北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年7月現在の「道の駅 230ルスツ」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


道の駅 230ルスツは、隣接する「ルスツふるさと村」に無料のデイキャンプ場がある、車中泊に適した道の駅

「道の駅 230ルスツ」 DATA
道の駅 230ルスツ
〒048-1731
北海道虻田郡留寿都村字留寿都127
☎0136-47-2068
営業時間
4~10月:9時~18時
11~3月:9時~17時
年末年始(12/31~1/4)のみ休館
「道の駅 230ルスツ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第18回
登録日/2002年8月13日
「道の駅 230ルスツ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2007年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.08
2011.09.14
2012.08.07
2013.07.01
2015.07.18
2016.09.14
2018.07.24
2020.08.04
2022.08.10
※「道の駅 230ルスツ」での現地調査は2022年8月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年6月に更新しています。
道の駅 230ルスツ【目次】
札幌市内から定山渓を経て洞爺湖へと通じる国道230号が、村の中心部を走る「留寿都村」は、今や北海道どころか、日本を代表する一大スキーリゾートとなったニセコからは、少し離れた場所にある。
漢字で書くとピン!と来ないかもしれないが、「留寿都」はアイヌ語で”道が山のふもとにある”という意味を持つ、「ル・スツ」から名付けられた地名で、もっとも早く定住した和人は、現在の伊達市に入植した亘理(わたり)伊達藩士の3世帯で、明治4年のことだという。
そんな「ルスツ」に、大規模なリゾート施設ができたのは1964年(昭和39年)。
バブル崩壊期には紆余曲折があったものの、堅実な経営で窮地を乗り切り、

出典:ハピスノ
「ルスツリゾート」は、世界のスキー観光産業の中で最も名誉ある「World Ski Awards 2021 (ワールド・スキー・アワード 2021) 」において、「Japan’s Best Ski Resort 2021 (日本ベスト・スキー・リゾート部門) 」の最優秀賞を受賞している。
そして「道の駅 230ルスツ」は、その「ルスツリゾート」から約2キロ、クルマで5分足らずのところにある。
といっても…
夏にしか来ない車中泊の旅人には、あまり関係のない話(笑)。
だが「道の駅 230ルスツ」には、ロングステイが可能な居心地のいい公園が隣接している。
筆者が9度も足を運んでいるのはそのせいだが、ここへきて、公園に併設されたデイキャンプ場が、2024年から宿泊可能なキャンプ場となり、有料化されるかもしれないという不穏な情報が、北海道新聞社によって報道された。
その詳細には以下の記事で詳しく触れているのだが、そうなると、これまでは車中泊客の少なかった道の駅も、無関係では収まりそうもない。
なお、ニセコの見どころと楽しみ方は、別途こちらのページに詳しく記している。
こちらが「道の駅 ルスツ230」と「ルスツふるさと公園」の航空写真だが、道の駅はこの広大な敷地の❶の部分になる。
駐車場はほぼフラットで、車中泊に支障はない。
写真中央に見えている白い建物が、24時間トイレになる。ただしトイレの前は大型車用のスペースなので、近くに駐めると夜は騒々しい。
トイレはウォシュレットに改修済だ。
「道の駅 ルスツ230」の建物は2つに別れており、左が農産物直売所、右がレストランになる。
農産物直売所の店内。
ここには筆者の好きな、「きのこ王国」の商品も並んでいる。
レストラン棟には、黒松内町の道の駅に北海道1号店を出店し、話題となった「ピザドゥ」が2017年5月に入店している。
なお余談になるが…
ただ「道の駅 サーモンパーク千歳」の店は、惜しまれつつ退店。現在はここか黒松内の道の駅でしか食べられない。
「道の駅 230ルスツ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内にあり、営業時間中に利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
ルスツ温泉
北海道虻田郡留寿都村字留寿都156-2
現地電話なし
大人300円
11時~21時・水曜定休
シャンプー・ボディーソープなし
国道230号線を洞爺湖方面に5分ほど行ったところにあり、右側に建てられた小さな看板の角から畑の間を通って行く。気をつけないと通り過ぎるので要注意。

コンビニ
ルスツリゾート方面に少し行けば、セイコーマートとセブンイレブンがあるし、ビールやレトルト食品はさきほど書いたサツドラに売っている。
スーパーマーケット
約10キロのところに「Aマート喜茂別店」がある。
「道の駅 230ルスツ」のアクセスマップ
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