道東は北海道をクルマで旅する人が、最初に目指す「憧れの大地」

まるでサファリのような光景が広がる「釧路湿原」、野生のヒグマやシャチが生息する世界自然遺産「知床半島」、そして緩やかにうねる農場の彼方に地平線が伸びる「十勝平野」… 

その日本離れした景観に憧れ、北の大地を訪れる旅人にとって、道東はきっと「北海道そのもの」に違いない。

この地を心ゆくまで旅し終えるまで、他のエリアに気持ちが動かないのはよく分かる。事実、筆者が家族とともに2000年から3年連続で旅した時も、誰に言われたわけでもなく、そのほとんどの日々を道東で過ごした。

その経験からすると、満足ゆくまで道東を見て周るには、最低でも「延べ1ヶ月間」は必要だ。

そこで道東を以下の通りに細かく分け、エリアごとに「見どころと車中泊事情」を詳しく記すことにした。こうすれば、どこに重きを置いて旅をすれば良いかが見えてくる。

そもそも、道東をひとことで「憧れの北の大地」とまとめてしまうのは、いかにも乱暴(笑)。ここにはグルメもあれば温泉もあり、日本人が忘れてはならない歴史を秘めた町もある。

道東コンテンツ

■知床半島 詳細ガイド

■屈斜路湖周辺 詳細ガイド

■野付半島 詳細ガイド

■釧路・根室 詳細ガイド

■帯広・襟裳 詳細ガイド

■大雪山 詳細ガイド

■道東 全記事リスト

なお、サロマ湖から網走周辺の情報は、関連性の高い道北の「オホーツク・ライン 詳細ガイド」に収録している。

さて。観光旅行はどこでもそうだが、特に北海道は「晴れてナンボ」。

現地の天候に応じてムリ・ムダ・ムラが出ないよう行動し、限りある滞在期間を有効に過ごすには、「釧路湿原」→「納沙布岬」→「知床五湖」というように、道東各地の有名な見どころを「点」で繋ぐような旅はそぐわない。

コンダクターが同行する短期の団体ツアーなら、それでも何とかしてくれるかもしれないが、単独で旅をする場合は、貴方自身がツアー・コンダクターになる。

ゆえに、知床半島を観光するなら数日間はそこに滞在し、「面」を塗り潰すが如く、細かなところにまで足を運ぶほうが、ゆとりも持てて疲れない。

なお、「るるぶ」や「まっぷる」は基本的に「上げ膳据え膳旅行者」を対象にしており、それだけでクルマ旅ができるほど、北海道は甘くない。軽く考えていると、最初の旅は「ただの下見」で終わるだろう。

ちなみに、筆者が挙げている知床の情報はこれだけある。

知床半島 全記事リスト

最後に。北の大地は車中泊の旅人に優しいとは限らない。

これまで本州で培ってきた、自分流の車中泊ノウハウが通じなかったり、思うように機能できない場合も多い。ゆえに、ここでは車中泊のやり方を含めて、北海道の自然にうまく馴染むことが大切だ。

具体的には、食事は手に入る材料で思考を凝らした料理を作る。そして日が沈めば床に入り、昇れば動く。それはキャンピングカーでもミニバンでも変わらない。

「郷に入れば郷に従う」の精神が、きっと貴方を楽にしてくれるだろう。

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