市街を一望するビュースポットの稚内公園は、映画「南極物語」ゆかりの地

別名「氷雪の丘公園」とも呼ばれる稚内公園は、稚内の市街地に隣接する山の上にある。

公園からは稚内の町並みと港、さらに天気が良ければサハリンをも望むことができる。ちなみに、左の海に向かって伸びる堤防が、北海道遺産に登録された「北防波堤ドーム」だ。

稚内公園はJR稚内駅からクルマで5~6分のところにあるが、公園への進入口は意外にも狭く、信号もないため、初めてだとわかりづらい。

しかも駐車場までは急カーブ、急傾斜が連続しており、キャブコンにはけっこう厳しい道になる。そのうえ途中に一方通行区間があるため気が抜けない。まずは上まで登ってしまい、記念塔、氷雪の門という順番で降りてこよう。

こちらが稚内市開基百年記念塔・北方記念館。1978年7月に、宗谷村設置100周年、市制施行30周年を記念して建築された。

塔の土台部分である1階と2階には北方記念館になっており、稚内の歴史や自然、日ロ関係の資料が展示されている。エレベーターで地上70mにあがると展望室に到着する。宗谷海峡を見渡せる国内唯一の展望塔で360度の絶景だ。なお営業時間は9:00~17:00(4月下旬~10月まで・冬季は休業)、入場料金は大人400円。

さて。「氷雪の門」は稚内公園内の代表的なモニュメントで、異国となった樺太への望郷の念と、そこで亡くなった人々を慰めるため、昭和38年に建立された。

手前から見る景色が素晴らしいので、どうしてもこちら側に目が行くのだが、実は戦後生まれの我々にとって、興味深いモニュメントがここにはある。

それは駐車場を挟んだ反対側に設けられた、南極観測樺太犬訓練記念碑だ。

1983年に公開された高倉健主演の映画、「南極物語」をご覧になった人ならすぐに分かると思うが、この石碑は日本初の南極観測に貢献しながら、不幸にも「置き去り」にされて命を失った、樺太犬の功績を讃え建立された。

ちなみに、南極で置き去りにされた15頭のうち、2頭は首輪を自ら外し、野生化して生き延びる。そして1年後… スクリーンの中の「若き健さん」と奇跡の再会を遂げるのがジローとタローだ。

「南極物語」はほぼ実話に基づく映画で、稚内公園はその樺太犬たちが、8ヶ月間に及ぶ厳しい訓練を受けたゆかりの場所である。

また2011年にTBS系の日曜劇場で放送された、キムタク主演の「南極大陸」は、「南極物語」とほぼ同じストーリーのドラマだ。若い人には、こちらのほうが記憶にあるかもしれない。

最後に。無料で利用できる稚内森林公園キャンプ場は、途中まで同じ道を通る。ただし、キャンプ場から歩いて稚内公園まで行くには、ちょっと遠いと思う。

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