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礼文島・利尻島フェリーガイドと、両島の概要

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。

礼文島に花咲く時期は、団体ツアーも花盛り

礼文島・利尻島に渡るには、稚内フェリーターミナルから発着するハートランドフェリーを利用する。

フェリーは稚内とそれぞれの島を結ぶ便に加え、両島間を行き来する便も用意されているので周遊も可能だ。

ただしハイシーズンは、旅行会社によい時間帯の便を押さえられていることが多いので、予約を早めにするか、当日予約で始発または最終便を利用するほうが確実だろう。予約受付開始は2カ月前の同日からになる。

航路や料金、時刻表はハートランドフェリーの公式サイトで確認を。

ただ日程に余裕があれば、現地の天候を確認してから乗船できる当日予約のほうがベターだ。いったん海が荒れると数日間はおさまらない。
稚内で、礼文島・利尻島に渡る「旅の支度」を整える
礼文島・利尻等へのフェリー発着基地にあたる、稚内周辺の観光と車中泊事情に関するアドバイスです。

乗船ワンポイントアドバイス

【渡航】
クルマと渡るか、人だけ渡るかが思案のしどころ

この航路は船積み運賃が高いことで知られており、5メートル未満クルマで往復すれば、いずれの島も3万円以上、両島を巡れば4万円以上の費用がかかる。

そのためクルマを置いて日帰り観光をする人も少なくない。確かに現地にはレンタカーも揃っており、1泊ならバンガローやキャンプ場を利用するほうが安く上がるかもしれない。

筆者も2008年に初めて礼文島に渡った際は、クルマを稚内に置いてバックパッキングで出かけた。
しかし、島内のバス運賃と本数・経路を鑑みると、コスパはけして良いとは思えなかった。結果、以降2度はクルマで島に渡り、両方の島に数日間滞在している。

【船内】
座席か座敷か、混雑具合で居場所を決める

フェリーへは運転手と同乗者が別々に乗船するシステムになっているので、同乗者が先に席を確保するといい。

客席は座席と座敷の2種類あるが、混雑時は座席、空いていれば寝転べる座敷がお勧めだ。

ベストシーズンは5月下旬から7月上旬

礼文島と利尻島では、例年5月下旬から7月上旬にかけて高山植物が花を咲かせるが、注目すべきは「そこにしか咲かない花」だ。

礼文島

上/礼文島の西海岸は車道のないハイキングコース 下左/ 5 月下旬に見頃を迎えるレブンアツモリソウ 下右/ 6 月中旬から開花し始めるエーデルワイスの仲間、レブンウスユキソウ

「凛」と咲く花と向き合う場所

礼文島の魅力を伝えるには、「素朴」という言葉が一番いい。観光地にありがちな「押しつけがましいサービス」がないかわりに、お客様気分も味わえない。

あるのは一級品の自然だけで、その極みが初夏に花咲く高山植物の固有種だろう。この島はそれが「ご馳走」と思える人に向いている。
クルマで旅する礼文島
クルマ旅専門家がまとめた、マイカー・レンタカーでめぐる礼文島の観光スポットと車中泊情報です。

利尻島

上/フェリーが発着する鴛泊(おしどまり)の町に近いファミリーキャンプ場ゆ~に 下左/晴れた日は、島のどこからでも利尻山の姿が見える 下右/昆布が特産品の利尻島では、それを食べて育つウニも美味しい

クルマで周る「百名山」

利尻島は「縄文杉」で知られる鹿児島県の屋久島に似た地形で、島の中央に日本百名山のひとつに数えられる「利尻山」が鎮座している。ただ、この時期はまだ残雪が多く、登山客よりも観光客のほうが圧倒的に多い。

クルマで旅する道北
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