この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は、クッチャロ湖にほど近く、利便性にも優れた道の駅
道の駅 北オホーツクはまとんべつ【目次】
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」最寄りの温泉&周辺買い物施設
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」のロケーション
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は、日本とロシアを行き来する水鳥の重要な中継地として、ラムサール条約に指定されている日本最北の地「クッチャロ湖」から約2キロ、クルマなら5分もかからないところに、2019年に開業した真新しい道の駅。
「クッチャロ湖」では、春と秋には数千羽のコハクチョウと数万羽のカモ類がみられるそうだが、夏がメインの我々はその光景を目にすることはできない。
だが1年を通して、湖畔からは美しい夕陽を拝むことができる。

「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」の施設
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は、国道275号、国道238号に加え、日本海とオホーツク海を結ぶ「道道豊富浜頓別線(道道84号)」も交わる交通の要所にあるため、確かに道路利用者が「快適な休憩」を得るには適していそうだ。
駐車場もご覧の通り平坦で、多少は通行するクルマの音が響くだろうが、車中泊には支障はなさそうに見える。
いうまでもなく、トイレはウォシュレット付きだ。
館内はよく云えば、通路が広く確保されており、陳列台も高さが抑えられているため、開放感に満ちている。
だが、それはスカスカであることの裏返しでもある(笑)。
開業してまもなくの時期に、コロナウイルスが蔓延したことを考慮するにしても、ここまでスペースを空けるというのは、さすがに過剰反応に思えた。
なお「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」には、レストランはなく、代わりにパン屋さんとカフェがある。
ただ新しい道の駅の中は、段階的に施設を充実させていくところもあるので、3年くらい経ってみないと全容は分からない。まして、コロナで計画が遅れている可能性もあるだろう。

最後に結論として…
せっかく遠路はるばる北海道まで来たのだから、特産のホタテでも焼きながら一杯やりたいという人は、迷わず「クッチャロ湖畔キャンプ場」へ行こう。
そこまではしないが、多少は北海道らしい空気が吸いたいという人には、30キロほど北に進んだ、乳牛がすぐ近くまでやってくる「道の駅さるふつ公園」のほうがいいかもしれない。
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は、もう何度も北海道に来ていて、旅の途中では北海道らしさよりも、テレビ映りや利便性を優先したい人にマッチする。
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」車中泊好適度チェック!
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」最寄りの温泉&周辺買い物施設
はまとんべつ温泉ウイング
道の駅から約1.3キロ
☎01634-2-4141
11時~14時/大人400円
14時~21時(受付最終20時30分)/大人550円
不定休
コンビニ
セイコマートまで約400メートル
スーパーマーケット
Aコープはまとんべつ店まで約800メートル
「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」アクセスマップ
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