道の駅わっかない 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年6月更新

北海道のベスト車中泊スポット

北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、2023年6月現在の「道の駅わっかない」の車中泊情報をご紹介。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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「道の駅わっかない」は、JR稚内駅に隣接する利便性の高い道の駅。

道の駅わっかない

「道の駅わっかない」 DATA

道の駅わっかない
〒097-0023 稚内市開運2丁目
☎0162-29-0277
営業時間
休憩コーナー 5時〜24時
観光案内所 10時〜18時
売店 8時30分~18時(7~9月)・
9時〜18時 (10月〜6月)
年末年始(12月30日~1月1日)休館

「道の駅わっかない」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回 /第37回
登録日/2012年3月26日

「道の駅わっかない」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2012.07.26
2015.08.14
2016.06.02
2021.07.21

※「道の駅わっかない」での現地調査は2021年7月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年6月に更新しています。

道の駅 わっかない【目次】

道の駅 わっかない

「道の駅 わっかない」のロケーション

「道の駅 わっかない」の施設

「道の駅 わっかない」の車中泊好適度

道の駅 わっかない」最寄りの
温泉&周辺買い物施設

「道の駅 わっかない」アクセスマップ

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「道の駅 わっかない」のロケーション

稚内マップ

北海道の”北の最果て”に、2012年にオープンした「道の駅わっかない」は、車中泊クルマ旅で道北を観光する際の”オアシス”とも呼べる、なくてはならない存在だ。

マイカーで道北をめぐろうとする車中泊の旅人は、函館か小樽、あるいは苫小牧にフェリーで上陸した後、観光しながら数日かけて北上して、とりあえずは稚内の街を目指すと思う。

ノシャップ岬

人気観光スポット「ノシャップ岬」から約5キロ、また北海道遺産に登録されている「北防波堤ドーム」からも目と鼻の先にある「道の駅わっかない」は、稚内市内観光時の車中泊スポットにするには最適だ。

道の駅 わっかない

駅舎がJR駅と共用になっているため、普通の道の駅とは趣が異なるが、「旅の宿」に使うには利便性が高くて重宝する。

周辺にはスーパーはもとより、生活必需品が手に入る店舗が揃っており、筆者はここで食材や消耗品などの”持ち物検査”をして、次の目的地へ向けた旅支度を整え直すことが多い。

ポートセンター

近くにある車中泊関連施設で、とりわけ便利なのがコインランドリーとコインシャワーが利用できる「ポートセンター」だ。

またグルメスポットでは、隣に「ミシュランガイド北海道2012特別版」と「2017特別版」でビブグルマンを獲得している人気のラーメン店「たからや」がある。

飲める人には、夕暮れからプラプラ歩いて15分ほどの距離にある副港市場に出て、温泉と屋台酒を楽しむのがお勧めだ。

港のゆ

2007年にオープンした「港のゆ」は、経営不振により2020年に閉館してしまったが、2022年10月に道内の温泉施設でマッサージ事業などを展開する「フィル&スマイル」(札幌)が指定管理者となり、「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」として再開を果たしている。

副港市場オフィシャルサイト

さて。

もうひとつ「道の駅 わっかない」での車中泊をお勧めしたいのは、礼文島・利尻島に向けて翌朝早く旅立つ人たちだ。

稚内フェリーターミナル

昔と違って現在は稚内フェリーターミナルの駐車場が有料なので、「道の駅わっかない」で朝を迎えてから、移動するほうがいいと思う。

なお、静かで夜景もきれいなうえにゴミまで回収してくれる無料の「稚内森林公園キャンプ場」は、周囲に建物も林もなく強風がまともに当たるので、その際は「道の駅わっかない」に避難するほうが安心だ。

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「道の駅 わっかない」の施設

道の駅 わっかない

こちらが「道の駅わっかない」のレイアウト図で、駐車場は2ヶ所に分かれている。

道の駅わっかない

まず、こちらがマップのAにあたるメインの駐車場。

明らかに地元の人が通勤に使っているとおぼしきクルマも目立つが、それくらいで満車になる心配はない(笑)。

フラットなのはいいが、多少騒々しいのと駐車場からトイレが遠いのが難点で、それほど落ち着ける場所ではないと感じた。

道の駅わっかない

こちらはBの駐車場で、24時間トイレに圧倒的に近い中高年の一等地だ(笑)。

ただしトラッククレーンがあるので、静かに寝られるかどうかは運次第。

普通車が停められるスペースは10台ほどしかないので、夜間どうしてもトイレに行きたくなる人は早めに到着するほうがいいだろう。

道の駅わっかない トイレ

もちろん24時間トイレはウォシュレット。

稚内駅には観光案内所を兼ねた駅舎や特産品のセレクトショップもあり、休憩場所としての利用価値も高い。

道の駅わっかない

Wi-Fiと電源、そして可燃物のゴミ箱も用意された休憩スペース。悪天候時の日中は、ここで快適に過ごす手もある。

道の駅 わっかない

なんなら映画も見られる。

「道の駅 わっかない」車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車:88台
ゴミ箱の有無=館内にあり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅わっかない」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:館内にあり、休憩室営業時間中に利用可能
缶・ビン・・ペットボトル:同上

ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 わっかない」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

ヤムワッカナイ温泉「港のゆ」
道の駅から約1キロ・駐車場あり
☎0162-73-1126
おとな680円
10時~22時(受付最終21時30分)
無休

コンビニ
セイコマートが併設(6時~23時) 

スーパーマーケット
西條 稚内店まで約3キロ

「道の駅 わっかない」アクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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