道の駅 230ルスツ 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年7月更新

道の駅 ルスツ230北海道のベスト車中泊スポット

北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年7月現在の「道の駅 230ルスツ」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
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道の駅 230ルスツは、隣接する「ルスツふるさと村」に無料のデイキャンプ場がある、車中泊に適した道の駅

道の駅 ルスツ230

「道の駅 230ルスツ」 DATA

道の駅 230ルスツ
〒048-1731
北海道虻田郡留寿都村字留寿都127
☎0136-47-2068
営業時間
4~10月:9時~18時
11~3月:9時~17時
年末年始(12/31~1/4)のみ休館

「道の駅 230ルスツ」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第18回
登録日/2002年8月13日

「道の駅 230ルスツ」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2007年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2009.07.08
2011.09.14
2012.08.07
2013.07.01
2015.07.18
2016.09.14
2018.07.24
2020.08.04
2022.08.10

※「道の駅 230ルスツ」での現地調査は2022年8月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年6月に更新しています。

道の駅 230ルスツ【目次】

ニセコマップ

札幌市内から定山渓を経て洞爺湖へと通じる国道230号が、村の中心部を走る「留寿都村」は、今や北海道どころか、日本を代表する一大スキーリゾートとなったニセコからは、少し離れた場所にある。

道の駅 ルスツ230

漢字で書くとピン!と来ないかもしれないが、「留寿都」はアイヌ語で”道が山のふもとにある”という意味を持つ、「ル・スツ」から名付けられた地名で、もっとも早く定住した和人は、現在の伊達市に入植した亘理(わたり)伊達藩士の3世帯で、明治4年のことだという。

ルスツリゾート

そんな「ルスツ」に、大規模なリゾート施設ができたのは1964年(昭和39年)。

バブル崩壊期には紆余曲折があったものの、堅実な経営で窮地を乗り切り、

出典:ハピスノ

「ルスツリゾート」は、世界のスキー観光産業の中で最も名誉ある「World Ski Awards 2021 (ワールド・スキー・アワード 2021) 」において、「Japan’s Best Ski Resort 2021 (日本ベスト・スキー・リゾート部門) 」の最優秀賞を受賞している。

そして「道の駅 230ルスツ」は、その「ルスツリゾート」から約2キロ、クルマで5分足らずのところにある。

といっても…

夏にしか来ない車中泊の旅人には、あまり関係のない話(笑)。

だが「道の駅 230ルスツ」には、ロングステイが可能な居心地のいい公園が隣接している。

ルスツふるさと公園

筆者が9度も足を運んでいるのはそのせいだが、ここへきて、公園に併設されたデイキャンプ場が、2024年から宿泊可能なキャンプ場となり、有料化されるかもしれないという不穏な情報が、北海道新聞社によって報道された。

その詳細には以下の記事で詳しく触れているのだが、そうなると、これまでは車中泊客の少なかった道の駅も、無関係では収まりそうもない。

ニセコ

なお、ニセコの見どころと楽しみ方は、別途こちらのページに詳しく記している。

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「道の駅 230ルスツ」の施設

こちらが「道の駅 ルスツ230」と「ルスツふるさと公園」の航空写真だが、道の駅はこの広大な敷地の❶の部分になる。

道の駅 ルスツ230

駐車場はほぼフラットで、車中泊に支障はない。

写真中央に見えている白い建物が、24時間トイレになる。ただしトイレの前は大型車用のスペースなので、近くに駐めると夜は騒々しい。

道の駅 ルスツ230 トイレ

トイレはウォシュレットに改修済だ。

道の駅 ルスツ230

「道の駅 ルスツ230」の建物は2つに別れており、左が農産物直売所、右がレストランになる。

道の駅 ルスツ230

農産物直売所の店内。

きのこ王国

ここには筆者の好きな、「きのこ王国」の商品も並んでいる。

ピザドゥー 道の駅230ルスツ

レストラン棟には、黒松内町の道の駅に北海道1号店を出店し、話題となった「ピザドゥ」が2017年5月に入店している。

道の駅 ルスツ230

なお余談になるが…

「ピザドゥ」については、こちらの記事がおもしろい。

ただ「道の駅 サーモンパーク千歳」の店は、惜しまれつつ退店。現在はここか黒松内の道の駅でしか食べられない。

「道の駅 230ルスツ」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車:73台
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅 230ルスツ」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:館内にあり、営業時間中に利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅 230ルスツ  ゴミ箱

ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 230ルスツ」の
最寄りの温泉&周辺の買い物施設

留寿都温泉

ルスツ温泉
北海道虻田郡留寿都村字留寿都156-2
現地電話なし
大人300円
11時~21時・水曜定休
シャンプー・ボディーソープなし

国道230号線を洞爺湖方面に5分ほど行ったところにあり、右側に建てられた小さな看板の角から畑の間を通って行く。気をつけないと通り過ぎるので要注意。

源泉かけ流しで200円。地元でも人気の留寿都温泉
道の駅ルスツ230から国道230号を洞爺湖方面へ5分ほど走り、小さな案内看板の先で枝分かれする農道を右折した先にある。国道から奥まったところにあるため、建物はわかりにくい。そのため飛ばすと間違いなく通り越してしまうので、近くまできた…

コンビニ
ルスツリゾート方面に少し行けば、セイコーマートとセブンイレブンがあるし、ビールやレトルト食品はさきほど書いたサツドラに売っている。

スーパーマーケット
約10キロのところに「Aマート喜茂別店」がある。

「道の駅 230ルスツ」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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