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大雪山の概要と見どころ

9月下旬に紅葉のピークを迎える大雪高原にて。
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。

カムイミンタラ 神々の遊ぶ庭

層雲峡からアクセスする大雪山の黒岳。写真は山頂付近だが、ここは登山に近い体力が必要。

大雪山という単独峰は存在しない。

通念上、大雪山とは北海道中央部にそびえる火山群を指し、具体的には「表大雪」とも呼ばれる「お鉢平」一帯を示している。

かつて… アイヌの人々は、親しみと畏敬の念をこめ、この地を「カムイミンタラ」と呼んでいたが、行けばその気持ちがよくわかる。

ちなみに大雪山系という表現は、南北63km・東西59kmの広さを誇る、表大雪・北大雪・東大雪・十勝岳連峰を包含した大雪山国立公園全体を意味し、面積は神奈川県にほぼ匹敵する。

登山愛好家にとって、大雪山は「縦走しやすい山」として人気があるが、縦走は公共交通機関を利用する人に適した山歩きで、クルマ旅には不向きだ。そのため、ここでは幾つかの日帰り登山ルートと、その代表的な景観を紹介している。
さて。ご承知のとおり大雪山は紅葉の名所としても有名で、9月初旬にはチングルマやナナカマドなどが赤く染まる。

そのためロングステイを楽しむ人の多くは、その紅葉を見てから帰路につく人も多い。また北海道の夏は7月が美しく、8月は花の「端境期」となるため、一足早い秋が楽しめる9月に訪れる人も多い。

「たいせつ」か「だいせつ」か?

北海道では大雪山を、「たいせつざん」と発音する人も多い。

それは大雪山の名を初めて記した書物「日本名勝地誌」に、そう振り仮名されていたことに由来している。

しかし一方で、国立公園としての正式名は「だいせつざん」となっており、ダイセツトリカブト、ダイセツタカネフキバッタなど、大雪山固有の動植物の和名にも「ダイセツ」が使われている。

「大雪山」の発音は、どちらが正式とは決まってはいないようで、気に入った方を使えばいいとのこと。ただ、「たいせつざん」というほうが、いかにも「知ってる」感じがしないでもない(笑)。

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