北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、2023年8月現在の「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の車中泊情報をご紹介。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」は、じゃがいも畑が広がる大空町にあるヨーロッピアンな道の駅。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」 DATA
道の駅 メルヘンの丘めまんべつ
〒099-2356
北海道網走郡大空町女満別昭和96
☎0152-75-6165
営業時間
9時~18時
年末年始(12月30日~1月5日)
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第19回
登録日/2003年8月8日
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.07.28
2014.07.10
2018.07.12
2022.07.27
※「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」での現地調査は2022年7月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年8月に更新しています。
道の駅 メルヘンの丘めまんべつ
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の
最寄りの温泉&買物施設
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」のロケーション
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」は、道東内陸部の主要都市・北見と、オホーツク海沿岸にある網走を結ぶ国道39号に位置しているが、実際にそのルート走る車中泊旅行者は、それほど多くないと思う。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」での車中泊を検討する人のアタマの中には、道内でも屈指の絶景を誇る、この「美幌峠」が浮かんでいる。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」から「美幌峠」までは約40キロ・50分。本州では結構な距離に思えるが、北海道では”すぐそこ”だ(笑)。
ゆえに道東まで来て、「美幌峠」を見ないで帰るのは、もったいない。
ただ「美幌峠」には道の駅もあるのだが、夏にそこで車中泊をするのは勧めない。
理由は既にお見せしているが、以下の記事を見ればもっとよくわかるはずだ(笑)。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の周辺には、この「メルヘンの丘」以外にも、湖畔に出られる網走湖がある。
また網走市街には、お馴染みの「博物館 網走監獄」や「オホーツク流氷館」もあるので、時間が許すのなら「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」周辺で1日遊び、翌日の朝から「美幌峠」に移動するのがお勧めだ。
なお網走の情報は、こちらの「道の駅 流氷街道網走」に詳しく記載している。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の施設
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」のレイアウトはシンプルで、駐車場はひとつに集約されている。
ただし全体的に傾斜しており、辛うじて24時間トイレの前あたりが緩やかだ。
ただ24時間トイレには、ウォシュレットはなかった。
ただここには、北海道ではまだ数少ないドッグランが用意されている。
さて。
車中泊の旅人とって、「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の必要な施設は、観光案内所とフードコートがある「メルヘンぴっと」に集約されている。
ここは昔からソフトクリームが有名だが、
2022年に訪ねた時は、日頃の感謝を込めてロコ・ソラーレが出迎えてくれた(笑)。
こちらは隣の「大空町アンテナショップほのか」の店内。
ちょっと見えにくいが、ステージには特産品の「しじみ醤油」が並んでいる。
網走湖女満別湖畔の「しじみ採り」は、かつては”夏の風物詩”として親しまれていたのだが、近年はその数が減少し、2023年は中止になっている。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の車中泊
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:あり
ただし”車中泊で出たゴミ”は有料で回収
缶・ビン・ペットボトル:あり
ゴミ箱の横には、「キャンピングカーの、ゴミは生活ゴミとなります。生活ゴミは、このゴミ箱に捨てられません。」との表示がある。
では同じように車中泊をしているノーマルさんと、トラックが出すゴミはいいわけ?
というくだらぬ論争になるに決まっている表現を、なぜするのか…
筆者もそうだが、キャンピングカーのオーナーは、ここで行われているナンバープレートによる「差別」を、すんなりとは受け入れ難い(笑)。
有料化するのなら「オール・オア・ナッシング」しかないわけで、こんな中途半端なことをするくらいだったら、その良し悪しは別として、いっそ「道の駅 流氷街道網走」のように全部有料と割り切ってしまうほうが、不平不満は出ない。
しかも朝早く捨てればわからないザル運営で、”いい人だけが損をする”やり方を、いつまで続けるつもりなのだろう…
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」では「生活ゴミ」と呼んでいるが、ゴミの回収における正しい表現は「家庭ゴミ」だ。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」の温泉&周辺買い物施設
山水美肌の湯
※約2.4キロ・クルマで5分
☎0152-74-2343
おとな 470円
11時~22時(受付最終21時30分)
不定休
シャンプー・ボディーソープなし
コンビニ
セブンイレブンまで約1.3キロ。
スーパーマーケット
約2キロのところに「シティマート めまんべつ店」がある。
「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」のアクセスマップ