、ちょっと試したくなった(笑)。川の端から端まで歩いてロケハンしたところ、釣り禁止の看板はない。さすがは北海道!
結論は、おった!
実はこんな稚魚に毛の生えたようなオショロコマではなく、さきほどの看板に書かれた、まさに臙脂 (えんじ)色をしたサクラマス級のオショロコマをかけたのだが、すんでのところでバラしてしまい、写真に撮れず悔しー… 情けない証拠写真を掲載せざるを得なくなってしまった。
どうせリリースしてやるから!と云ってやればよかったか(笑)。
ただし、魚はかなりスレているようで、釣りそのものはシビアだった。そりゃ、町の中だもの、釣れるほうが不思議なくらいだ。
駐車場は広くて、一画にはトイレもある。
物理的には車中泊ができなくはないが、周りは住宅地なので推奨はしない。というより、道の駅真狩フラワーセンターがすぐ近くにあるので、ここで車中泊をしている姿は、誰にも違和感を与えるだろう。
【正式名称】
真狩(まっかり)川河川公園
駐車場:普通車約50台