この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

清里オートキャンプ場は、「さくらの滝」に近い電源設備のある高規格オートサイト
清里オートキャンプ場【目次】
清里オートキャンプ場のロケーション
日本百名山に名を連ねる斜里岳の麓に位置し、国道391号が町中を通る清里町は、オホーツク海に通じる小清水町と、屈斜路湖に近い川湯温泉街のほぼ中間地点にある。
一帯はじゃがいも栽培が盛んで、北海道らしい豊かな自然と温泉に恵まれているのだが、ここで特筆すべきは、やはりサクラマスの遡上で有名な「さくらの滝」になるだろう。
またキャンプ場から1キロ弱のところには、無料の「宇宙展望台」がある。


ゆえに「キャンプ場」での滞在がベターになるわけだが、「清里オートキャンプ場」はフリーサイトの料金が高く、またペットの同伴ができないといった、車中泊の旅人にとって利用しづらい一面がある。
ただ幸いなことに、清里町には道の駅とRVパークもあるので、それぞれの長所短所を知り、うまく使い分けることでぜひお勧めの見どころを制覇してきていただきたい。


清里オートキャンプ場の施設
「清里オートキャンプ場」は、「道の駅・パパスランドさっつる」から4キロほどのところにある、清里町営の高規格オートキャンプ場だ。
場内はほぼフラットで、目を見張るほど美しい芝生が広がる。
スタッフは夜間も宿直しており、ゲートは夜10時から翌朝6時まで閉鎖される。
高規格キャンプ場らしく、オートサイトには広いスペースと個別シンクに電源が完備されている。
ただしサイト間を仕切る生垣のようなものは一切なく、プライベート感には欠ける。また北海道特有のワイルドさも希薄だ。
逆に熊が出てくる心配がなさそうなので、ファミリーにはむしろそれが安心材料になるかもしれない(笑)。
「清里オートキャンプ場」にはフリーサイトもあるが、電源使用料込みのオートサイトと値段差が1000円しかないので、サブバッテリーを積んでいる人にはオートサイトの方が勧めだ。
【サイト数】
オートサイト 20区画
フリーサイト 約20張
【営業期間】
6月中旬~9月上旬
【料金】
入場料 大人500円、小人300円
フリーサイト 1000円
オートサイト(水道・1電源付き) 2000円
バンガロー(4人用)5000円
コテージ(8人用)14000円
チェックイン 13時~18時
チェックアウト7時~11時
清里オートキャンプ場の最寄りの温泉と買い物施設
パパスランド温泉
※クルマで約10分の「道の駅 パパスランドさっつる」内
☎0152-26-2288
おとな450円
10時~21時・月曜定休
コンビニ
セイコーマートまで約5キロ
スーパーマーケット
「Aコープきよさと店」まで約6キロ
清里オートキャンプ場 アクセスマップ
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