礼文島・利尻島の観光&フェリーガイド<概要>

ベストシーズンは、5月下旬から7月初旬

「花の浮島」で名高い礼文島と、日本百名山が鎮座する利尻島を紹介しよう。

写真は礼文島の西海岸にあるゴロタ岬。足元には高山植物のお花畑が広がる。ここから左の山に刻まれた一筋の道を歩き、彼方に見えるハイキングコースの終点、澄海岬へと向かう。岬の奥には海を隔てた利尻山が顔を覗かせている。

ご承知の通り、礼文島と利尻島には5〜7月にかけて高山植物が花を咲かせるが、注目すべきは「そこにしか咲かない花」だ。中でも絶滅危惧種に指定されるレブンアツモリソウは、まだ桜が残る5月末に最盛期を迎えるため、防寒グッズを携えて島に渡る必要がある。

礼文島

「凛」と咲く花と向き合う場所

礼文島の魅力を伝えるには、「素朴」という言葉が一番いい。観光地にありがちな「押しつけがましいサービス」がないかわりに、お客様気分も味わえない。

すなわち、あるのは一級品の自然だけで、その極みといえるのが初夏に花咲く高山植物の固有種だ。この島は、それが「ご馳走」と思える人に向いている。

上/礼文島の西海岸は車道のないハイキングコース 下左/ 5 月下旬に見頃を迎えるレブンアツモリソウ 下右/ 6 月中旬から開花し始めるエーデルワイスの仲間、レブンウスユキソウ

利尻島

クルマで周る「百名山」

利尻島は「縄文杉」で知られる鹿児島県の屋久島に似た地形で、島の中央に日本百名山のひとつに数えられる「利尻山」が鎮座している。ただ、この時期はまだ残雪が多く、登山客よりも観光客のほうが圧倒的に多い。

礼文島に比べるとクルマで走れるところが多いので、利便性は高く道内に近い感覚で滞在できる。

上/フェリーが発着する鴛泊(おしどまり)の町に近いファミリーキャンプ場ゆ~に 下左/晴れた日は、島のどこからでも利尻山の姿が見える 下右/昆布が特産品の利尻島では、それを食べて育つウニも美味しい

アクセスガイド

礼文島に花咲く時期は、団体ツアーも花盛り

礼文島、利尻島に渡るには、稚内フェリーターミナルから発着するハートランドフェリーを利用する。稚内とそれぞれの島を結ぶ便に加え、両島間を行き来する便も用意されているので周遊も可能だ。

ただしハイシーズンは、旅行会社によい時間帯の便を押さえられていることが多いので、予約を早めにするか、当日予約で始発または最終便を利用するほうが確実だろう。

予約受付開始は2カ月前の同日からだが、日程に余裕があれば、現地の天候を確認してから乗船できる当日予約のほうがベターだ。いったん海が荒れると数日間はおさまらない。

航路や料金、時刻表はハートランドフェリーのオフォシャルサイトで確認を。

乗船ワンポイントアドバイス

【渡航】クルマと渡るか、人だけ渡るかが思案のしどころ

この航路は船積み運賃が高いことで知られており、5メートル未満クルマで往復すれば、いずれの島も3万円以上、両島を巡れば4万円以上の費用がかかる。そのためクルマを置いて日帰り観光をする人も少なくない。確かに現地にはレンタカーも揃っており、1泊ならバンガローやキャンプ場を利用するほうが安く上がる。

ちなみに筆者も2008年に初めて礼文島に渡った際は、クルマを稚内に置いてバックパッキングで出かけた。

しかし、島内のバス運賃と本数・経路を鑑みると、コスパはけして良いとは思えなかった。結果、以降2度はクルマで島に渡り、両方の島に数日間滞在している。

【船内】座席か座敷か、混雑具合で居場所を決める

フェリーへは運転手と同乗者が別々に乗船するシステムになっているので、同乗者が先に席を確保するといい。客席は座席と座敷の2種類あるが、混雑時は座席、空いていれば寝転べる座敷がお勧めだ。

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