北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、2023年9月現在の「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の車中泊情報をご紹介。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」は、「えんがるロックバレースキー場」に隣接する、冬を強く意識した道の駅。
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」 DATA
道の駅 遠軽 森のオホーツク
〒099-0344
紋別郡遠軽町野上150番地1
☎0158-42-4536
営業時間
9時~18時
定休日なし
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第51回
登録日/2019年6月19日
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2020.07.30
2022.07.26
※「道の駅 遠軽 森のオホーツク」での現地調査は2022年7月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年9月に更新しています。
道の駅 遠軽 森のオホーツク
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」のロケーション
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」は、旭川とオホーツク圏を結ぶ「旭川紋別自動車道」(国道450号)が、2019年に遠軽まで延伸したのに合わせて新設された道の駅で、「遠軽IC」から約300メートルのところにある。
冒頭に記したように、最大斜度33°のチャンピオンコースから、ファミリーも楽しめる初心者コースまで、全部で6つのゲレンデと、ボブスレー広場を完備した「えんがるロックバレースキー場」と隣接しており、道の駅2階の「ロックバレーロッジ」から、ゲレンデに直行することができる。
ただその恩恵に授かれる本州からの旅人は、”皆無”といっていい(笑)。
我々にとっては、2024年に予定されている「旭川紋別自動車道」の全線開通以降に、本州で使い慣れたサービスエリアのような施設になるのだろう。
確かにこの道が全線開通すれば、札幌から「道央自動車道」→「旭川紋別自動車道」と乗り継げば、遠軽まで約3時間20分で到着できるようになる。
そうなれば道内の車中泊旅行者も、1泊2日では厳しくても、3連休なら「知床」まで足を伸ばそうという気にもなれるだろうし、多少は札幌郊外の道の駅の混雑が、緩和されるかもしれない(笑)。
また1週間ほどの短期間で道東を周りたい人には、このルートと、釧路と千歳を結ぶ「道東自動車道」を利用すれば、到着日と帰宅日を道東で迎えることも可能になる。
サロマ湖に近い湧別からオホーツク海に出て、時計回りに道東を周るのは効率的な走行ルートで、知床半島経由の大回りと、屈斜路湖を横切るように釧路を目指すショートカットの、2つのコース取りが可能だ。
ただ時間がある人には、遠軽の手前にある丸瀬布はおもしろい。
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の施設
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の駐車場は、真ん中に導入路を挟んで❶と❷に分かれている。
こちらが❶の駐車場。
❶❷ともに路面は平坦だが、車中泊には24時間トイレに近い、こちらの駐車場が適している。
❷には大型車用のスペースがあるので、キャンピングカーに向いているが、トイレがないとちょっと面倒だ。
駐車場❶の前には、テイクアウトのショップと無料の足湯がある。
足湯は室内なので、寒い時期でも大丈夫。
24時間トイレは、館内の一番駐車場寄りに設けられている。
もちろん中はウォシュレット。
スタッフがいる情報コーナーと一体になった売店。ただしパンフレット類は、24時間トイレの横に置かれていた。
品揃えはお土産品が大半で、パンや弁当類は見当たらなかった。
フードコートはお値段高め。
ただ、麺類は屋外のテイクアウトの店で、リーズナブルに販売していた。
ここには可燃物のゴミ箱も置かれている。
2階にはスキー用具のレンタルコーナーがあるが、こちらは旅人には関係ないと思うので割愛する。
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」の車中泊好適度
「道の駅 サロマ湖」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内のフードコートにあり、営業時間中に利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
オホーツク」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
生田原温泉ノースキング
※約15キロ・クルマで20分
☎0158-45-2336
大人600円
10時~21時(最終受付20時30分)
不定休
コンビニ
セブンイレブンまで約1.6キロ。
スーパーマーケット
約4.6キロのところに「コープさっぽろ 遠軽みなみ店」がある。
「道の駅 遠軽 森のオホーツク」のアクセスマップ