この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 飛騨白山」は、「道の駅 白川郷」が満車の時に使える温泉併設の車中泊スポット
道の駅 飛騨白山【目次】
「道の駅 飛騨白山」のロケーション
白川郷と荘川のちょうど中間に位置する「道の駅・飛騨白山」は、2008年(平成20年)4月にできた温泉隣接の道の駅。
岐阜県側の白山登山の拠点となっているため、日中は平日でも駐車しているクルマが目立つ。
最大の利用価値は、白川郷の道の駅が満車時の代替え車中泊地に使えることだが、筆者はむしろ確実に空いていて、ゆっくり温泉にも入れて食事もできる、こちらのほうがお気に入りだ。
なお、ここは温泉ファンにお馴染みの秘湯、「大白川露天風呂」に一番近い道の駅でもある。
「道の駅 飛騨白山」の施設
敷地は長方形の広大なフラットスペースであるにもかかわらず、駐車区画はわずか36台しかなく、都会では考えられないゆったりしたレイアウトになっている。
というのは、豪雪地帯のために、冬には除雪した雪が駐車場の中央にうず高く積み上げられるからだ。
これには「なるほど、そーゆうことか!」っと、かつて事情を知らなかった筆者も驚かされた(笑)。
そんなわけで、車中泊に適しているのはトイレに近いこのあたりになる。
トイレはウォシュレットで、営業時間中は無料の足湯が道路利用者と白山登山者の足を癒している。
売店は驚くほど質素。
食品が少ないのは、除雪置き場になる冬季に休業(12月~3月末)期間があるからだろう。
だがよく見ると、こんなおもしろいものも売っていたりする。
なお食事は「そば」のみで、定食や丼メニューは、奥の温泉施設「しらみずの湯」の食堂で食べられる。
休憩室にはお茶とストーブも。
総じてぬくもりが感じられる、いい道の駅だと思う。
「道の駅 飛騨白山」の車中泊好適度
道の駅 飛騨白山 オフィシャルサイト
「道の駅 飛騨白山」の温泉
併設している温泉保養施設「しらみずの湯」は、源泉かけ流しの天然温泉施設だ。主体はこちらのようで、食堂のメニューもそこそこ充実している。
大白川温泉しらみずの湯
大人700円
11時~20時(受付最終19:30分)・毎週水曜日(祝祭日を除く)、第2、第4火曜定休
なおコンビニとスーパーマーケットは、白川郷の店が最寄りになるので、ここで車中泊をするなら、先に買い物は済ませていこう。