道の駅 江差(えさし) 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2022年9月更新

道の駅江差北海道の温泉が併設・隣接する道の駅
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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「道の駅 江差」の自慢は、日本一小さい道の駅。

道の駅江差

「道の駅 江差」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回 /第1回
登録日/ 1993年4月22日
2019年4月にリニューアル

筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2012.08.09
2012.10.21

※「道の駅 江差」での現地調査は2012年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年9月に更新しています。

道の駅 江差【目次】

「道の駅 江差」のロケーション

「道の駅 江差」の施設

「道の駅 江差」の車中泊好適度

「道の駅 江差」の
最寄りの温泉&買い物施設

「道の駅 江差」のアクセスマップ

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「道の駅 江差」のロケーション

いにしえ街道

江差は松前同様、江戸時代にニシン漁で栄えた港町。

写真は町内の旧国道をレトロ調に整備した「いにしえ街道」で、往時の繁栄を偲ばせる見どころが集中している。

また江差は、戊辰戦争の最終局面となった箱館戦争ゆかりの地としても知られる。

開陽丸

江差を攻撃しようとした旧幕府軍の軍艦・開陽丸は、嵐のため江差沖で座礁し沈没。

その結果、最大の戦力を失った榎本 武揚(えのもと たけあき)、土方 歳三(ひじかた としぞう)らが率いる旧幕府軍は、函館の五稜郭で終戦を迎えた。

「かもめ島」にある「開陽丸青少年センター」には、建造国のオランダに残されていた設計図をもとに、1990年(平成2年)4月に実物大で復元された開陽丸が展示されている。

江差

江差を見てまわるには、早くて2.3時間、じっくり見るなら半日は必要で、それを考えるとここで車中泊をするほうが、落ち着いて行動できると思う。

「道の駅 江差」の施設

道の駅江差

道南の日本海側では、松前と並ぶ観光地のイメージがある江差の町だが、「道の駅 江差」は予想に反してなんと、「日本一小さい道の駅」を自負している。

売店が入る施設は8畳ほどの広さしかなく、隣に建つトイレよりも小さい(笑)。

そのため館内の様子を撮影できていないのだが、超広角モード搭載のiPhoneがある今なら、お見せできただろう。

レイアウトは日本海と国道229号に挟まれた「ウナギの寝床」型で、駐車場はフラットだが、車中泊時は潮騒とクルマの走行音、そして風が気になった。

なお、「道の駅 江差」にはもともとレストランがなく、申し訳程度にあった売店は、2019年4月にリニューアルされている。

詳しくは江差町役場のこちらのページを参照。

驚いたことに、リニューアルにはクラウドファンデイングが利用され、262万円あまりの寄府が集まったと云うが、江差ほどの歴史を持つ町の道の駅が、行政の支援を受けられないことに対する疑問のほうが、筆者には大きかった。

こちらが江差の観光情報サイトだが、筆者ならこのコンテンツを武器に、帯広で成功事例が目立つ「移転リニューアル」を目指しただろう。

道の駅江差

道の駅に何を期待するかで印象は大きく変わるが、車中泊時は駐車場とトイレしか使わないので、近くに入浴施設とコンビニがあれば事足りるという旅人には、ここは案外いい道の駅かもしれない。

ただ普段から泊まり慣れたような道の駅を望むなら、約15キロ・クルマで20分ほど松前方面に戻ったところにある「道の駅 上ノ国もんじゅ」のほうがお勧めだ。

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「道の駅 江差」車中泊好適度チェック!

営業時間
4月~11月:9時~17時・無休
12月~3月:10時~16時・月曜定休
☎0139-52-1177
駐車場の平坦性=○

駐車場のキャパシティー=△
普通車:20台

ゴミ箱の有無=なし
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=✕
周辺の車中泊環境=○

ゴミに対する対応

可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:なし

【プロの寸評】

10年以上筆者の足が遠のいているのは、変わりようがないと思ったから(笑)。

道の駅江差 オフィシャルサイトなし

コテージ代わりに使える、リーズナブルな繁次郎番屋

出典:江差町役場

「道の駅 江差」のすぐ近くにある「繁次郎番屋」は、ニシン番屋を模した簡易宿泊施設で、窓辺に日本海の朝夕の情景が広がる。
洋間のフローリングと畳敷きの両方が揃う居室に、ベッドや布団はもちろん、ガスコンロ付きのキッチン、冷蔵庫、ユニットバスもついており、本州の高規格オートキャンプ場にあるコテージのような内容で、なんと宿泊料金は2名まで6600円。雨の日には利用する価値大アリだ。

「道の駅 江差」最寄りの温泉

繁次郎(しげじろう)温泉
道の駅から400メートルほどの徒歩圏内
☎0139-54-5454
大人300円
17時~22時(土日は12時〜22時)・無休

コンビニ
セイコーマートが300メートルのところにある。

スーパーマーケット
「フードセンター ブンテン 江差店」まで約3キロ。

「道の駅 江差」アクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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北海道の道の駅 車中泊好適度チェック!

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