この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「紋別市まきばの広場パークゴルフ場」は、シニア世代の車中泊旅行者が集うパラダイス
パークゴルフは1983年に、「公園で幅広い年代の人ができるスポーツ」として、北海道の幕別町で考案された、日本生まれの比較的新しいスポーツだ。
それもあって、北海道には既に600件以上の施設があり、道の駅やキャンプ場と隣接しているところもたくさんある。
さて。「紋別市まきばの広場パークゴルフ場」ができるまでは、「道の駅 忠類」に併設している「ナウマン公園パークゴルフ場」が、シニア世代の車中泊の旅人が集う聖地だった。
しかし、ここはチャンピオンコースと呼ばれるだけあって、女性には距離があって難度も高く、夫婦で楽しむには難があった。
その課題をクリアし、新たなシニア世代のパークゴルファーのハートを掴んだのが、2013年にオープンした「紋別市まきばの広場パークゴルフ場」だ。
パークゴルフを始めるなら、ここでデビューするといい。幸いにも紋別にはホーマックがある(笑)。
「紋別市まきばの広場パークゴルフ場」は、紋別市内最大規模の8コース、72ホールを持つ施設で、なんと料金は無料。
駐車場にクルマを停めたら、「丘のサロン」と呼ばれるクラブハウスで受付をするだけでいい。
メインストリートをはさんで、左右に配置された「ラベンダー」と「ハナマス」の各4コースは、ほとんどアップダウンもなく、大半が距離のないストレートなホールになっているので疲れにくく、ホールインワンも狙いやすい。
しかしコースにはアンジュレーションがあり、フェアウェイの中央にラフを設けるなど、一筋縄では攻略できないようになっている。そのため、女性でも十分男性に対抗できるというわけだ。
ちなみにここでプレイする人の中には、午前中にラウンドしたあと、一度昼食をとるためキャンピングカーに戻り、少し昼寝をして、午後からまたコースに出る人も少なくない。
ちなみに筆者が50代の時に出したベストスコアは、パー66に対して54。
12アンダーと聞けば相当うまいように思うが、本当のゴルフならせいぜい90台くらいの腕前といったところだ。
ここでは70歳台の爺さん婆さんたちに、しょっちゅう負ける(笑)。
紋別市まきばの広場パークゴルフ場 オフィシャルサイト